朝 7:45、寝台特急サンライズ瀬戸が、高松駅に到着。
香川と言えばもちろんうどん。早速地元のうどん屋さんへ Go。
最初に行ったのは、駅から徒歩 20 分ほどのさか枝。
地元民と思われる人が新聞を読みながらうどんをすすってたりして、のどかな雰囲気。
ぶっかけの小と、油揚げを注文。190 円とお安いのに、普通にボリュームがある。さすがうどん県。
残念なことに、さか枝のうどんは、讃岐の割にはコシがない。俺が求めているのは、ガンガンにコシの効いたうどんなんだ~と思いながら食べる。香川に以前来たときに食べた池上のうどんはうまかったなぁ。
油揚げは肉厚で、出汁がしっかり染みていて美味しかった。
2 軒目は、さか枝からさらに 10 分ほど歩いたところにある松下製麺所。
ここでもぶっかけを注文。
一度ゆでてあるものを戻す(?)スタイルだからなのか、さか枝よりさらにコシが無い。見た目はテカテカして美味しそうだったのに……。
しょんぼりぼんぼん。
香川を後にして、フェリーで岡山に渡る。
予定では 10:00 発に乗るつもりだったのだが、1 本早い 9:10 発にギリギリ間に合いそうだったので、港へ急行。重い旅行荷物を担ぎながらなので、バスかタクシーが来たら乗るつもりだったが、ちっとも来ない。結局、最後まで歩きというか、早歩き。これが後の悲劇を生むとも知らずに……。
港付近に着き、フェリーの総合案内所っぽいところで宇野(岡山)行き券売所を確認したところ、茶色い建物だというので、さらにダッシュ。……が、そこに着いたら、宇野行きはここでは売って折らず、反対側にある建物と言われてショック。案内所が役に立たない!
いい加減疲れたが、刻一刻と出発時刻が迫っている。最後の力を振り絞って、折り返しさらにダッシュ。1 分前にギリギリ滑り込んだ。
船内は空いていて、約 1 時間の船旅はゆったりとくつろげた。
入口付近の座席は内装がチープだが、先頭付近はしっかりとした内装。
横になってテレビを眺めながらのんびりしたり、海上でも docomo の電波が届いていたのでパズドラしたり。
そしてやはり、船旅の醍醐味は海風。屋上に出て、爽やかな風を満喫。これを浴びたくて、電車ではなく船で岡山に渡ったのだ。
宇野(岡山)到着後、市場で昼ご飯を食べようと思っていたのだが、水曜日は開いていないことが判明。他の店は軒並み営業時間前。そして宇野駅発の電車は 1 時間に 1 本あるかないか。結局、30 分くらい待ちぼうけてしまった。
ともあれ電車に乗り、岡山のホテルに荷物を預けてから、岡山巡りスタート。
岡山名物の鰆(サワラ)を押し寿司にした駅弁を購入。真空パックという斬新な駅弁。鰆はパサパサしていて味はイマイチだが、旅情はばっちり。
岡山駅から電車で 1 時間、日生(ひなせ)に到着。
日生の名物は、牡蠣入りお好み焼き、通称カキオコ。牡蠣もお好み焼きも広島名物な気がするが、なぜかカキオコは岡山名物。
びっくりするくらい大粒の牡蠣が、惜しげも無く投入される。写真だと大きさが分かりづらいが、大きいのだ。
お好み焼きの濃いソースにも負けない、しっかりとした牡蠣の味わいがあるところが良い。
安良田のおばちゃんはよくしゃべる人で、港市場のことやら灯籠流しの思い出やら、いろいろ話してくれた。
帰り道は軽く登山をして港の見える丘公園へ。
日生湾を一望できる眺めが良い。
docomo の基地局が隣に建っていたので、LTE の速度が速いのではないかと期待して測定してみたが、結果は 30Mbps で、岡山駅より遅かった。
岡山駅に戻り、酒・旬処 クロちゃんで夕飯。ここが大正解で、今回の旅行の中で一番美味しいお店だった。
鰆のお造りを注文したところ、炙り(焼霜造り)がオススメだというので、お作りと半々にしてもらった。
脂の乗った刺身も美味しかったが、オススメの炙りはさらに美味しかった。炙ることで旨味が凝縮されると共に、内側の柔らかいところと、表面のサクサクしたところで食感の違いが楽しめる。
正直なところ、鰆はそれほど好きではなく、名物だから食べておこう程度だったのだが、これは本当に美味しかった。鰆の価値観が変わった。
のどぐろの塩焼きも、ふんわりとした旨味が口の中に広がって良かった。
おでんの種類も豊富。定番の大根が美味しいのはもちろん、ジャガイモもしっかりと味が染みていた。変わり種で、豚トロの炙りなんてのも。
変わり種おでんでおいしかったのは、トマト。洋風に仕上げてあり、トマトの旨味がよく出ていた。
この日は 5 食だったので、お腹もぱんぱん。
岡山駅付近の移動は、路面電車が安くて便利。
支払いは、激レア交通系 IC カードの Hareca。
どのくらいレアかというと、岡山市内の一部の事業者でしか使えないのは当然として、利用率も低迷しているらしい。関西系 IC カードの ICOCA / PiTaPa が使えてしまうので、わざわざ Hareca を使う人も少ないのだろう。
Android アプリの EMoneyReader も Hareca を認識してくれなかった。
乗換時の割引(1 回 100 円×2→140 円)も自動適用してくれるお得なカードなのだが。
欠点は、アンチコリジョン非対応なのか、PASMO と Hareca を財布に入れておくと、路面電車内のカードリーダーが Hareca を読み取ってくれない。ちなみに、JR 改札などでは、PASMO と Hareca を重ねていてもちゃんと PASMO を読み取ってくれる。
一日を終え、ホテルに戻ってから悲劇が起こった。
朝ダッシュしたせいか、足の裏に大きなマメができていたので、マメをつぶして水抜きした。そこまでは良かったのだが、乾燥させた方がいいんじゃないかと皮をむいてしまったのが運の尽き。夜中痛くて痛くて、眠れない状況に。
命に別状があるわけではないので救急車は不要なのだが、どこに相談すればよいのか分からないので 119 に相談。夜間に開いている病院を教えてもらう。こういうのは外科かと思ったが、皮膚科に行くと良いらしい。夜間は皮膚科の先生がいないとのことだったので、悶絶しながら朝を待つことに。
ちなみに、東京の場合は、東京消防庁救急相談センターというのがあり、短縮ダイヤル #7119 に電話すればこういう相談に乗ってもらえるぞ。サポート Cab という救急タクシーも呼べる。これマメ知識な。救急車は本当に緊急の時だけに使おうね。
【1 日目の行動範囲】
およそ 157km。
【1 日目の経費】
【岡山・広島一人旅 目次】
香川と言えばもちろんうどん。早速地元のうどん屋さんへ Go。
最初に行ったのは、駅から徒歩 20 分ほどのさか枝。
地元民と思われる人が新聞を読みながらうどんをすすってたりして、のどかな雰囲気。
ぶっかけの小と、油揚げを注文。190 円とお安いのに、普通にボリュームがある。さすがうどん県。
残念なことに、さか枝のうどんは、讃岐の割にはコシがない。俺が求めているのは、ガンガンにコシの効いたうどんなんだ~と思いながら食べる。香川に以前来たときに食べた池上のうどんはうまかったなぁ。
油揚げは肉厚で、出汁がしっかり染みていて美味しかった。
2 軒目は、さか枝からさらに 10 分ほど歩いたところにある松下製麺所。
ここでもぶっかけを注文。
一度ゆでてあるものを戻す(?)スタイルだからなのか、さか枝よりさらにコシが無い。見た目はテカテカして美味しそうだったのに……。
しょんぼりぼんぼん。
香川を後にして、フェリーで岡山に渡る。
予定では 10:00 発に乗るつもりだったのだが、1 本早い 9:10 発にギリギリ間に合いそうだったので、港へ急行。重い旅行荷物を担ぎながらなので、バスかタクシーが来たら乗るつもりだったが、ちっとも来ない。結局、最後まで歩きというか、早歩き。これが後の悲劇を生むとも知らずに……。
港付近に着き、フェリーの総合案内所っぽいところで宇野(岡山)行き券売所を確認したところ、茶色い建物だというので、さらにダッシュ。……が、そこに着いたら、宇野行きはここでは売って折らず、反対側にある建物と言われてショック。案内所が役に立たない!
いい加減疲れたが、刻一刻と出発時刻が迫っている。最後の力を振り絞って、折り返しさらにダッシュ。1 分前にギリギリ滑り込んだ。
船内は空いていて、約 1 時間の船旅はゆったりとくつろげた。
入口付近の座席は内装がチープだが、先頭付近はしっかりとした内装。
横になってテレビを眺めながらのんびりしたり、海上でも docomo の電波が届いていたのでパズドラしたり。
そしてやはり、船旅の醍醐味は海風。屋上に出て、爽やかな風を満喫。これを浴びたくて、電車ではなく船で岡山に渡ったのだ。
宇野(岡山)到着後、市場で昼ご飯を食べようと思っていたのだが、水曜日は開いていないことが判明。他の店は軒並み営業時間前。そして宇野駅発の電車は 1 時間に 1 本あるかないか。結局、30 分くらい待ちぼうけてしまった。
ともあれ電車に乗り、岡山のホテルに荷物を預けてから、岡山巡りスタート。
岡山名物の鰆(サワラ)を押し寿司にした駅弁を購入。真空パックという斬新な駅弁。鰆はパサパサしていて味はイマイチだが、旅情はばっちり。
岡山駅から電車で 1 時間、日生(ひなせ)に到着。
日生の名物は、牡蠣入りお好み焼き、通称カキオコ。牡蠣もお好み焼きも広島名物な気がするが、なぜかカキオコは岡山名物。
びっくりするくらい大粒の牡蠣が、惜しげも無く投入される。写真だと大きさが分かりづらいが、大きいのだ。
お好み焼きの濃いソースにも負けない、しっかりとした牡蠣の味わいがあるところが良い。
安良田のおばちゃんはよくしゃべる人で、港市場のことやら灯籠流しの思い出やら、いろいろ話してくれた。
帰り道は軽く登山をして港の見える丘公園へ。
日生湾を一望できる眺めが良い。
docomo の基地局が隣に建っていたので、LTE の速度が速いのではないかと期待して測定してみたが、結果は 30Mbps で、岡山駅より遅かった。
岡山駅に戻り、酒・旬処 クロちゃんで夕飯。ここが大正解で、今回の旅行の中で一番美味しいお店だった。
鰆のお造りを注文したところ、炙り(焼霜造り)がオススメだというので、お作りと半々にしてもらった。
脂の乗った刺身も美味しかったが、オススメの炙りはさらに美味しかった。炙ることで旨味が凝縮されると共に、内側の柔らかいところと、表面のサクサクしたところで食感の違いが楽しめる。
正直なところ、鰆はそれほど好きではなく、名物だから食べておこう程度だったのだが、これは本当に美味しかった。鰆の価値観が変わった。
のどぐろの塩焼きも、ふんわりとした旨味が口の中に広がって良かった。
おでんの種類も豊富。定番の大根が美味しいのはもちろん、ジャガイモもしっかりと味が染みていた。変わり種で、豚トロの炙りなんてのも。
変わり種おでんでおいしかったのは、トマト。洋風に仕上げてあり、トマトの旨味がよく出ていた。
この日は 5 食だったので、お腹もぱんぱん。
岡山駅付近の移動は、路面電車が安くて便利。
支払いは、激レア交通系 IC カードの Hareca。
どのくらいレアかというと、岡山市内の一部の事業者でしか使えないのは当然として、利用率も低迷しているらしい。関西系 IC カードの ICOCA / PiTaPa が使えてしまうので、わざわざ Hareca を使う人も少ないのだろう。
Android アプリの EMoneyReader も Hareca を認識してくれなかった。
乗換時の割引(1 回 100 円×2→140 円)も自動適用してくれるお得なカードなのだが。
欠点は、アンチコリジョン非対応なのか、PASMO と Hareca を財布に入れておくと、路面電車内のカードリーダーが Hareca を読み取ってくれない。ちなみに、JR 改札などでは、PASMO と Hareca を重ねていてもちゃんと PASMO を読み取ってくれる。
一日を終え、ホテルに戻ってから悲劇が起こった。
朝ダッシュしたせいか、足の裏に大きなマメができていたので、マメをつぶして水抜きした。そこまでは良かったのだが、乾燥させた方がいいんじゃないかと皮をむいてしまったのが運の尽き。夜中痛くて痛くて、眠れない状況に。
命に別状があるわけではないので救急車は不要なのだが、どこに相談すればよいのか分からないので 119 に相談。夜間に開いている病院を教えてもらう。こういうのは外科かと思ったが、皮膚科に行くと良いらしい。夜間は皮膚科の先生がいないとのことだったので、悶絶しながら朝を待つことに。
ちなみに、東京の場合は、東京消防庁救急相談センターというのがあり、短縮ダイヤル #7119 に電話すればこういう相談に乗ってもらえるぞ。サポート Cab という救急タクシーも呼べる。これマメ知識な。救急車は本当に緊急の時だけに使おうね。
【1 日目の行動範囲】
およそ 157km。
【1 日目の経費】
【岡山・広島一人旅 目次】