内政も戦争も、同じ 1 枚の 3D マップ上で繰り広げられる、コーエー(現コーエーテクモゲームス)の三國志 11(パワーアップキット追加)が面白かったので、プレイレポートのようなものを。
いろいろ迷った末、やっぱり劉備でしょう、とシナリオ「三顧の礼」の史実・上級モードでプレイ開始。207 年 9 月、新野の劉備が、諸葛亮を迎える少し前の時代。
新野(緑色の領地)は曹操(青の領地)と接している。劉表(水色の領地)とは同盟関係なので背後の憂いはないものの、右上の許昌、左上の宛からたびたび攻め込まれて苦戦する。
しかし、ここで 3D 1 枚マップの面白さが出てくる。
部隊は、敵部隊だけではなく、敵の内政施設も攻撃できるので、攻め込まれた時は積極的に迎撃して内政施設まで到達されないようにしなければならない。
右上の許昌から来た敵を迎撃するために兵力を割くと、その隙に、左上の宛から機動力の高い騎馬隊が急襲してきたりする。許昌迎撃部隊が引き返して宛に当たっても手遅れなので、守兵をどのくらい残すかが非常に重要になってくる。
これまでの三國志であれば、新野でのバトルマップに 10 日後くらいに宛からの援軍が到着するという構図で、許昌側と宛側の個別撃破も可能だったが、三國志 11 はそうはいかない。どちらの防衛も、さらには内政も同時進行なので、内政途中だと迎撃にも出られないし、逆に、迎撃ばかりしていると内政が進まない。バランスのよい采配が求められる。
曹操軍は物量も豊富な上に、人材も豊富、そして各々が優秀と、厄介なことこの上ない。兵種適性 S でクリティカル持ちがごろごろいる。
劉備軍は、人材の能力だけで言えばチート級が揃っているが、いかんせん物量に欠ける。しかも新野は、内政の余地に乏しく、国力が低い。
攻められるだけではじり貧なので、左の空き地(上庸)と、さらにその左の漢中(張魯を滅ぼしたばかりで馬騰軍の兵力が低下していた)を奪って勢力を拡大。
劉備軍がつらいのは、なかなか安全地帯ができないこと。武将の人数が少ないのに、前線ばかりが多くて運営が回らない。許昌と宛まで奪って、ようやく上庸が安全地帯になった。
安全地帯の多い曹操軍は、後方からどんどん物資を前線に輸送してくる。さらに、同盟軍の劉表が領地を孫権に奪われ、孫権軍とも隣接。曹操と孫権の両方から攻め立てられるようになってしまった。
しかし防衛をメインにしてもしかたがないので、防衛は諸将が協力して当たることにして、諸葛亮や関羽などのチート級一軍で攻撃隊を編成。馬騰の領地(左上の茶色)をどさ回りして制圧していく。
馬騰制圧後、右上の曹操、右下の孫権、左下の劉璋(その頃には後継の劉循)と、時計回りに攻略して天下統一を実現。
三國志 11 が面白いのは、3D 1 枚マップによる内政と戦争の連続性、その仕組みを活かした、内政施設や軍事施設の建設。
また、各武将が最大 1 つの特技を持っている。諸葛亮の「計略絶対成功」なんてのはまさにチートで個人プレイの最たる物だが、個人では天下統一は成らないので、「軍事施設の建設速度向上」「輸送部隊の機動力上昇」といった地味な能力が、意外と重要だったりする。
逆に、多種多様で特徴的なところを特技に集約したことで、基本パラメーターは 5 種(統率、武力、知力、政治、魅力)とシンプルにまとまっていてわかりやすい。
部隊は兵種(騎兵、弩兵など)を設定でき、それぞれに戦法が異なるので、うまく組み合わせて攻撃・防御を行っていく。個人的には、相手を混乱させることのできる槍兵が最も活躍したが、槍だけではやはりダメで、他の兵種も必要だ。
コーエーの三國志シリーズは、これまで 2~6 をプレイしていて、今回 11 をプレイしたわけだが、個人的な好みで言えば、
11 ≒ 5 > 3 > 2 > 4 > 6
となり、11 と 5 が一番面白かったと思う。
5 は部隊に様々な陣形があり、陣形毎に必殺技が使えるのが楽しかった。
【 インストール 】
Windows 7(64 ビット版)へのインストール方法はこちら。
【 ギャラリー 】
クリティカル攻撃が出ると、カットインが表示される。
シリーズ通して夏侯楙の能力は低い気がするが、今作でもやはり低い。
外交の一幕。
敵部隊を混乱させることができる軍事施設、石兵八陣。
騎兵で突撃すると、敵将を探し出して一騎打ちに持ち込めることがある。
経験値が溜まると能力値が向上する。
五虎将イベント。必ずしも史実通りの武将を任命しなくても良い。
堰を破壊すると、水攻めで甚大な被害を与えられる。
劉備が皇帝に即位。
いろいろ迷った末、やっぱり劉備でしょう、とシナリオ「三顧の礼」の史実・上級モードでプレイ開始。207 年 9 月、新野の劉備が、諸葛亮を迎える少し前の時代。
新野(緑色の領地)は曹操(青の領地)と接している。劉表(水色の領地)とは同盟関係なので背後の憂いはないものの、右上の許昌、左上の宛からたびたび攻め込まれて苦戦する。
しかし、ここで 3D 1 枚マップの面白さが出てくる。
部隊は、敵部隊だけではなく、敵の内政施設も攻撃できるので、攻め込まれた時は積極的に迎撃して内政施設まで到達されないようにしなければならない。
右上の許昌から来た敵を迎撃するために兵力を割くと、その隙に、左上の宛から機動力の高い騎馬隊が急襲してきたりする。許昌迎撃部隊が引き返して宛に当たっても手遅れなので、守兵をどのくらい残すかが非常に重要になってくる。
これまでの三國志であれば、新野でのバトルマップに 10 日後くらいに宛からの援軍が到着するという構図で、許昌側と宛側の個別撃破も可能だったが、三國志 11 はそうはいかない。どちらの防衛も、さらには内政も同時進行なので、内政途中だと迎撃にも出られないし、逆に、迎撃ばかりしていると内政が進まない。バランスのよい采配が求められる。
曹操軍は物量も豊富な上に、人材も豊富、そして各々が優秀と、厄介なことこの上ない。兵種適性 S でクリティカル持ちがごろごろいる。
劉備軍は、人材の能力だけで言えばチート級が揃っているが、いかんせん物量に欠ける。しかも新野は、内政の余地に乏しく、国力が低い。
攻められるだけではじり貧なので、左の空き地(上庸)と、さらにその左の漢中(張魯を滅ぼしたばかりで馬騰軍の兵力が低下していた)を奪って勢力を拡大。
劉備軍がつらいのは、なかなか安全地帯ができないこと。武将の人数が少ないのに、前線ばかりが多くて運営が回らない。許昌と宛まで奪って、ようやく上庸が安全地帯になった。
安全地帯の多い曹操軍は、後方からどんどん物資を前線に輸送してくる。さらに、同盟軍の劉表が領地を孫権に奪われ、孫権軍とも隣接。曹操と孫権の両方から攻め立てられるようになってしまった。
しかし防衛をメインにしてもしかたがないので、防衛は諸将が協力して当たることにして、諸葛亮や関羽などのチート級一軍で攻撃隊を編成。馬騰の領地(左上の茶色)をどさ回りして制圧していく。
馬騰制圧後、右上の曹操、右下の孫権、左下の劉璋(その頃には後継の劉循)と、時計回りに攻略して天下統一を実現。
三國志 11 が面白いのは、3D 1 枚マップによる内政と戦争の連続性、その仕組みを活かした、内政施設や軍事施設の建設。
また、各武将が最大 1 つの特技を持っている。諸葛亮の「計略絶対成功」なんてのはまさにチートで個人プレイの最たる物だが、個人では天下統一は成らないので、「軍事施設の建設速度向上」「輸送部隊の機動力上昇」といった地味な能力が、意外と重要だったりする。
逆に、多種多様で特徴的なところを特技に集約したことで、基本パラメーターは 5 種(統率、武力、知力、政治、魅力)とシンプルにまとまっていてわかりやすい。
部隊は兵種(騎兵、弩兵など)を設定でき、それぞれに戦法が異なるので、うまく組み合わせて攻撃・防御を行っていく。個人的には、相手を混乱させることのできる槍兵が最も活躍したが、槍だけではやはりダメで、他の兵種も必要だ。
コーエーの三國志シリーズは、これまで 2~6 をプレイしていて、今回 11 をプレイしたわけだが、個人的な好みで言えば、
11 ≒ 5 > 3 > 2 > 4 > 6
となり、11 と 5 が一番面白かったと思う。
5 は部隊に様々な陣形があり、陣形毎に必殺技が使えるのが楽しかった。
【 インストール 】
Windows 7(64 ビット版)へのインストール方法はこちら。
【 ギャラリー 】
クリティカル攻撃が出ると、カットインが表示される。
シリーズ通して夏侯楙の能力は低い気がするが、今作でもやはり低い。
外交の一幕。
敵部隊を混乱させることができる軍事施設、石兵八陣。
騎兵で突撃すると、敵将を探し出して一騎打ちに持ち込めることがある。
経験値が溜まると能力値が向上する。
五虎将イベント。必ずしも史実通りの武将を任命しなくても良い。
堰を破壊すると、水攻めで甚大な被害を与えられる。
劉備が皇帝に即位。