ライトノベル

2011 年下半期に読み終わった本

【 読了分 】
  • 守護天使(上村佑)……鬼嫁にいびられる毎日を送る中年男子が、女子高生に恋をした。どうやらその子、異常な奴らに狙われているらしい。密かに警護を続けていくうちに、とんでもない場面に出くわした! 無償の愛は小さな命を救えるのか!? やばい場面なのに思わず笑ってしまうコミカルさを持ちつつも、心にじんわりくる作品。映画化もされているようだ。
  • ログ・ホライズン《第 2~4 巻》(橙乃ままれ)……オンライン PRG の中に閉じ込められてしまった主人公達がサバイバルするシリーズの続編。悪徳ギルドからの双子救出をきっかけとして、街全体の希望を取り戻そうとする主人公・シロエ。街の発展と共に、NPC との交流も深まっていく。そんな折り、異常な数の敵が出現! 混乱の戦闘で、パーティーメンバーが命を落とす。普通なら生き返らせるのだが……!?
  • ゲート《動乱編、総撃編》(柳内たくみ)……銀座に異世界との接点が出現し、押し寄せてきた敵を自衛隊が迎え撃つシリーズの続編。敵帝国を一気に壊滅する火力を誇る自衛隊も、ゲリラ戦法には手を焼く。
  • 龍の黙示録《無印、東日流妖異変、水冥き愁いの街、魔道師と邪神の街、永遠なる神の都 上》(篠田真由美)……鎌倉に居を構えるオカルト小説家の秘書になった主人公。わけのわからない取材を追っていくうちに、先生が吸血鬼であることを知る。普通のイメージとはだいぶ違う吸血鬼だが、キリストの血を吸っているので敵が多い。姫神に魅入られた主人公と共に、ローマやヴァチカンと渡り合う。
  • 召喚士「行けっ!コカトリス!!」《第一部~第五十部》……出オチ一発芸のはずが、めくるめく展開を見せていく Web 小説。孤児の召喚士が魔導士らとパーティーを組み、冒険を繰り広げる。大きな橋や炎の山での戦い、離散……。窮地を戦術の巧みさで乗り切ったり、魔法などの理論がちゃんと説明されたりと、読んでいて面白い。
  • やる夫がリアルで戦うようです。……勇者になったやる夫が魔王の城を目指す Web 小説。果てしなく弱い勇者が徐々に覚醒していく。ラストは意外な結末!?
今回はラノベ系が多い。次回もそうなりそう。





2011 年上半期に読み終わった本

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【 読了分 】

  • テンペスト《上下巻》(池上永一)……琉球王国の危機に、一人の少女が生まれる。ずばぬけた頭脳で役人試験を突破するが、政治の世界は女子禁制。宦官と偽って仕官する。島流しの逆境も乗り越え、時には男、時には女として琉球を導く大長編!
  • ログ・ホライズン《第 1 巻》(橙乃ままれ)……オンライン PRG の中に閉じ込められてしまった主人公達がサバイバルする。「コマンド一発」とはいかないリアルな行動に戸惑いながらも、鋭い戦術で勝利を勝ち取っていく。
  • D 列車で行こう(阿川大樹)……廃線寸前のローカル鉄道に魅せられた一般人が、お節介にも鉄道会社の経営再建に乗り出す。数々のイベントを工夫して集客する中で、社員・地元民・遠くの若者など、いろんな人の「楽しみ」を掘り起こしていく。
  • ジェットコースターにもほどがある(宮田珠己)……ジェットコースターに乗りに行くために海外にまで行ってしまう、ジェットコースターマニアの体験記。ノリの良い文体とわけのわからないこだわりに、思わず笑ってしまう。スーパーマンのようなスタイルで飛んでいくジェットコースターなど、さまざまなタイプやうんちくが紹介されており、乗りに行きたくなる。
  • 名前探しの放課後《上下巻》(辻村 深月)……学校の誰かが自殺する。自殺直後から 3 ヶ月前にタイムスリップしたので、自殺は確実なのだが、誰が自殺するかは覚えていない……。自殺者を発見し、自殺をやめさせるために絆を作っていく。最後の急展開を含め、常に目が離せない作品。
  • ふたりの距離の概算(米澤穂信)……突然部活を辞めてしまった新入生。仮入部してわずかの期間、彼女に一体何があったのか? マラソン大会というわずかな時間で推理を繰り広げる主人公。思考、そしてタイミング。時差スタートのマラソンでうまく彼女に接触しなければ……。
  • 華麗なる欺き(新堂冬樹)……詐欺は芸術。スマートに欺くことをモットーにしている主人公が、マリー・アントワネットの首飾りに目を付けた。ところが、調査を進めるうちに、別の大物詐欺師も同じお宝を狙っていることが判明。詐欺師同士、そして、コワ~いヤクザなども入り乱れての争奪戦。果たして、ポリシーを貫き通しながらお宝をゲットできるのか?
  • 暴走ボーソー大学(山之口洋)……お気楽極楽な大学が、突然閉鎖に。卒業できなきゃ就職もままならない。どうにか存続させられないのか? しかしどうやら、この廃校騒動には裏がありそうだ。土地に絡む莫大な利権。1 つの学校だけで終わる話では無い。どう立ち向かう?
  • 放課後はミステリーとともに(東川篤哉 )……霧ヶ峰涼というエアコンみたいな名前の探偵部員が主人公のミステリー短編集。霧ヶ峰涼のトンデモ推理の後に真実が明かされる二段構えの謎解きになっている。ボケ要素多数あり。
今期はどれも面白かった。なかでもテンペストはスケールも大きく読み応えがあり、今期の本格小説ではベスト。名前探しの放課後は途中経過も最後の急展開も引き込まれる。ふたりの距離の概算はキーマンに 1 度ずつしか接触できないというタイミングのシビアさがスパイスになっている。

【 途中でやめた 】

1 つくらいあった気がするけど忘れた。

【 過去に読んだ作品 】



ログ・ホライズン読了

ログ・ホライズン 第 1 巻「異世界のはじまり」。橙乃ままれ(著)/エンターブレイン(刊)。

オンライン PRG の中に閉じ込められてしまった主人公達の生き様を描いたライトノベル。

コマンドを選ぶだけの戦闘が、突然リアルな体験に変貌を遂げる。モンスターの息づかいが感じられ、剣もちゃんと当てるように振らないといけない。元のオンライン RPG の常識が通じない部分も多く、手探りで差異を把握していく。

とりあえず死ぬことは無さそうだと分かったが、元の世界に戻れるのかが分からない不安もあって治安は悪化。他のプレイヤーに襲われることも。

主人公の職種は付与術士と呼ばれる支援タイプ。仲間(守護戦士と暗殺者)の攻撃力を上げたり、敵の行動範囲を狭めたりする地味な職種だ。

しかし、その主人公が重要な役割を果たしている。後方から全体を見渡しながら作戦を立て、敵の弱点を分析・突破してチームを勝利に導く戦闘シーンは面白い。

敵と無駄話をしている間に、暗殺者が敵の後衛を無力化したり、敵の団結力の無さを生かして、多勢に無勢だったのをタイマンに持ち込んだり。もちろん、付与術士ならではの技もふんだんに使う。

システム上、街の買い占めが可能であったりと、続編がどうなっていくのか気になる。



作者の橙乃ままれ(とうのままれ)さんはもともと Web 作家だったようで、ネット上でいくつか作品を見ることができる。黒髪娘も面白い。ログ・ホライズンも Web にあるようだが、せっかくなので、書籍としてまとまったものを読むつもり。
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