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【 読了分 】

  • テンペスト《上下巻》(池上永一)……琉球王国の危機に、一人の少女が生まれる。ずばぬけた頭脳で役人試験を突破するが、政治の世界は女子禁制。宦官と偽って仕官する。島流しの逆境も乗り越え、時には男、時には女として琉球を導く大長編!
  • ログ・ホライズン《第 1 巻》(橙乃ままれ)……オンライン PRG の中に閉じ込められてしまった主人公達がサバイバルする。「コマンド一発」とはいかないリアルな行動に戸惑いながらも、鋭い戦術で勝利を勝ち取っていく。
  • D 列車で行こう(阿川大樹)……廃線寸前のローカル鉄道に魅せられた一般人が、お節介にも鉄道会社の経営再建に乗り出す。数々のイベントを工夫して集客する中で、社員・地元民・遠くの若者など、いろんな人の「楽しみ」を掘り起こしていく。
  • ジェットコースターにもほどがある(宮田珠己)……ジェットコースターに乗りに行くために海外にまで行ってしまう、ジェットコースターマニアの体験記。ノリの良い文体とわけのわからないこだわりに、思わず笑ってしまう。スーパーマンのようなスタイルで飛んでいくジェットコースターなど、さまざまなタイプやうんちくが紹介されており、乗りに行きたくなる。
  • 名前探しの放課後《上下巻》(辻村 深月)……学校の誰かが自殺する。自殺直後から 3 ヶ月前にタイムスリップしたので、自殺は確実なのだが、誰が自殺するかは覚えていない……。自殺者を発見し、自殺をやめさせるために絆を作っていく。最後の急展開を含め、常に目が離せない作品。
  • ふたりの距離の概算(米澤穂信)……突然部活を辞めてしまった新入生。仮入部してわずかの期間、彼女に一体何があったのか? マラソン大会というわずかな時間で推理を繰り広げる主人公。思考、そしてタイミング。時差スタートのマラソンでうまく彼女に接触しなければ……。
  • 華麗なる欺き(新堂冬樹)……詐欺は芸術。スマートに欺くことをモットーにしている主人公が、マリー・アントワネットの首飾りに目を付けた。ところが、調査を進めるうちに、別の大物詐欺師も同じお宝を狙っていることが判明。詐欺師同士、そして、コワ~いヤクザなども入り乱れての争奪戦。果たして、ポリシーを貫き通しながらお宝をゲットできるのか?
  • 暴走ボーソー大学(山之口洋)……お気楽極楽な大学が、突然閉鎖に。卒業できなきゃ就職もままならない。どうにか存続させられないのか? しかしどうやら、この廃校騒動には裏がありそうだ。土地に絡む莫大な利権。1 つの学校だけで終わる話では無い。どう立ち向かう?
  • 放課後はミステリーとともに(東川篤哉 )……霧ヶ峰涼というエアコンみたいな名前の探偵部員が主人公のミステリー短編集。霧ヶ峰涼のトンデモ推理の後に真実が明かされる二段構えの謎解きになっている。ボケ要素多数あり。
今期はどれも面白かった。なかでもテンペストはスケールも大きく読み応えがあり、今期の本格小説ではベスト。名前探しの放課後は途中経過も最後の急展開も引き込まれる。ふたりの距離の概算はキーマンに 1 度ずつしか接触できないというタイミングのシビアさがスパイスになっている。

【 途中でやめた 】

1 つくらいあった気がするけど忘れた。

【 過去に読んだ作品 】