旅行

小倉散策

貝づくし福岡県の小倉に行く用事があったので、周辺を散策してきた。

飛行機と新幹線で所要時間がそんなに違わなかったので(5 時間 vs 5 時間半)、手軽な新幹線で行ってきた。

新幹線のお供は駅弁。新横浜だけど品川名物の貝づくし。1,000 円するだけあって、名に恥じない貝の入り具合。満足のブランチで幸先の良いスタート。

川小倉に着いたのは昼過ぎ。

天気にも恵まれ、川沿いを散策。気持ちよい。

コインパーキングが 30 分 100 円、24 時間 500 円って安!

薬膳ラーメンお昼は蘭州ラーメンの薬膳ラーメン。

スープが透き通っているからか、印象はラーメンというよりはそうめんか蕎麦あたりに近い。薬膳というと香草がガンガンに効いてるイメージがあったが、そうではなく、味とのバランスが良く、おいしくいただけた。

辛さは選べる。初回なので普通辛にしたが、次回は辛口か大辛を食べたい。

たこ天ホテルにチェックインして荷物を置いた後、再び散策。

旦過市場では通りに数多くの食べ物屋が並んでいる。新鮮な握り寿司にとても惹かれたが、キャパシティー的に断念。

練り物屋さんでタコ天をぱくつく。

ナビGoogle Map のナビ機能を使っていて初めて知ったのだけれど、ナビモードにしてから他のアプリに切り替えると、ナビが小窓になって表示される。

安心してドラクエウォークができる。最近の Android は便利になった。

演奏小倉城に行くと、竹がたくさん並べられていた。どうやら夜に、竹あかりイベントをやるらしい。

演奏会もやるようで、リハーサルと思われる演奏をしていた。

電子バイオリンかと思ったけど、よく見ると楽器が竹!

GoToクーポンGoTo トラベルのクーポンが使えるということで、ゼンリンミュージアムに寄ってみた。

電子クーポンの発券に苦戦。スマホのブラウザでツアー番号などを入力後、店の QR コードをスキャンするのだが、これがうまくいかない。スキャンしようとすると、ブロックか許可かのダイアログが表示され、許可を押しても設定画面が出るだけで許可されてないっぽい。普段 QR コードスキャナ問題なく使えているのだが……。

何度やっても上手く行かなかったが、店の番号を手入力することで解決。

ゼンリンミュージアムよりミュージアムでは、世界の地図の歴史が展示されていた。キリスト教が普及するより前は、地球が球体だとちゃんと分かってたんだね。聖書の内容に反するらしく、キリスト教が普及すると地球は平たいことにされてしまった。

途中の休憩室では、南側にある小倉城を見下ろせた。

パンフレットミュージアムを出るとドリンクコーナーがあり、入館者には 1 杯サービスしてくれる。

北側からは製鉄所が見える。今はコロナで活動が一部止まっていて、煙突の煙もお休み。

ゼンリンミュージアムの入館パンフレットを収めるクリアファイルがずいぶんしっかりした作りだった。結構お金かかってるのでは? お土産にマグネットをいただいた。

逆さ小倉城夜になると小倉城がライトアップ。

竹あかりと相まって綺麗だった。

コスプレした人が多く、コスプレイベントが開催されているのかと思ったら、ハロウィーンだった。

タン2夕飯は旨いものや廉。

厚切り特上牛タンで舌鼓を打つ。

塩でいただくカキフライもおいしかったし、鶏肉もおいしかった。

大満足の夕飯で、また行きたい。お値段は 5,000 円ほどだったが、2 品ほど食べたいのが欠品等してたので、普通に食べたら 7,000 円くらいになりそう。

せっかくの港町だからと、2 軒目に鮨の虎に寄ってみたが、こちらは値段が高い割に味はそんなにグレード高くなく、ちょっとハズレ感。

天ぷら翌日の朝食はホテルのバイキング。魚の佃煮みたいなのがおいしかった。

用事を済ませた後、駅近の天ぷら定食専門店ふじしまへ。熱々の天ぷらもおいしかったし、濃厚なお味噌汁もおいしかった。天ぷら 9 品で税込 880 円。

【ギャラリー】

富士山練り物屋さんKOKURA小倉城昼間の竹あかりしいたけ幻想堂原画展小倉城ライトアップ橋のライトアップ竹あかりカキフライ鶏千鳥屋朝食バイキングモノレール

嬬恋ドライブ

畑キャベツの村、嬬恋まで、気ままドライブに行ってきた。

所沢から関越自動車道に乗り、北上。

ウルトラマン自動販売機お腹が空いたので高坂 SA に寄ってみたら、ウルトラマンのジオラマ風自動販売機があった。ゆかりのある地なのかな?

藤岡ジャンクションから上信越自動車道へ。碓井軽井沢から一般道に入った。

所沢の手前が渋滞していたこともあり、お昼が近づいていたので、割烹中居屋へ。11 時の開店と同時にイン。

天ぷらの盛り合わせ付もりそばを食べたのだが、天ぷらが絶品。

天ぷら盛り合わせ山菜(アカシア、うど、こあじさい、みず、もみじ)を中心に、海老、ブロッコリーなどたくさん盛られてくる。

うど以外の山菜は初めて食べるものばかり。中でもアカシアは、食べると香りが口いっぱいに広がるという、初めての体験。うども、これぞうどというクセが目一杯主張してきて、おいしかった。

そして、驚きだったのがサツマイモ。サツマイモの天ぷらってあまり好きではないのだが、ここのは、もっちり濃厚なサツマイモで、また食べたいと思った。

直線お腹も満たされたところで、つまごいパノラマラインを快走。アップダウンのある走りごたえのあるコースで、きれいな直線が続くかと思えば、くねくねカーブが現れたりと、ドライブを楽しめる。

愛妻の丘愛妻の丘と名付けられた見晴台には、休憩スペースもある。

キャベツ畑が眼下に広がり、空気がとてもきれい。空気を吸っているだけで、心まで洗われるかのような透明感。毎日の喧噪を忘れ、穏やかな気持ちになれる。

一日のんびり休憩してみたいところだ(そんなに時間が無かったのですぐに出発しなくてはいけなかったが……)。

鬼押出し園ひたすら岩石がひしめいている、鬼押出し園にも立ち寄り。

岩石があるだけ、と言うと身も蓋もないのだが、嬬恋の景色で心洗われた後に来ると、これはこれですっと入ってくる。

キャベツ焼き売店でキャベツ焼きなるものが売られていたので、嬬恋っぽいと思って食べてみた。

お好み焼きの中身がキャベツになった感じで、嬬恋気分を満喫できる。

帰りはおふろ cafe bivouac に寄って一泊しようかとも考えていたのだが、澄んだ空気を満喫した気分のまま帰ることにしたので、bivouac はまた今度の機会に。

約 11 時間、387 km(TRIP 値)の良い旅だった。

嬬恋ドライブルート


北東北一人旅 / 4 日目(平泉)

東日本ホテル北東北旅行もいよいよ最終日。

ホテル東日本(盛岡)の朝食もなかなか良い。ホテル側イチオシの海鮮丼よりも、ベーコンキャベツの炒め物が美味しかった。キャベツが新鮮で、しっかりとした歯ごたえと旨味がある。部屋は、水回りの清潔感にやや難ありかな……。

中尊寺4 日目は、平泉中尊寺へ。

駐車場に車を止め、月見坂を登っていくと、弁慶ゆかりの寺など、いくつかの建物がある。

メインの金色堂は残念ながら撮影禁止だった。金色堂全体を建物内に収める形で展示している。建物も仏像も金で、きらびやかだ。

中尊寺2重要文化財の野外能楽殿もあった。

本当は、中尊寺の隣の毛越寺(もうつうじ)も観に行きたかったのだが、台風が迫ってきていたので、早めに切り上げることにした。

おがたランチは、肉料理おがたの前沢牛焼き肉食べ比べ御膳。牧場直営のレストランだ。

写真左から、霜降り、上霜降り、赤身。……ん、赤身? 赤身でも霜降りに近いような……。味も、赤身で十分おいしい。

普段は牛肉をあまり食べない貧乏暮らしをしているので、美味しい牛肉を食べると何か感動すら覚える。

燃費昼食後、仙台まで行ってレンタカーを返却。今回の車種は日産マーチだったが、最終的な平均燃費は 16.9km/l。なかなか良い。峠越えは悪条件だったが、代わりに、あまり市街地を走らなかったからだろうか。マイコンがちょっとバグっぽいのか、特にガソリンが多い時は、瞬間燃費がかなり低く表示されるので、燃費悪いなぁこの車と思っていたが、終わってみればそんなことはなかった。

もともとは、夕飯を仙台で食べる計画だったが、台風に配慮して、ダッシュで昼間の新幹線へ。無事に帰宅できた。

【4 日目の行動範囲】

軌跡4539km。

【4 日目の経費(税込)】

経費4

【ギャラリー】

中尊寺3中尊寺4中尊寺5おがた2

【北東北一人旅】


北東北一人旅 / 3 日目(奥入瀬~龍泉洞)

出会い橋3 日目は、青森から岩手へ。

奥入瀬渓谷の入口にあるセンターの駐車場に車を止め、少々散策。

出会い橋から渓谷を眺める。清流の音を聞きながらのんびりすると癒される。

駐車場から出会い橋までは徒歩 5~10 分程度なのだが、案内看板が分かりづらく、途中で全然違う方向(渓谷散策通路)に行ってしまった。出会い橋に出会うのが大変。道の途中ではなく、分岐点に看板立てておいて欲しい。

三乱の流れ本当は、渓谷を全部散策できたら良かったのだが、時間的に無理なので、車で次の駐車場へ。止まっている車のレンタカー率が高い。

美女盗賊が住んでいたという岩屋(岩ヶ戸)や、多くの石による複雑な流れが美しいスポット(三乱の流れ)を見学。清流いいよ清流。

昼食は、とちの茶屋でひめます刺身定食。

ひめます刺身定食ひめますを食べるのはたぶん初めてだったけど、あっさりしていて上品な味わい。名前通りの魚だ。

なかなか美味しいが、同じような色をしているサーモンと比べると、サーモンの方が好きかな。

いぶりがっこも美味しかった。

十和田湖畔食後は十和田湖畔を散策。

湖なのに、砂浜っぽい部分もあったりして、面白い。

湖畔に祭られていた火の神・風の神に祈りを捧げ、十和田湖を後に。

龍泉洞峠のドライブを経て、岩手県の鍾乳洞、龍泉洞へ。

龍泉洞は日本三大鍾乳洞の一つだとか(秋芳洞しか知らなかった……)。全長は 3.5km 以上で、今も尚、探検が続けられているという。

龍泉洞内には地底湖があり、水が青くてとても綺麗。

龍泉洞3洞内は順路が定められ、ライトアップされるなど、観光用に整備されており、写真も撮りやすい。

メインの龍泉洞と道を挟んで、小さな龍泉新洞もある。龍泉洞が「綺麗」に整備されているのに対して、新洞は学術的だ。石筍などにフォーカスして展示(?)されており、解説も付いている。

チケットは共通なので、新洞も訪れると良いと思う。

龍泉洞を後にし、盛岡駅付近のホテルへ。

どんぐりあんパン途中の道の駅で、どんぐりあんぱんなる物を発見。どんぐり関連品が多く売られていたので、岩手の名産品なのかな?

原材料の中ではどんぐりの比率はあまり多くないのだが、それでも土っぽい味がした。恐らく、どんぐりってそんなに美味しくないのでは……。

ホテル到着後、夕飯。

じゃじゃ麺順番が微妙だが、味噌カレー牛乳ラーメンの例があるので、最初にじゃじゃ麺を食べに白龍へ Go。

きれいに盛りつけられて出てくるが、上に乗っている味噌をよくかき混ぜてから食べるのだと、お店の人が教えてくれた。

混ぜて食べ、添えてある生姜を足して食べ、テーブルの上のラー油を垂らして食べ、……と、いろいろな味が楽しめる。

プラス 50 円で、ゆで汁と卵のスープが楽しめるとのことだったが、そば湯もそうだけど麺のゆで汁は好きではないので、遠慮しておいた。

盛岡三大麺の 1 つであるじゃじゃ麺だが、好んで食べるほどではないかな。味噌の印象が薄い。ジャージャー麺の方が好きだ。

龍泉洞豚るるぶによれば、盛岡はイタリアンが盛んらしい。気になった店に足を運んでみたものの、貸し切りだったり、ちょうど満席だったりと、3 軒ハシゴして軒並み入れず。

イタリアンは諦めて、地元の素材を使った料理を提供してくれるアリーブへ。結果的に、宿泊するホテルの地下に戻った格好だ。

鰹のグリエお薦めメニューに美味しそうなのがたくさん並んでいてかなり迷ったが、「宮古産 鰹のグリエ 焼きなすのソース」をチョイス。

これがとても美味しかった。鰹自体も美味しいし、焼き加減も絶妙。色合いもきれいだ。

これを選んで大正解。

ティラミス龍泉洞豚のグリルも美味しかったし(特に付け合わせの野菜が Good)、デザートのラム酒入りくずし風ティラミスもおいしかった。

お酒は岩手の地ビール、ベアレン醸造所のシュヴァルツ(黒)にしたが、こちらも美味しかった。

お店のお姉さんが、ベアレンのアルト(季節限定品)と、ピルスナーの味見をさせてくれた。アルトは茶色っぽい感じのビールで、こちらもおいしい。ピルスナーは基本的にあまり好きではないが、旅行バイアスのせいか、アサヒとかよりは美味しい気がした。

冷麺締めは、ホテル近くの焼き肉三千里で、冷麺。

夕飯 3 食目でもうお腹いっぱいだったので、小冷麺にした。しかし、意外とデカい……。

麺に独特のもちもち感とつるつる感があり、とても好みのタイプの麺だ。結局、全部食べてしまった。

【3 日目の行動範囲】

軌跡3317km。

【3 日目の経費(税込)】

経費3

【ギャラリー】

出会い橋2岩ヶ戸奥入瀬十和田湖畔2りんご生どら焼き2龍泉洞2龍泉洞4ソーセージ

【北東北一人旅】


北東北一人旅 / 2 日目(下北半島)

パサージュバイキング2 日目。朝食はホテルのバイキング。

青森ではハイパーホテルパサージュに泊まったが、ここは非常に良かった。部屋は綺麗だし(年代的な意味でも、清潔的な意味でも)、部屋風呂のユニットバスには洗い場もある(ファミリー部屋にしてくれたからかも)。洗い場があるから、ちゃんとお風呂に入れる。バスソルトも選べて楽しい。

バイキングも充実しており、なんとイクラや明太子も用意されている。

これで一泊 6,000 円くらいなのだから、かなりお得だ。ただ、駐車場だけは残念な感じで、専用駐車場は車の入れ替えに時間がかかるし(人手なので)、提携駐車場はちょっと遠い。

菜の花ソフト2 日目は下北半島巡り。ホテルから恐山まではおよそ 3 時間。遠い。

途中の道の駅(よこはま)で一休み。小振りのホタテが激安で売られていたが、すぐに食べられる感じではなかったので断念して、菜の花ソフトクリームを購入。通常のソフトクリームよりも、なんだかちょっと、モコっとした感じがしなくもない。

冷水恐山に近づいた頃、道ばたの駐車スペースに車が数台止まっていたので、何かと思ったら、水を汲めるようになっていた。

不老水とも呼ばれる恐山冷水とのことで、地元のお店っぽい車も水を取りに来ていた。

こういう所のお水って、なんだか気持ちが引き締まる感じがある。

恐山恐山に着くと、硫黄の臭いが漂ってくる。手前の湖は、水の色が水色に染まっていて綺麗だ。

恐山は全体的に、わびしい感じがする。

平日で人気(ひとけ)が少ないというのもあるのだろうけど、わびしさを助長させているのは、風車(かざぐるま)。地蔵の前などに多数の風車が備えてあり、風が吹くと、カラカラと音をたてて回るのが、なんともわびしい。

この風車はもともと、子供への供養で、子供が退屈せずに遊べるように、とのことらしい。

恐山2恐山では、あちこちに石が積まれている。

今では車ですいっと登れるが、昔の人は、長い距離を歩いて石を積みに来たのだろう。それだけで生活が終わってしまうような……と思うと、本当に大切な行為だったのだと思う。

マグロだけ丼お昼ご飯は、もちろん大間のマグロ。

生マグロにこだわっているという、海峡荘にてランチ。大間のマグロをふんだんに乗せたマグロだけ丼 2,800 円。

……しかし残念ながら、微妙なお味。決してまずくはないものの、そんなに美味しいわけではない。

時期的に旬のはじめのほうだから、品質が安定していないのか、あるいはたまたま入荷が悪い日だったのか。那智で食べたマグロ丼は絶品だったなぁと思い出しながら……。

他の店にも行こうと思ったが、2 軒行った店が 2 軒ともお休みで、それ以上の大間マグロを断念。俺の中で、日本三大がっかり食べ物にランクイン。

大湯帰路、下風呂温泉に立ち寄り。

下風呂温泉には大きく分けて、白濁の大湯、透明っぽい新湯、その中間くらい(?)の浜湯の 3 種類の温泉がある。

白濁の温泉が好きなので、大湯系の大湯浴場をチョイス。ここは昔ながらの公衆浴場といった感じで、外に券売機が置いてあり、中の番台にいるおばちゃんに券を渡す。ロッカーが無くセキュリティー的には危険だが、それだけ平和ということなのだろう(番台に貴重品を預けることはできる)。

濃いめの白い湯につかり、長いドライブの疲れをリフレッシュ。

あすか青森に戻って夕飯。途中、パトカーが多いと思ったら、熊の目撃情報があったらしい。恐ろしや……。

初日は、夕飯の締めに味噌カレー牛乳ラーメンを食べようと思ったら麺切れで閉店だったので、2 日目は最初に味の大西に行ったのだが、休業日……。別の店は遠くて、再度車を出すハメになるので(すでにホテルの駐車場にしまった)、味噌カレー牛乳ラーメンは断念。ぐぬぬ。

気を取り直して、寿司屋(あすか)へ。

寿司は基本的に青魚が好きで、今シーズン初の秋刀魚寿司も食べた。

金目鯛しかしここはそれ以上に、白身系が美味しかった。本日のお薦めとされていた金目鯛やアイナメ(あぶらめ)が良い。

昼間の大間でモヤモヤしていたので、普段寿司屋では食べないマグロの中トロも注文。こちらも美味しく、大間じゃなくていいじゃん、という気分に。

【2 日目の行動範囲】

軌跡2295km(+α)。行きの道の駅~恐山を測定し忘れ。

【2 日目の経費(税込)】

経費2

【ギャラリー】

恐山3恐山4恐山5恐山6大間下風呂

【北東北一人旅】


北東北一人旅 / 1 日目(弘前)

※写真類はクリックで拡大

牛飯東北地方の北の方(青森・岩手)には行ったことが無かったので、訪れてみた。事前の天気予報では、旅行中の 4 日間ずっと雨だったが、実際には、ほとんど雨は降らずに曇りのまま耐えて、晴れ間すら覗くこともあった。

山形牛の牛めし駅弁を食べながら新幹線に乗り、昼頃、青森に到着。

レンタカーを借りて、青森魚菜センターへ。

ここでは、自分の好きな魚介類を選んで丼を作れる「のっけ丼」を食べられる。

のっけ丼税抜 1,000 円で、食券 10 枚を受け取る。うち 1 枚をご飯と交換し、残りの 9 枚を、好きな具と交換する。まぐろ、はまち、ボタン海老……選択肢は多い。

市場の中には多くの店舗が並んでいて、同じ具でも店によって量や引き替え枚数が違うので、好きな具を見つけたからといって飛びつかず、まずは店を巡ってみるのが良い。この「選ぶ」感が楽しい。

俺は悩んだ挙げ句、ホタテ(貝紐付き)(2 枚)、イクラ(2 枚)、ブリ(1 枚)、サーモン(1 枚)、中落ち(1 枚)、子持ちイカ(1 枚)、卵(1 枚)をチョイス。写真だと重なっていてイマイチわからないが、サーモンはかなり大きい。どの具もおいしかった。子持ちイカは初めて食べたけど、なかなかオツな食べ物だ。

八甲田丸昼食後は、近くにある、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸へ。青函連絡船「八甲田丸」が、そのまま資料館になっており、船内を巡りながら、当時の資料を見ることができる。

青函連絡船って、人だけ運ぶのかと思ってたら、電車(当時は汽車)ごと運ぶんだね。カーフェリーの鉄道版といったところか。模型でその様子が展示されていた。

ミニチュアその後、弘前城(弘前公園)とその周辺を散策。

弘前城の周辺には、旧弘前市立図書館、藤田記念庭園洋館などの、レトロな洋館がいくつかある。

図書館の裏手にはそれらのミニチュアもある。人間の大きさと比べると、不思議な感じがする。

弘前城弘前城の天守閣は修復工事中ということで、残念ながら入れなかったが、城下の弘前公園は、朱塗りの橋があったり、庭園があったりと、趣のあるところ。

散策後は、喫茶店で一休み。

弘前は、青森リンゴを使ったアップルパイを食べさせてくれる喫茶店が多い。その中で今回は、珈琲はなまるをチョイス。

珈琲はなまる俺が普段食べるアップルパイは、リンゴは刻んであるか、またはジャムをつかっているが、はなまるのアップルパイは、大きく切ったリンゴを使っており、リンゴの形が残存している。しかも赤い。紅玉を使っているらしい。

ちょうど焼きたてをたべさせてもらったのだが、サクサクした生地と、酸味が生きているリンゴの風味が、とてもおいしかった。

本当は、別途、レトロな喫茶店にも足を運んで、優雅なひとときを過ごしたかったのだが、時間が無かったので割愛。

照り焼き夜は青森に戻って晩ご飯。海鮮創作料理の海坊厨。地場の魚介類や野菜を使った創作料理を出してくれるお店。

シェフのおまかせミニコースというのを注文すると、前菜~メインまで 4 品を見繕って出してくれる。当日は、蟹プリン、ジュレ風カルパッチョ、まぐろの中落ち(自分でこそぐ)、魚の照り焼き。

ジュレ風カルパッチョジュレ風カルパッチョは、魚がおいしいのは勿論、するすると入っていくジュレが心地よい。アクセントに刻みわさびが入っているのがまた良い。

鶏のカリカリ焼きアラカルトで鶏もも肉のカリカリ焼きを注文。皮をかりかりに焼いてあるんだろうな~と思っていたら、確かにそうなんだけど、フランス料理みたいなおしゃれな雰囲気で出てきてびっくり。

鶏肉自体も美味しいし、皮がカリカリしているのも良いし、さらに、ソースが良い。イメージとしては、香辛料の効いたおろしソースみたいな感じなのだが、いろんな味がまざっていてやみつきになる。

青森の地酒、蒼川の季節限定「夏酒」も結構好きだった。

【1 日目の行動範囲(往路)】

軌跡11およそ 681km。

今回の軌跡は、いつもの GPS ロガー(V-990)ではなく、Android アプリの My Tracks で記録している。

一軌跡で一枚のスクリーンショットなら、My Tracks から直接 Google マイマップにエクスポートするのが便利だが、ここでは複数軌跡が必要なので、一旦 My Tracks から kmz にエクスポートして、マイマップのレイヤー機能で複数の kmz をインポートしている。

【1 日目の行動範囲(青森)】

軌跡12およそ 117km。

【1 日目の経費(税込)】

経費1

【ギャラリー】

八甲田丸から旧弘前市立図書館弘前公園内1弘前公園内2そばだんごナスうに奥入瀬ビール

【北東北一人旅】


岡山・広島一人旅 / 3 日目(お好み焼き)

散策宮島と尾道はあきらめ、お好み焼きを食べて帰ることに。

ホテルをチェックアウトしてすぐはお店が開いていないので、とてものんびりと、川沿いを散策。曇天ということもあり、ひんやりして気持ちいい。

広島駅の向かいのビルに、駅前ひろばというフードコートがあり、お好み焼き屋さんばかりが店を連ねている。

お好み焼き10 以上ある店の中から、(はじめての本場広島焼きなので)オーソドックスそうなお玉のキャベツをチョイス。

基本のお好み焼き(800 円ちょっと)に、肉と卵はコミコミ。あとは好きなトッピングをしていく。ネギをトッピングしたのが右の写真。

店主の愛想はないものの、焼きそばが入った広島スタイルは好きだ。

朝っぱらから地酒(雨後の月)も飲んで、ほろ酔い。

引き続き、駅ビル ASSE で尾道ラーメンを食べるも、味が濁っていてイマイチな感じ。この店だけなのか、尾道ラーメンというものがそもそもこういう感じなのか。

不完全燃焼感はあるものの、足が痛くて仕方がないので、新幹線で東京までひとっ飛び。今回の旅を終了とした。

広島はまた今度リベンジしたい。

【3 日目の行動範囲】

広島東京のGPS軌跡およそ 779km。

うまく拾えていないところもある。

【3 日目の経費】

3日目経費

【経費合計】

経費合計

【岡山・広島一人旅 目次】





岡山・広島一人旅 / 2 日目(後楽園と倉敷)

足の痛みでろくに眠れず、痛みと眠気のダブルパンチに心折れながら迎えた朝。ホテルの朝食会場まで移動するだけで一苦労。

サンピーチ岡山バイキング朝食はバイキング。

朝食を楽しむ気分ではなかったのでちょっとしかよそわなかったが、本当はもっとたくさん選べる。中でもおでんが選べるというのは凄い。朝食ビュッフェでおでんがあるところはなかなかない。味も良く、元気だったらおでんをたくさん食べていたと思う。

朝食に限らず、ホテルサンピーチ岡山は良かった。内装も綺麗だし、リセッシュもおいてあるし、フロントの方も親切。マキロンを持ってきていただけたのは大変助かった。

朝食後、待ちに待った皮膚科へ。マメをつぶした箇所自体は比較的良好な衛生状態と言われたが、周囲にへんなアザができていた。たぶんこういう場合は、傷口を消毒した後、ワセリンでも塗って保湿しておくのが良いのだろう……というのは、後知恵。

それにしても、保険証のコピーを持って行って良かった。いつも使わないので、要らないだろうと思っていたのだが、いざって時は予期せず来るものなのだな……。

岡山後楽園医者で処置してもらって安心したので、ロッカーに荷物を預けて岡山後楽園へ。

とはいえ、右足はマメで痛く、左足は右足をかばって痛めたのでこれまた痛く、まともに歩けない。通常の 1/4~1/8 程度の歩行速度。

のんびりのんびり歩きながら、景色を楽しむ。高低差や水辺が素敵な庭園だ。

吉備だんごぜんざい途中のお茶屋で一服。

きびだんごぜんざい。きびだんごって黄色いイメージだったけど、そんなことはなかった。というか、きびだんごだと言われなければ気づかない。間違えて白玉団子持ってきたのかと思ったが、そもそもメニューがきびだんごしかないので、間違えたわけではなさそうだ。

素材はともかく、団子の味は美味しかった。

接客業の人と接しているというのはあるんだけど、岡山の人って全体的に、親切で気さくな気がする。

散策後はバスに乗り(バスも Hareca 使える)、岡山駅市街へ。

デミカツ丼昼食は味司 野村のデミカツ丼。ロースカツの上に、粘度の高いデミグラスソースをこってりと掛けたもの。

この店、割り箸立てがテーブルの中に埋まっていて、割り箸がテーブルから生えているのが面白い。

倉敷の街並み昼食後は倉敷を散策。

歩いて回りたかったけど、とてもそんな状況ではなかったので、レンタサイクルで巡った。

落ち着いた街並みの中心を川が流れているのっていいよねぇ。

えびめし途中で休憩して、岡山 B 級グルメのえびめしを食す。

本来えびめしはくろっぽい色をしているらしいが、ここのはあまり黒っぽくない。

たぶんジャンバラヤに似てるんじゃないかな。

本当は、吉備路あたりの古墳を巡ったりする予定だったのだけど、スキップして広島へ向かう。

広島路面電車広島も路面電車が走っており、使えるカードは PASPY。

普通であれば歩くところであるが、今回は路面電車で移動。

広島の路面電車は車掌さんがいることにびっくり。ワンマンじゃないんだ。

刺身盛り合わせ八丁堀付近はさまざまな飲食店が並んでいる。今回は、地魚料理を味わえる人有喜 蔵に入ってみた。

刺身を盛り合わせにしてもらったら、ドライアイスを使った演出がされていてびっくり。

写真だとわかりづらいが、皿の後方にドライアイスゾーンがあり、そこから煙が湧き出てくる。

一番左にあるのは穴子の刺身。身が締まった感じで、淡泊なお味。味としてはそれほど好みではないものの、普段食べられないレアな食べ方ができて嬉しい。

幻霜ポークのカツレツトマト風味のロールキャベツや、幻霜ポークのカツレツ、地鶏の唐揚げなど、美味しいものがたくさん。

一方で、メバルは俺それほど好きじゃないんだなって分かった。別に嫌いじゃないけど、好んで食べるほどでもないな。

もう 1 軒、汁無し担々麺の店にも行きたかったが、昨日 5 食、今日 4 食+αでお腹的に無理だったので、おとなしくホテルに帰った。

ホテルで重大な決断。

本当は、翌日に宮島・嚴島、翌々日に尾道を観光する予定だったのだが、今の足の状態ではとても無理と判断。翌日そのまま東京に帰ることにした。

【2 日目の行動範囲】

岡山広島のGPS軌跡およそ 188km。

岡山~広島間はうまく拾えていない。

【2 日目の経費】

2日目経費


【岡山・広島一人旅 目次】



岡山・広島一人旅 / 1 日目(うどんとカキオコと鰆)

朝 7:45、寝台特急サンライズ瀬戸が、高松駅に到着。

香川と言えばもちろんうどん。早速地元のうどん屋さんへ Go。

さか枝最初に行ったのは、駅から徒歩 20 分ほどのさか枝

地元民と思われる人が新聞を読みながらうどんをすすってたりして、のどかな雰囲気。

ぶっかけの小と、油揚げを注文。190 円とお安いのに、普通にボリュームがある。さすがうどん県。

残念なことに、さか枝のうどんは、讃岐の割にはコシがない。俺が求めているのは、ガンガンにコシの効いたうどんなんだ~と思いながら食べる。香川に以前来たときに食べた池上のうどんはうまかったなぁ。

油揚げは肉厚で、出汁がしっかり染みていて美味しかった。

松下製麺所2 軒目は、さか枝からさらに 10 分ほど歩いたところにある松下製麺所

ここでもぶっかけを注文。

一度ゆでてあるものを戻す(?)スタイルだからなのか、さか枝よりさらにコシが無い。見た目はテカテカして美味しそうだったのに……。

しょんぼりぼんぼん。

香川を後にして、フェリーで岡山に渡る。

フェリー風景予定では 10:00 発に乗るつもりだったのだが、1 本早い 9:10 発にギリギリ間に合いそうだったので、港へ急行。重い旅行荷物を担ぎながらなので、バスかタクシーが来たら乗るつもりだったが、ちっとも来ない。結局、最後まで歩きというか、早歩き。これが後の悲劇を生むとも知らずに……。

港付近に着き、フェリーの総合案内所っぽいところで宇野(岡山)行き券売所を確認したところ、茶色い建物だというので、さらにダッシュ。……が、そこに着いたら、宇野行きはここでは売って折らず、反対側にある建物と言われてショック。案内所が役に立たない!

いい加減疲れたが、刻一刻と出発時刻が迫っている。最後の力を振り絞って、折り返しさらにダッシュ。1 分前にギリギリ滑り込んだ。

フェリー内装船内は空いていて、約 1 時間の船旅はゆったりとくつろげた。

入口付近の座席は内装がチープだが、先頭付近はしっかりとした内装。

横になってテレビを眺めながらのんびりしたり、海上でも docomo の電波が届いていたのでパズドラしたり。

そしてやはり、船旅の醍醐味は海風。屋上に出て、爽やかな風を満喫。これを浴びたくて、電車ではなく船で岡山に渡ったのだ。

宇野(岡山)到着後、市場で昼ご飯を食べようと思っていたのだが、水曜日は開いていないことが判明。他の店は軒並み営業時間前。そして宇野駅発の電車は 1 時間に 1 本あるかないか。結局、30 分くらい待ちぼうけてしまった。

鰆寿司ともあれ電車に乗り、岡山のホテルに荷物を預けてから、岡山巡りスタート。

岡山名物の鰆(サワラ)を押し寿司にした駅弁を購入。真空パックという斬新な駅弁。鰆はパサパサしていて味はイマイチだが、旅情はばっちり。

カキオコ焼き途中岡山駅から電車で 1 時間、日生(ひなせ)に到着。

日生の名物は、牡蠣入りお好み焼き、通称カキオコ。牡蠣もお好み焼きも広島名物な気がするが、なぜかカキオコは岡山名物。

びっくりするくらい大粒の牡蠣が、惜しげも無く投入される。写真だと大きさが分かりづらいが、大きいのだ。

カキオコできあがりお好み焼きの濃いソースにも負けない、しっかりとした牡蠣の味わいがあるところが良い。

安良田のおばちゃんはよくしゃべる人で、港市場のことやら灯籠流しの思い出やら、いろいろ話してくれた。

港の見える丘公園帰り道は軽く登山をして港の見える丘公園へ。

日生湾を一望できる眺めが良い。

docomo の基地局が隣に建っていたので、LTE の速度が速いのではないかと期待して測定してみたが、結果は 30Mbps で、岡山駅より遅かった。

鰆炙り岡山駅に戻り、酒・旬処 クロちゃんで夕飯。ここが大正解で、今回の旅行の中で一番美味しいお店だった。

鰆のお造りを注文したところ、炙り(焼霜造り)がオススメだというので、お作りと半々にしてもらった。

脂の乗った刺身も美味しかったが、オススメの炙りはさらに美味しかった。炙ることで旨味が凝縮されると共に、内側の柔らかいところと、表面のサクサクしたところで食感の違いが楽しめる。

正直なところ、鰆はそれほど好きではなく、名物だから食べておこう程度だったのだが、これは本当に美味しかった。鰆の価値観が変わった。

のどぐろの塩焼きのどぐろの塩焼きも、ふんわりとした旨味が口の中に広がって良かった。

おでんの種類も豊富。定番の大根が美味しいのはもちろん、ジャガイモもしっかりと味が染みていた。変わり種で、豚トロの炙りなんてのも。

トマトおでん変わり種おでんでおいしかったのは、トマト。洋風に仕上げてあり、トマトの旨味がよく出ていた。

この日は 5 食だったので、お腹もぱんぱん。

岡山路面電車岡山駅付近の移動は、路面電車が安くて便利。

支払いは、激レア交通系 IC カードの Hareca。

どのくらいレアかというと、岡山市内の一部の事業者でしか使えないのは当然として、利用率も低迷しているらしい。関西系 IC カードの ICOCA / PiTaPa が使えてしまうので、わざわざ Hareca を使う人も少ないのだろう。

HarecaAndroid アプリの EMoneyReader も Hareca を認識してくれなかった。

乗換時の割引(1 回 100 円×2→140 円)も自動適用してくれるお得なカードなのだが。

欠点は、アンチコリジョン非対応なのか、PASMO と Hareca を財布に入れておくと、路面電車内のカードリーダーが Hareca を読み取ってくれない。ちなみに、JR 改札などでは、PASMO と Hareca を重ねていてもちゃんと PASMO を読み取ってくれる。

一日を終え、ホテルに戻ってから悲劇が起こった。

朝ダッシュしたせいか、足の裏に大きなマメができていたので、マメをつぶして水抜きした。そこまでは良かったのだが、乾燥させた方がいいんじゃないかと皮をむいてしまったのが運の尽き。夜中痛くて痛くて、眠れない状況に。

命に別状があるわけではないので救急車は不要なのだが、どこに相談すればよいのか分からないので 119 に相談。夜間に開いている病院を教えてもらう。こういうのは外科かと思ったが、皮膚科に行くと良いらしい。夜間は皮膚科の先生がいないとのことだったので、悶絶しながら朝を待つことに。

ちなみに、東京の場合は、東京消防庁救急相談センターというのがあり、短縮ダイヤル #7119 に電話すればこういう相談に乗ってもらえるぞ。サポート Cab という救急タクシーも呼べる。これマメ知識な。救急車は本当に緊急の時だけに使おうね。

【1 日目の行動範囲】

高松岡山日生のGPS軌跡およそ 157km。

【1 日目の経費】

1日目経費

【岡山・広島一人旅 目次】




岡山・広島一人旅 / 0 日目(寝台特急)

修学旅行で訪れたきりの広島。ちゃんと観光したいなと思い、今回の旅を企画。4 日間あるので、隣の岡山も含めて巡ることにした。

サンライズ瀬戸普通に広島に行くと、5 時間くらいかかり、到着が昼過ぎになってしまう。そこで、寝台特急で香川(高松)まで行き、香川→岡山→広島の順に巡ることとした。

前日の 22:00 に東京を出発する寝台特急、サンライズ瀬戸。東京出発時はサンライズ出雲と連結されており、途中の岡山で、瀬戸と出雲に分岐する。

サンライズ瀬戸ソロ個室のグレードはいくつかあるが、今回(知らずに)チョイスしたのは「ソロ」。一人用の狭い個室で、東京→高松が 21,030 円。

個室は 2 階建てで、ソロの場合、1 階と 2 階は 2 段ベッドのような構造になっている(部屋としては完全分離)。1,000 円ほど多くお金を出すと、広い「シングル」になり、シングルの場合は、2 階建て新幹線のように、フロアが別になる。ソロでも広さとしては問題ないが、1,000 円の違いなら、シングルの方が良い気がする。

東京駅で駅弁を買い、車内で食べようともくろんでいたのだが、時間が遅かったので、駅弁が売り切れていた。

いとはん九庭その代わり、いとはんのスペシャル御膳「九庭」を 3 割引(1,620 円→1,134 円)でゲット。

すき焼きが柔らかくて美味しいうえに、一手間掛けた副菜がたくさん入っており、ゴージャスな気分に。

お弁当を食べ終わったら早めに就寝。窓の外には月。月を見ながら寝たのなんて久しぶりだ。寝台特急から月を眺めるなんて、特別な感じがしていいよね。

……ところがうまく寝られない。電車の走行モーター音とは違う、変なモーター音が断続的に鳴って、微妙な感じ。それとも、旅行のワクワク感で興奮しているのか。

岡山駅IIJmioスピードテスト うとうとしているうちに朝を迎える。途中で何かあったようで、電車が 15 分程度遅れていた。

岡山駅に着いた際、タブレットで電波のスピードテストをしてみたら、53Mbps も出た。速い! docomo / IIJmio チームやるな。

瀬戸大橋瀬戸大橋で渦潮見られるかな~とちょっと期待していたが、残念ながら見られず。

しかし、朝靄の風景というのは趣があって良い。

うどん県香川に、再び降り立った。

【0 日目の行動範囲】

サンライズ瀬戸(東京~高松)のGPS軌跡およそ 805km。

いつも通り、移動経路(軌跡)の測定は、GPS ロガーの V-990 で行い、表示を GT-730FL-S 付属のツールで行っている。

【0 日目の経費】

0日目経費

【岡山・広島一人旅】

【関連記事】



九州旅行 ≪福岡&大分≫ / 4 日目(関サバ)

関サバ関アジ何としても関サバを食べるぞ、ということで、関サバ最優先でスケジューリング。

開店と同時に浜商へ。ついに関サバとご対面。

関サバと関アジの盛り合わせ 6,800 円也。

まさにさばきたてで、しっぽがしばらくの間ぴくぴくと動いていたのはちょっとアレだが、新鮮なのが見た目ではっきりわかる。

関サバは身がしっかりと締まっており、食べ応え十分。そもそも、サバを(しめさばじゃ無い)普通の刺身で食べたのは初めてだったので、貴重な体験。アニちゃんが怖いのでしっかりと噛んで食べた。

しかし、食べ慣れているせいか、しめさばにしたほうが美味しいかも、とは思った。

関アジは初日よりも美味しかった。腹身の部分がうまい。

耶馬溪食事の後は、耶馬溪をドライブ。

静かな山の中を小川が流れており、小川沿いをのんびり走る。

大きな石がごろごろしている。形はごつごつしているわけではなく、大きな刃物でスパッと切ったような形をしている。

川の両側からは木のアーチが伸びており、紅葉のときはさぞきれいだろう。

耶馬溪ダムカード耶馬溪の上流には耶馬溪ダムがある。

植物プランクトンの増殖を抑えるために、ダム内に噴水があるのだが、かなりダイナミック。

一本、高く水を打ち上げていたかと思うと、花びら状に水流を展開。眺めていると楽しい。

そして、ダムの管理事務所に行くと、ダムカードなるカードをもらえる。表にはダムの写真、裏にはダムの説明(ゲートの名称、工事内容など)がある。

ダムカードは耶馬溪ダムだけではなく、全国的に配布しているようだ。せっかくなら、スマホに読み込ませてバトルできたりすると面白いのに。

4 日間にわたる旅もついにおしまい。

ごぼ天うどん空港で、名物のごぼ天うどんとかしわおにぎりを食す。

ごぼ天は、ごぼうがあっさりしていて食べやすい。

しかし、福岡のうどんはふにゃふにゃしていてあまり好きではない。伊勢うどんに近いが、伊勢うどんよりはマシ。

かしわおにぎりは、炊き込みご飯のおにぎりで、おいしかった。

ついでに博多ラーメンも食べて、九州旅行は幕を閉じた。

【4 日目の行動範囲】

4日目行動範囲およそ 184 km。

帰りの距離も含めると、測定できている部分のみで 1,070 km くらい。

航空路はこちら

【4 日目の経費(1 人分概算)】

4日目経費耶馬溪ダム

【全日の行動範囲】

全日行動範囲およそ 678 km。
  • 1 日目:青線
  • 2 日目:緑線
  • 3 日目:紫線
  • 4 日目:赤線

【九州旅行】

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九州旅行 ≪福岡&大分≫ / 3 日目(地獄巡り)

望海朝食別府の宿は朝食もボリューミー。

豆腐は自家製かも。

朝食に焼き魚っていいよね。

この日は地獄巡り。趣の異なる異形の温泉を巡るツアーだ。

海地獄スタートは海地獄。

コバルトブルーの温泉から、白い煙が勢い良く吹き出しており、迫力満点。

吹き出し音もすごい。

海地獄に限らないが、温泉の温度は軒並み 100 ℃近い。落ちたら大変だ。

園内の睡蓮は香りが良かった。

ちなみに、前情報によれば、海地獄がクライマックスで、他は蛇足らしい。俺は勝手にジェットコースター方式と呼んでいるが、後続の地獄も見所があるといいなと思いつつ、ツアーを続行。

鬼石坊主地獄2 番目は鬼石坊主地獄。

ここは泥の温泉で、ぶくぶくと泥が吹き出している。

吹き出しのサイズが小さいせいか、海地獄と比べると迫力が劣るのは否めない。

山地獄3 番目は山地獄。

透明なお湯と赤さびのお湯のツートンカラーの温泉。

しかしメインは動物園。

シムシティーでおなじみのラマ(近づくとツバをピューッと吐かれることがあるらしい)や、お客さんがにんじんを投げ入れてくれるのを口を開けて待っている哀愁漂うカバなど、10 種類程度の動物と出会える。

かまど地獄4 番目はかまど地獄。

ん? という感じだが、竈の薪をくべる位置から温泉が噴き出している。

かまど地獄2かまど地獄は 1 丁目から 6 丁目まで 6 箇所あったが、3 丁目あたりにいる係員のおっちゃんが面白かった。

3 丁目あたりは普通にオープンになっている(かまどのギミックはない)温泉で、鬼石坊主地獄ほどではないものの、泥チックな吹き出し口から温泉が噴き出ている。

係員のおっちゃんが早口でいろいろ説明してくれた後、タバコの煙を吹き出し口に向けてフ~ッと吹きかけると、しばらくのタイムラグの後、吹き出し口の煙が一気に濃くなった。

おっちゃんがあちこちの吹き出し口に向けてタバコの煙をフーフーしてくれるので、煙がもくもくになり、楽しかった。

鬼山地獄5 番目は鬼山地獄。

ここはワニ押し。看板によれば、「はげしく乱暴」なクロコダイルワニ 77 頭、「おとなしい」ガビアルワニ 1 頭などが存在している。ガビアルワニは名前すら聞いたこと無いが、それもそのはずで、世界に少数で貴重とのことだ。

なんとここでは、大正時代からワニを飼っているらしい。そんな時代によく飼おうと思ったものだ。

温泉は完全におまけですな。

白池地獄6 番目は白池地獄。

写真だと最初の海地獄との違いがよく分からないかもしれないが、海地獄がダイナミックな湯煙を上げているのに対し、白池地獄は穏やかに湯煙が漂う感じ。

趣のある地獄(?)で、これはこれで好きだ。

白池地獄までは 1 箇所に固まっているが、7 番目・8 番目は離れた位置にあるので、車で移動。

血の池地獄7 番目は血の池地獄。

ここはお土産ショップ押し。

なにせショップが出入り口だ。

また、温泉のほとりの出店では、温泉成分入りの特製軟膏を販売しているので買ってみた。ほとんど怪我しないので出番はないと思われるが、使用期限が無期限とのことなので(ホントかな……?)、当面の間在庫しておいても良いだろう。

龍巻地獄ラストは龍巻地獄。

ここは間欠泉で、一定の時間で、温泉が勢い良く噴き出たり、吹き出なかったり。

吹き出る時間はたったの 10 分以下で、30 分以上は止まっている。止まっている時間の方が長いが、運良く、吹き出ている時に到着した。

驚いたのは止まるとき。徐々に弱くなっていくのかと思いきや、そうではなく、いきなりぴたっと止まる。

また、間欠の周期がこんなに短い温泉は珍しいらしい。

なんだかんだで、地獄巡りは結構時間がかかった。

とり天定食お昼ご飯は、本家とり天

味がしっかりとついており、辛子とよく合う。辛子はあまり好きではないのだが、ここのとり天と辛子のコンビは良い。

原尻の滝午後はドライブをして、原尻の滝へ。

東洋のナイアガラと呼ばれており、確かにその風格がある。

上からも下からも、吊り橋からも、あちこちから滝を眺められて良い。

売店では、ボイセンベリーというこの地方で採れるいちごを使ったソフトクリームが売られていた。さわやかで美味しい。

望海夕食2宿の食事はこの日も豪華。

カレイの刺身を生まれて初めて食べたが、今回の旅行で一番美味しかった一品だ。

もしかしたら城下カレイだったのかもしれない。

【3 日目の行動範囲】

3日目行動範囲およそ 157 km。

【3 日目の経費(1 人分概算)】

3日目経費原尻の滝2







九州旅行 ≪福岡&大分≫ / 2 日目(関アジ)

金鱗湖旅館の朝食をたらふく食べてから、湯布院の近くにある金鱗湖周辺を散策。

金鱗湖は小さな湖で、湖と言うよりは池という感じだ。実際、昔は池と呼ばれていたらしい。

湖自体の水は濁っているものの、湖に流れ込む水は綺麗で、驚くほど透き通っている。旅館の人が、地域では水を汲んで使っているので水を買ったことが無いと言っていたが、それもうなずける。

湖の中には鳥居もあり、裏手から眺める景色は風光明媚だ。

肉巻きおにぎり金鱗湖から由布院駅までの間は、各種ショップが並ぶにぎわい通りになっている。食べ歩きをしつつ散策。

湯布院の肉巻きおにぎりは、食べ歩き用ということなのか、串に刺してある。串刺しであっても名称はおにぎりだ。甘めのたれが肉に馴染んでいて美味しい。

取れたて果実のジェラートやかぼすソフトクリームといった食べ物系から、ドクターフィッシュ(水槽に足を入れると小魚が汚れを食べてくれるアレ)、果てはなぜかジブリショップまで、面白い店が並んでいる。

関アジ御膳昼食は、はるばる海付近までドライブして、関アジ御膳。本当は関サバ御膳を食べたかったのだが、不幸にも関サバが入荷していなかった。

関アジは、とても身が引き締まっている。普通のアジとは全然違う。どちらかというとシマアジに近い。

もちろん旨いのだが、味の好みとしては、普通のアジの方が好きかも。

九州独特のヅケ刺身「りゅうきゅう」も食べてみた。やや甘めのヅケダレにつけ込み、ゴマが振りかけてあるのが特徴だ。

風連鍾乳洞午後は風連鍾乳洞

多数の鍾乳石や石筍を眺めながら奥へと進んでいく。

風連鍾乳洞で面白いのは、平べったいヒダのような鍾乳石があること。これは他の鍾乳洞では見たことが無い。右の写真の、左から 1/3 くらいのところで、上から下がっているのがそれ。手ぶれしたからというわけではなく、実物がこのようになっている。

うみたまご天気があいにくの雨だったので、屋内施設の水族館に行ってみた。うみたまご

砂の中からにょきにょき生えているツクシのような生物「チンアナゴ」や、ボールと戯れるイルカ、変な顔の魚など、種類が豊富で楽しめる。

そしてなぜか、水族館なのに、トキやオオハシといった鳥も一部飼われていた。

望海夕食この日から宿は 2 連泊で別府

宿の夕食がそれはそれはボリューミーで、食べきれないほど。

伊勢海老のお刺身、豊後牛すき焼き、ふぐポン酢……。さらに、テーブルに載りきらないからなのか、後からパイ包みシチューや揚げ出しなすなども運ばれてきた。どれも美味しい。

【2 日目の行動範囲】

2日目行動範囲およそ 190 km。


【2 日目の経費(1 人分概算)】

2日目経費日田の梨





飛行機の航路を GPS で測定

これまでなかなか取ることが出来なかった飛行機の移動経路だが、今回 GPS ロガーでの記録に成功。

下の図がその経路。クリックで拡大する。

V-990_東京福岡GPS航路

測定したのは、羽田空港~福岡空港間(離着陸時は軌跡が無い)。

測定に用いた GPS ロガーは、COLUMBUS の V-990

飛行機内での GPS 受信はかなりハードルが高い。窓際の席に座り、GPS ロガーを極力窓の近くに持って行く必要がある。一旦受信を開始したら窓から離しても大丈夫だが、座席の下まで持って行くと受信が途切れた。

また、なぜか、V-990 付属のソフト(Time Album)で軌跡を KMZ(Google Earth 形式)に変換すると、軌跡が 1 点のみになってしまったので、KMZ→ITM 変換サイトで軌跡データ(CSV)を ITM 形式に変換し、Google Map 上に表示している。ITM を表示するソフト(GT-730FL-S 付属ソフト)は、いくつかの点をまとめて直線にしてしまうので、軌跡のディテールが失われているが、およその経路はわかる。

行き(羽田空港→福岡空港)が青い線、帰り(福岡空港→羽田空港)が赤い線。これを見ると、行きと帰りで航路が違うことが分かり、面白い。

話は変わるが、飛行機の改札は、FeliCa の読み取り精度が悪い。財布ごと ANA カードをタッチすると読み取ってくれない。駅の改札と同じくらい精度を上げて欲しい。

※GPS 軌跡に関連する記事の一覧はこちら



三重・和歌山一人旅 / 3 日目(高野山)

ハナヨバイキングガーデンホテルハナヨの朝食はバイキング。

筑前煮や魚などの和食があるのがありがたい。旅行中はどうしても栄養バランスが偏りがちなので、こういう朝食は助かる。

フロントの接客が良いのと、WiMAX の電波が届く範囲なのも嬉しい。

風呂は、30 分だけだが露天風呂を貸し切りに出来る。予め時間を指定するため行動に制約が出来る点、脱衣含めて 30 分なのでせわしない点が欠点だが、露天風呂を独占できるのはなかなかない体験だ。

千畳敷ようやく天気に恵まれた。お天道様がまぶしくて気持ちが良い。

砂岩で出来た広い段々、「千畳敷」を訪れる。

広々とした階段を歩くと、砂岩独特の、しっかりしつつもちょっと柔らかい感触が足に伝わってきて面白い。

砂岩の表面には、観光地にありがちな落書きがいっぱい。砂岩を削って文字を書いてある。

三段壁続いて三段壁(さんだんぺき)。

荒波に削られた雄々しい景色が広がる。

三段壁洞窟三段壁の下側には洞窟があり、降りられる(有料)。

洞窟の中に波が入り込んでくる様子や、スフィンクスの形をした岩など、自然の遊び心に触れられる。

なぜか、旧水軍の展示もあったり……。

塔本当はとれとれ市場に行きたかったのだが、時間が無いこともありスキップ。高野山へ。

狭い山道を車で登っていくので、運転には気を使う。

事前のスケジューリングを間違えており、予定より 1 時間遅れで高野山に到着。

精進料理お腹が空いたので、食事どころを探してうろうろ。通りすがら、みろく石本舗の草餅みたいなお菓子を見つけ、食べてみたら美味しかった。

昼食は、高野山ならではということで、精進料理定食。

寺ではなく、一般の食堂で食べたので、正直なところ、どこまで本物の精進料理なのかは不明だが……。

金剛峰寺にお参りして、今回の旅はラスト。

ネギ焼き新大阪でレンタカーを返却(和歌山で返却するよりも時間的に得だったので)。

最終的に、平均燃費は 15.2 km/L。登坂が多かったことを考えると、かなり良い燃費。Vitz やるなぁ。

新大阪でお好み焼きを食べ、帰宅。道中の無事に感謝!

【3 日目の行動範囲】

3日目の行動範囲およそ 170km。

ただ、三段壁~高野山の間の GPS が拾えていない(スイッチが切れてしまっていた)。阪和自動車道を通ってすこしぐるっと回る感じなので、実際にはもっと長い距離を走行している。

【3 日目の経費(概算)】
三段壁2
  • 三段壁洞窟:1,200 円
  • お土産:1,500 円
  • 草餅:200 円
  • 精進料理定食:1,500 円
  • ガソリン:4,800 円
  • お好み焼き:1,000 円
  • 新幹線:13,500 円
  • ETC 料金:2,150 円
  • 合計:25,850 円
3 日間の合計は、91,150 円。

【三重・和歌山一人旅】



三重・和歌山一人旅 / 2 日目(南紀)

ロードイン鳥羽朝食普段よりほんのちょっぴりだけ早く起きて、ホテルの朝ご飯。和食か洋食か選べたので、和食にした。

ロードイン鳥羽はなかなか良いホテルだった。珈琲無料サービスだし、目の前にローソンがある。

そしてでかいのが、Wi-Fi フリースポットがあること。鳥羽の安価なホテルで無線 LAN が使えるところはなかなか無い。ロードイン鳥羽も、ホームページだと有線 LAN となっているが、ダメ元でフロントに聞いてみたら Wi-Fi 使えるとのことだった。

鳥羽駅周辺は WiMAX が入らないので、Wi-Fi フリーはかなり助かった。

日によって価格はこまめに変動する模様。俺が行ったときは朝食付きで 6,800 円だった。

絶品生マグロ丼さて、2 日目もあいにくの雨。しかも途中かなりの豪雨で、車の運転もしづらかった。

紀の松島に着く頃には多少マシにはなっていたが、やはり景色としてはダメ。がっかり。

しかし、鮪がとても美味しかった。

お食事処大和(やまと)という店に入り、絶品生まぐろ丼を注文したのだが、本当に絶品。

近年、俺の中で鮪の株は下がり気味で、鮪とサーモンだったら、まずサーモンを選ぶ。鮪はトロじゃないと食べる気しない。という状況なのだが、ここの鮪は全然違う! 赤身が美味しい。赤身にちゃんと風味がある!

那智の滝お腹も満ちたところで那智の滝へ。

カーナビに那智の滝と入れてもヒットせず(宮崎に行ってしまう)、近くの飛瀧神社でもヒットせず……と思ったら、飛瀧神社を「ひりゅう」と呼んでいたのが間違いだった。正しくは「ひろう」神社。

飛瀧神社付近の無料駐車場は数台分のスペースしか無いが、運良く待たずに入れた。

那智の滝は落差 133m で、一段の滝としては日本一の高さを誇るとか。

しかし、133m あるようには見えない気がするが……。

まぁ、落差の記録はともかく、滝の音は聞いていて心地よい。

ちなみに、滝の手前には、延命長寿のお龍水という水が湧き出ており、飲用可となっている。これで少し寿命が延びた!

伊勢海老続いて、串本海中公園へ。

基本的に水族館なのだが、展示の手前にある解説がなぜなに風で面白い。「タコスミスパゲッティが無いのはなぜ?」といった具合。タコスミはイカスミと比べて、採れる量が少ない・墨袋が破れやすくて扱いが難しい・水っぽくてスパゲッティに絡みづらい、というのがその理由だとか。

汚れとり海老手の汚れを取ってくれる小エビのコーナーもあった。水槽に小エビがたくさんおり、手を突っ込むと寄ってきて、手を掃除してくれる。ツンツンされるのでたまに痛いのだが、楽しくてしばらくじっとしてた。

ウミガメに餌をやれるコーナーや(亀って息継ぎするんだねぇ)、水中通路を上から眺められるコーナーなど、独特のコーナーがいろいろあった。

海中極めつけは、リアル水族館とでも言うべき、本物の海の中を見られるコーナー。海の中に筒を挿したような構造の建物が、水族館本体とは別に建ててあり、筒の中に入って、360 度周りの海を眺められる。

多くの種類の魚が群れを成したり、一匹で彷徨ったり、思い思いの生活をしている様子が分かって面白い。

イサキの塩ユッケ夕食はまたも和食をチョイス。やっぱり魚を食べたい。

イサキの塩ユッケが美味しかった。

めはり寿司1 日目と比べて、車(Vitz)の運転にも慣れてきた。当初は、燃費がリッター 11km 程度だったのが、2 日目は 14.7km まで伸びた。

Vitz は(というか最近の車はみんなそうなのかもしれないけど)、リアルタイムと平均の両方の燃費が表示されていいね。

【2 日目の行動範囲】

2日目行動範囲およそ 293km。

【2 日目の経費(概算)】
水中回廊
  • 那智勝浦駐車場:500 円(?)
  • くじら骨ハギ:200 円
  • 絶品生まぐろ丼:1,100 円
  • 飛瀧神社通行料:300 円(?)
  • 串本海中公園:1,600 円
  • お土産:400 円
  • 飲料:500 円
  • 一吉:3,600 円
  • 甘夏ジュース:400 円
  • ホテル(ガーデンホテルハナヨ):6,000 円
  • コインパーキング:200 円
  • ETC 料金:800 円
  • 合計:15,600 円



三重・和歌山一人旅 / 1 日目(伊勢神宮)

赤福庭園まだ行ったこと無い県に行こうプロジェクトの一環で、三重県と和歌山県に行くことにした。

行きの足は夜行バス。夜行バスは金曜の夜に出発する人が多くて、土曜日の夜に出る人は少ないだろうと思い込んでいたのだが違った。直前に予約したら、ラスト 1 席だった。危ない危ない。

3 列シートタイプの夜行バスだったので、飛行機のビジネスクラスくらいのリクライニングでゆったり。しかし年なのか、ぐっすり眠ることはできなかった。周りは結構寝てた人多かったのだが……。

午前 7:13、伊勢市駅前(三重県)に到着。定刻は 7:10 なので、恐るべき正確さだ。長距離バスでこの精度はすごい。

天気はあいにくの雨。バスに乗っているときは土砂降りで、これはしんどいと思ったが、降りる頃には小降りになっていた。しかしそれでも雨。

伊勢神宮鳥居伊勢と言えば伊勢神宮。実は伊勢神宮は、内宮(ないくう)と外宮(げくう)の 2 つから構成されており、車で 30 分程度離れている。最初これを知らなくて、見る資料によって位置が違うので混乱した。

外宮は伊勢市駅から徒歩で行けるので、最初にそちらにお参り。

伊勢神宮は現在、遷宮と呼ばれる 20 年に一度の建て替えイベント開催中。だからなのか、鳥居もぴっかぴかの新品。

外宮は(内宮もだけど)、敷地内に、1 つの正宮と複数の別宮を擁している。それらを回っていくと、よい散歩になる。

外宮をお参りした後、ファミマで朝ご飯を調達。レジに TOICA 端末があったので PASMO をタッチしたらちゃんと使えた。交通系 IC カード相互利用ナイス。

赤福レンタカーを借りて内宮へ。

駐車場と内宮の間には、おかげ横町と呼ばれる、据え置きの出店街みたいなのがある。まだ時間が早いのであまり営業していなかったが、本場の赤福で一服。

イートインにすると、川を眺めながら赤福を食べられる。

奥へ進むと庭園もあり、これがなかなかの趣だ(このページの最初の写真がそれ)。

伊勢神宮内宮内宮は外宮よりも広い感じがする。地図で見ると敷地面積は同じくらいなのだが、順路が長いのかもしれない。

川に架かる橋も新しく、檜の香りが漂ってきた。

のんびり川を眺めていたら、写真撮影を依頼されたので、一日一善。iPhone を受け取った。

傘を持ちながらなので、カメラの固定とシャッター押下を片手でやらなければならない。iPhone の画面を爪で押したら反応しなくて、持ち直して指でシャッターをカチリ。どうやら iPhone のタッチパネルは感圧式じゃなくて静電式のようだ。

たこ棒内宮散策後に再び、おかげ横町とその周辺を散策。今度はちゃんとお店が開いていた。

スナックの中ではたこ棒(たこの入った薩摩揚げ)がおいしかった。食感がふんわりとしていて、食べやすい。

さんま寿司は鯖のバッテラのように加工されたスタイル。なかなか美味しい。ただ、鯖のバッテラとあまり変わらなくなってしまうのが残念。やっぱり秋刀魚は生のお寿司が良い。

伊勢うどん伊勢名物の伊勢うどんは NG。

ぶよぶよしていてコシも何も無い。駅の立ち食いうどんよりもだいぶダメなレベル。

濃厚なタレと卵をからめて食べるというスタイルは好きだったのだが……。

お腹もいっぱいになったところで、午後の観光へ。

ところが、雨天のため、鳥羽湾めぐりフェリーが欠航。また、パールロードおよび展望台は霧がかって残念な景色。

常安時ホテルにチェックインする頃には雨がやんだので、鳥羽駅周辺を散策。

母校の学生が鳥羽の観光地に関するアンケートを行っていたので答えてあげたら、エコバッグくれた。ラッキー♪

岩牡蠣夕食は、その学生がおすすめしてくれた天びん屋にした。確かに旨くて、大正解。

地元産の岩牡蠣は大ぶりで、身がしっかりしている。

あさりの洋風酒蒸しはなすが入っているのだが、これが意外と合う。うまみの出た汁もたっぷり。

〆に釜飯も食べてお腹いっぱい。たくさん食べたので値段もかなり行ってしまった(5,600 円)が……。

【0 日目(夜行バス)の行動範囲】

東京_伊勢市駅およそ 465km。

※位置情報取得は V-990、表示は GT-730FL-S 付属ツール。

【1 日目の行動範囲】

1日目行動範囲およそ 74km。

【1 日目の経費(概算)】
イルカ噴水
  • 夜行バス:7,600 円
  • 朝食:400 円
  • 伊勢神宮駐車場:700 円
  • 飲料:600 円
  • 赤福:300 円
  • 松阪牛メンチ:300 円
  • たこ棒:300 円
  • 伊勢月見うどん:500 円
  • 牛肉コロッケ&串揚げ:200 円
  • さんま寿司:900 円
  • 有料道路(なんと手で料金収受):400 円
  • お土産:1,100 円
  • 甘夏ジュース:400 円
  • 天びん屋:5,600 円
  • トヨタレンタリース(3 日分):23,600 円
  • ホテル(ロードイン鳥羽):6,800 円
  • 合計 49,700 円

【三重・和歌山一人旅】

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富士山麓ぶらっとドライブ

ドライブでもしようかな、とふと思ったので、富士山麓周辺まで車を転がしてみた。

本当に思いつきで、前日の夕方に行きたいと思ったので、それから急いで調査。

水辺が好きなので、いくつかの湖と、白糸の滝を見ようと思い、Google マップで時間を調べたところ、12 時間以内に往復が可能だったので(うちの近くの日産レンタカーは 12 時間しか営業していない)、前日の営業終了間際に滑り込みでレンタカーを予約。

ドライブGPS軌跡全体図今回の旅程は結果的に右の図のようになったので、それを見ながらどうぞ(画像をクリックで拡大)。青い線が行き、赤い線が帰り。

旅程の記録は、GPS ロガーの COLUMBUS V-990 で行い、それを GT-730FL-S 付属のツールで表示している。

午前 8 時、日産レンタカーの営業開始と同時に出発……の予定だったが、借りる車が車庫の奥にしまい込まれていたり、頼んでおいたオーディオケーブルが車内に用意されていないことに途中で気づいて一度自宅に寄ったりしたので、軌道に乗ったのは 8:45。いきなり 45 分の遅延でスタート。

ちなみに、日産レンタカーの良いところは、カーナビにオーディオ AUX があること。好きな音楽プレーヤー(今回はタブレットの Nexus 7)を繋げて音楽を再生できる。

ドライブGPS道志みちせっかくのドライブなので、高速道路ばかりではなく下道を走ろうと思い、行きは道志みちをチョイス(全部じゃないけど)。中央高速道路を相模湖 IC で降りた。

道志村への案内看板があったが、カーナビは別の道を示していた。どうやらカーナビは、高速に戻るルートを探索していたようだ。最初はそれに気づかず、違う道を走ってしまった。

道がやたらとくねくねしていて狭い。道志みちってこんなに走りづらかったっけ、と思ったけど、IC からしばらくの間は道志みちではなかったようだ。道志みち(国道 413 号)に入ったら走りやすくなった。

クレソン道志ダムを眺めてからしばらく走ると、かなりの雨が降ってきた。残念な天気だ。

道志はクレソン押しらしい。途中で寄った道の駅では、クレソン関連の食品が多数並べてあった。

その中でクレソンパン(?)を買ったが、クレソンの味は判別できず。

山中湖に着いたのは、10:50 頃。予定より 50 分の遅延。

最初に見つけた駐車場に止めてしまったが、もっと後(位置的には、山中湖の左下辺り)の駐車場に止めた方が景色が良かったようだ。でも、雨はあがったし、湖が見られれば満足。

ほうとう不動昼食は、ほうとう。山梨と言えばやっぱりほうとう。河口湖付近まで移動して、ほうとう不動に寄った。

ここは、ほうとうは 1 種類のみ。野菜とキノコがたっぷりのヘルシーほうとうだ。自家製という唐辛子を入れると、味が引き締まっておいしい。また、汁が染みこんだ油揚げがいける。ただ、ベースの味が薄めなのが残念。

俺的ほうとうランキングは今のところ、あずま小作、ほうとう不動の順かな。

大石公園ひとしきりお腹を満足させた後、大石公園で腹ごなし。ちょうどラベンダーの季節で、ラベンダーやら、他の花やらが綺麗に咲いていた。

続いて、白糸の滝に向かおうとしたところで問題発生。カーナビに白糸の滝が登録されていない。2 箇所ある白糸の滝が、いずれも目的地ではなかった。

ひとまず、白糸の滝の割と近くにある、田貫湖から回ることにした。

田貫湖田貫湖は、少なくとも岸付近は非常に浅い湖だ。

そして、湖の中に、島がいくつか浮いており、カモたちがのんびり生活している。なかなか趣のあるところで気に入った。ベンチで横になり、ちょっと休憩。

湖の周りは遊歩道が整備されていて、レンタサイクルもある。今回は遊歩道を回る時間が無かったが、いつかのんびり散策してみたい。

スケジュール的に約 1 時間遅れていること、白糸の滝を諦めると 1 時間早まること、白糸の滝の場所がよく分からないこと、遅くなって渋滞に巻き込まれると面倒くさそうだったこと、などを鑑みて、白糸の滝をキャンセルして帰路へ。

帰りは、最寄りの河口湖 IC から高速道路で一気に帰った。渋滞もなく順調。

今回の旅程は、車以外(散策など)もすべて含めて約 280km。

借りた車はマーチ(本当は軽を借りようと思っていたので軽の料金)。未測定部分はあるものの、275km を 16.5 リットルで走っているので、燃費は 16.7km/L。山道走った割にはなかなかいいね。

生の日本酒をお土産に買ってきたので、これから飲もうかな。


GPS ロガー軌跡比較:GT-730FL-S vs V-990(高尾山にて)

格安 GPS ロガーの CANMORE ELECTRONICS GT-730FL-S(現在 3,000 円前後)と、ボイスメモなどの付加機能を持つ GPS ロガーの COLUMBUS V-990(最近 8,500 円で購入)を、高尾山登山で同時に持ち歩いて、軌跡の精度を比較してみた。

GTvsV990_KeioLineまずは、高尾山に行くまでの交通。京王線の北野駅から、高尾山口駅まで。

全景は右の写真のような感じ(クリックで拡大)。青線が GT-730FL-S、緑線が V-990。

(1) 一番左側で、青線と緑線が大きく異なっている。
(2) 左から 3 分の 1 くらいのところも、少し異なっている。

GTvsV990_KeioLineMapGoogle Earth だと地理関係がイマイチわかりづらいので、参考に Google Map での軌跡も。

GT-730FL-S のユーティリティーである GPS Photo Tagger が出力する KMZ ファイル(Google Earth 形式)は、何故か Google Map から呼び出せない(たいていの KMZ は Google Map でも使える)。

そこで、kmz2itm 変換サイトで、GT-730FL-S の軌跡と V-990 の軌跡を合体させて GPS Photo Tagger 形式(ITM 形式)に変換し、GPS Photo Tagger 上で Google Map を表示させている。GPS Photo Tagger は複数の軌跡点を 1 つにまとめる感じで線を作成してしまうので、ディティールが失われてしまうが(KMZ にエクスポートする際は正確にエクスポートする)、およその雰囲気はつかめる。

GTvsV990_KeioNearTakao閑話休題。

GT-730FL-S と V-990 で軌跡が違う箇所を詳しく見てみる。

(1)

京王線の高尾駅から少し西に行くと、トンネルとなる。

トンネル内は当然両者とも電波を拾えないが、トンネルを出たあと、緑線の V-990 はすぐに再捕捉している。一方、青線の GT-730FL-S は再捕捉が少し遅れているので、軌跡がショートカットしてしまっている。

GTvsV990_KeioNearHazama(2)

両者の軌跡が少し異なる狭間駅付近。

V-990 はきちんと線路上を移動しているが、GT-730FL-S は少しずれている。

GTvsV990_Inariyama続いて、高尾山登山の軌跡。上りは稲荷山コース、山頂に着いたあとは、1 号路でビアガーデンまで歩いている。

さきほどの電車での軌跡よりも、両者の軌跡が異なる部分が多い。

GTvsV990_InariyamaIriguchiMap2登山の軌跡は、Google Earth で見ても、どちらが正しいのかまったくわからないので、カクカク軌跡になってしまうが GPS Photo Tagger 上で詳細を比べることにする。

登山コースの最初、清滝駅から登山道に入るところでは、青線の GT-730FL-S がショートカットをしてしまっている。電波を拾っていないというわけではなく、拾っており、拾った上でそこを通っていると判定している。しかし実際には、V-990 の軌跡が示すように迂回している。

他にも、カーブのところなど、V-990 の方が正確なことが多いことが見て取れる。

GTvsV990_Yakuoin登山コースの終盤、薬王院付近の軌跡が右の図。

薬王院に入る前(薬王院の西側)は、GT-730FL-S の方が良い結果を出している。V-990 は、実際の道よりも、少し南側にずれている。

薬王院の敷地内は、V-990 の方が良い。V-990 は建物を回り込んでいる様子がきちんと再現されているが、GT-730FL-S は建物の中に突撃してしまっている。

薬王院を抜けたあと(薬王院の北東)も V-990 の方が良く、道に沿って軌跡を拾えている。

全体を総括すると、新型で価格も高い V-990 の方が、電波感度が高く、軌跡の精度も高い。

今回の比較に限らないのだが、全体的な傾向として、電波感度は V-990 の方が良いことが多い。電車内のような微妙な遮蔽物の中にいる場合、GT-730FL-S は電波をつかまないのに V-990 が電波を捕らえていることがある。GPS チップが高感度 MTK II であることが寄与しているのだろう。

一方で、V-990 は、測定開始地点の位置がずれる確率が GT-730FL-S より少しだけ高いようにも思う。今回は問題なかったが、測定開始地点が実際の位置とは異なり、少し移動すると正しい位置になる、というケースが何回かあった。V-990 停止時の位置測定精度を上げるための補正が入っているようで、その補正がうまく効いていることもあるのだが、測定開始時には裏目に出ているのかもしれない。

それぞれのロガーのこれまでの印象をまとめると、以下のような感じ。
  • GT-730FL-S……激安かつ、(多少精度は劣るが)実用十分な軌跡を拾える。電源を入れるだけで測定ができ、PC 本体にケーブル不要で接続できるなど、お手軽さはピカイチ。付属ユーティリティー(GPS Photo Tagger)で軌跡の編集ができるのもポイント高い。
  • V-990……電波感度が高く、多少の遮蔽物の中でも電波を拾え、再捕捉も早い。軌跡の精度も、たまにずれるご愛敬はあるものの、全体的に見るとかなり精度が高い。microSD 1 枚で最大 1 年半分の軌跡を保存できるので容量の心配も無い。一方、microSD を入れ忘れると記録ができない、付属ユーティリティー(Time Album)での軌跡編集が数値入力方式で分かりづらいなど、お手軽さでは負ける。

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スイス旅行記 / 8 日目(帰国と総括)

空港楽しかったスイス旅行もとうとうおしまい。朝から帰りの飛行機に乗るだけ……。

のはずが、一大ハプニング発生!

テレビ放映によれば、帰りの飛行機の運行会社であるルフトハンザ航空がストライキを実施しているとのこと。え゛、帰れるの? 旅行会社に問い合わせたところ、空港に行けば代替便を手配してくれるとのことなので、とりあえず空港に向かった。

ストライキの表示は何もなく、一見、何事もないかのようだが、よく見ると、ルフトハンザのカウンターは営業していない。航空券は e チケットだが、自動チェックイン機に入れても該当便が表示されない。1 つだけ有人カウンターが営業していたので、そこに並ぶ。

チョコレート試食かなり待たされた後に、ヘルシンキ経由の代替便(フィンランド航空)に乗れることになった。ルフトハンザで仮チケットを発行してもらい、フィンランド航空のカウンターで正式な手続き。ルフトハンザは先週もストライキをしていたようで、フィンランド航空の受付のお兄ちゃんが、「またルフトハンザかよ!」って言ってた。

ともあれ、帰国の目処が付き、お土産屋さんを物色したり(チョコの試食をさせてくれた)、軽く飲んだり食べたりした後、スイスを出発。

トランジットのヘルシンキで、日本への飛行機に乗ったところ、再びハプニング!

ビジネスクラス今度はうれしいハプニングで、座席がエコノミーからビジネスクラスに格上げになっていた。フィンランド航空受付のお兄ちゃん、良い仕事をした!

ビジネスクラスの座席は、ゆったり寝られる。おかげで、ヘルシンキ~成田の長時間フライトが非常に楽ちんだった。ビジネスクラスの座席には、コンセントや USB 給電、はては有線 LAN まである。

というわけで、無事に日本帰国!

窓際今回のスイス旅行を振り返ってみると、とにかくいろんな電車に乗ったなぁ、というのが一番の印象。スイスは鉄道の国だね。半額チケットは必須。半額チケットでも高いので、半額チケットが無かったら死ねる。

前半は天気がイマイチだったが、後半はばっちり晴れ、マッターホルンがとても良く見えたのが嬉しい。

ICパスポートスイスはほとんどの店でクレジットカードが使えるので便利。為替レートも空港での両替より良い。注意点としては、端末操作時、最初にチップの金額を入力する店があること。端末に入れるのは PIN コード(暗証番号)だけだと思っていると、例えば 9999 の人は、9999 フランもチップを支払うことになってしまう!

機内食ハンバーグたくさん撮った写真を見返していて思ったのだが、デジカメの画素数が多すぎる。ディスプレイで表示できるのは、フル HD でも 1920×1080 ピクセルなので、画素数でいえば 200 万画素(2 メガピクセル)。200 万画素以上あっても意味ないのだ。最新のデジカメはコンパクトでも 1600 万画素とかあるが……。

画素数が多いと、メモリーカードやハードディスクの容量を食うし、表示に時間もかかる。この辺りは撮影時に設定を変えれば良いのだが、問題は、小さなスペースに画素を詰め込むと、センサー感度が低下して画質が落ちること。これは設定ではどうしようもない。画素数多くするより、綺麗な写真を撮れるカメラにして欲しい。

GPS_全行程今回の全旅程の GPS 軌跡を繋げてみると、右のようになる。ちょっぴりオリオン座に似ているような感じで、スイス国内を一周している。

壁や窓が厚いからなのか、上等な列車内は電波を拾えなかったが、格安 GPS ロガーとしては十分健闘してくれた。



 【 8 日目の行動範囲 】

GPS_日本帰国9700km。地上同士を直線で結んでいるので、航路は不正確。

 【 8 日目に食べたもの 】
  • ホテルの朝食:ハム、ブルストなどのバイキング
  • 空港:パフェなど
  • 機内食 1:サンドイッチ
  • 機内食 2:ハンバーグなど
  • 機内食 3:サンドイッチなど

 【 8 日目の旅程 】

  • 06:30 ホテル出発(Zürich)
  • 11:00 チューリッヒ空港発(Zürich)
  • 17:00(現地時間) ヘルシンキ空港発(Helsinki)
  • 翌 09:00(日本時間) 成田空港着

 【 スイス旅行記 】


 【 ギャラリー 】


IttingerパフェFinnairチキンカレーサンドイッチ雲ヘルシンキ空港丸いサンドイッチビックリマンっぽいお菓子Knoppers




スイス旅行記 / 7 日目(氷河特急とチューリッヒ市内観光)

橋の上を走る氷河特急この日は氷河特急に乗って、スイスの南側を横断。

氷河「特急」という名を冠しているが、平均時速は 30km 程度と、スクーター並みの速度だ。世界一遅い特急らしい。

のどかなスイスの田舎を、のんびりと走るスローライフな観光。

氷河特急車内販売お土産の車内販売もやってくる。氷河特急限定のスノードームなど、観光客の心をくすぐるラインナップがにくい。

氷河特急が遅いのは、急勾配を登ったりするからなのだが、坂を登っている途中でも安定する(むしろ平坦だと危なっかしい?)、斜めのグラスなんてものもある。

駅を見下ろす車内でのお食事を予約しておいたので、始発駅を出てしばらくすると、フォークやらグラスやらが席まで運ばれてくる。

注意が必要なのは、飲み物は別料金ということ。うっかり注文すると、最後にお金を払わされることになる。

食事の雰囲気が漂ってきても、なかなか料理は運ばれてこない。まったり外を眺めていよう。通り過ぎた途中駅が、だいぶ下の方に見えている。

子牛肉のクリーム煮込みそしていよいよ食事。

何人ものクルーが、代わる代わる皿に料理を盛りつけていってくれる。黒人の太ったおばちゃんだけはやたらと雑でしかも感じ悪いのでやめてほしいが、他の人は良い感じだ。

メインディッシュは、子牛肉のクリーム煮込み。チーズの風味が程よく感じられておいしい。

メインのプレートに載っている 3 品は、しばらく後でおかわりをサーブしてくれる。麦や野菜はお代わりしなくてもいいなと思ったけど、クリーム煮込みはありがたく頂戴した。

ディセンティス途中のディセンティス駅で小休止。短い時間だが、ホームに降りられる。座りっぱなしで凝った身体をほぐそう。

氷河特急は 2 社の共同運行で、ここでクルーが交代するので、停車時間があるようだ。

氷河特急は終点までは乗らず、クールで降りて、チューリッヒに向かった。

チューリッヒの川初日のチューリッヒは寝るだけだったので、この日に観光。

チューリッヒにはその名もチューリッヒ湖とうい湖があり、チューリッヒ湖に接続するリマト川の両側に店が並んでいる。

お土産物屋などを巡りながらチューリッヒ市内を散策。

ワイン抜きチーズフォンデュースイス旅行も終盤。最後の夕飯は、ワイン抜きのチーズフォンデュー。

チーズフォンデューは基本的にワインがどっぷり入っているが、ワイン抜きの方が個人的には好みだ。

 【 7 日目の行動範囲 】

270km。

GPS_氷河特急~チューリッヒ氷河特急(ツェルマット~クール)~チューリッヒ。

上等な車両だったからか、電車乗車中はまったく GPS が拾えなかった。

GPS_チューリッヒ散策チューリッヒ散策。


 【 7 日目に食べたもの 】
  • ホテルの朝食:ハム、ゆで卵などのバイキング
  • 車内昼食:子牛肉のクリーム煮込み、チョコレートケーキなど
  • 夕食:チーズフォンデュー、ラクレットなど
  • スーパーで買ったお総菜(チリ酢豚みたいなやつのチキン版)

 【 7 日目の旅程 】

  • 08:30 ホテル出発(Zermatt)
  • 09:00 氷河特急(GLACIER EXPRESS)
  • 13:00 ディセンティス(Disentis)
  • 15:00 クール(Chur)
  • 17:00 チューリッヒ(Zürich)
  • 19:00 夕食(Raclette Stube)

 【 スイス旅行記 】


 【 ギャラリー 】


氷河特急昼食メニュー氷河特急からの眺め氷河特急からの山2池と氷河特急川沿いを走る氷河特急Coop機関車と教会っぽい何かチューリッヒ湖の船建物の模型スーパーのチーズ売り場
















スイス旅行記 / 6 日目(ゴルナーグラート:マッターホルンとマーモット)

6 日目はマッターホルン鑑賞会。

朝焼けマッターホルン朝起きて、朝食前に外を散策。マッターホルン博物館の東側にある、マッターホルンがよく見えるという橋に赴いた。

現地では通称、日本人橋と呼ばれているようで、確かに日本人が多く集まっていた。

マッターホルンの頂上部分に朝日が当たり、一部が紅く染まるマッターホルンを眺めることができた。

ゴルナーグラート鉄道切符朝食後は、ゴルナーグラート鉄道に乗り、ゴルナーグラートへ。

ゴルナーグラート鉄道の切符は QUO カードほどの大きさの厚紙なのだが、非接触 IC チップが埋め込まれていて、改札にタッチ&ゴーできる。IC チップ入りなのに厚さも厚紙程度と、Suica/PASMO と比べると非常に薄い。また、使い捨てにできるということは、IC チップのコストも相当安いのだろう。

ちなみに、スイスの他の鉄道の切符は、航空券ほどもある大きな紙にいろいろな情報が印刷してあって、鉄道乗車中に車掌が目視で改札するという、きわめてアナログな方法をとっている。

車窓マッターホルンこの日はよく晴れ、電車に乗っている最中もマッターホルンがきれいに見えた。全景を見ると、マッターホルンはスフィンクスみたいな姿をしている。

グレンツ氷河頂上に着くと、マッターホルンはもちろん、氷河もきれいに見ることができた。

写真の左側にある丸っこい山がリスカムで、画面外左に、有名なモンテ・ローザ(居酒屋チェーンじゃなくて、山です)がある。

リスカムの左側がグレンツ氷河、右側がツヴェリングス氷河。

スイスに 3 度来ているというおじさんが、「今までで一番眺めが良い。素晴らしい」と言っていたから、相当良い日に来られたのだろう。事前の天気予報が雨だったので心配していたが、まったくの杞憂だった。

下りは、一駅分(ローテンボーデン~リッフェルベルク)のハイキング。メジャーなハイキングコースのようで、多くの人がローテンボーデンで下車していた。日本人ツアーも数団体おり、まぎれて、タダで解説を聞きながらハイキング。

逆さマッターホルンハイキングコースの一番の見所は、リフェル湖に映る逆さマッターホルン。

前日のライゼー湖ではうまく映ってくれなかった逆さマッターだが、今日はばっちり。

この角度だと、マッターホルンはピラミッドのようにも見える。

マーモット途中でマーモットを目撃。

この旅行中、何度かマーモットに遭遇したが、警戒心が強いので、すぐに逃げてしまう。

昼食一駅分歩くとほどよくお腹が空き、昼食。

ビュッフェ形式で、好きな物を取ってお会計。全部入り(ベーコン、チーズ、目玉焼き)ロシティをメインディッシュにした。

高山で蜂もいないので、日当たりの良いテラス席で食事。

雄大な景色を眺めながら、心地よい風に吹かれながらの食事は最高。

レストランはリッフェルベルク駅のすぐ隣にあるのだが、ここも Free Wi-Fi が用意されていた。

帰りの電車に乗っている途中、自転車で山を下っている人を目撃。広い山を颯爽と駆け下りるのも気持ちよさそう。

マッターホルン博物館麓のツェルマットまで戻った後は、マッターホルン博物館をまったり見学。

昔のツェルマットの家や、家畜との暮らし、山への挑戦の記録などが展示されている。

ちなみに、マッターホルン博物館はクレジットカードが使えないので注意。

生演奏夕食は、生演奏を聴きながら。

食事を邪魔しない柔らかな音色で、まったり演奏してくれる。

店を出てから気づいたのだが、生演奏をしている奥に、別のレストランがあった。生演奏している人に隠れて全然気づかない。奥の店にとっては営業妨害なのでは(笑)
 【 6 日目の行動範囲 】

GPS_ゴルナーグラート24km の行程。

山に囲まれている鉄道区間は、GPS の精度が落ちる。


 【 6 日目に食べたもの 】
  • ホテルの朝食:ハム、ゆで卵などのバイキング
  • 昼食:ロシティ、グラーシュ(スープ)、タルト
  • 夕食:ラクレット、マカロニグラタンなど

 【 6 日目の旅程 】

  • 06:30 ツェルマット散策(Zermatt)
  • 08:00 ホテル出発(Zermatt)
  • 09:00 ゴルナーグラート散策(Gornergrat)
  • 10:00 ハイキング
  • 12:00 昼食
  • 15:30 マッターホルン博物館
  • 18:00 夕食


 【 スイス旅行記 】

 【 ギャラリー 】

ゴルナーグラート登坂山々マッターホルンと鉄道マッターホルンと駅舎犬池逆さマッターホルン引き逆さマッターホルンアップマッターホルン遠影走行マーモットホテルレストランFreeWiFi3DSFreeWiFi3DSSuccessレストランテラス自転車山下り追ってくる電車駅手前ねずみ返しマカロニグラタン


スイス旅行記 / 5 日目(ツェルマット:スネガ・パラダイス、ライゼー湖)

川と電車5 日目は、スイス南西の国境付近の村、ツェルマットまで移動。

電車は川沿いをしばらく走る。

スイスの川はたいてい、エメラルドグリーン。透明でないのは、氷河が削った土やら何やらが混じっているかららしい。この色がまた絵になる。

場所によっては、茶色く濁っている川もある。

カツレツツェルマットに到着して、まずは昼食。

昼からカツレツやチーズフォンデューなど、豪勢なお食事。

しかし、テラス席にしたのが失敗。

テラスに飾ってある花を狙って、蜂が大量にやってくる。蜂はビールが好きなのか、次々とビールグラスに寄ってきて、滑ってビールの中にドボン。落ち着いて食事できなかった……。

料理の味は旨かった。グラタンはまろやかチーズで日本人の口にも合う。

ゴルナーグラート午後は、登山鉄道に乗り、広々としたスネガ・パラダイスへ。登山鉄道入口の洞窟はひんやりとしている。

スネガ・パラダイスは、冬はスキー場として営業しているようで、あちこちにリフトやスキーコースがあった。

ライゼー湖(というか池?)のほとりを散策。鉄棒やらブランコやらといった遊具が置いてある。

運が良ければ、湖にマッターホルンが映り込んで、逆さマッターが見られるのだが、湖面がざわついていて、うまく見られなかった。逆さマッターの本番は翌日なので、そちらに期待。

Tartarenhutツェルマットまで戻って夕食。

夕食は、Tartarenhut という、ジンギスカン風焼き肉。鍋が帽子のような形をしていて、ところどころに出っ張りがある。この出っ張りに肉を引っかけて焼くと、肉汁が帽子のツバの所にしたたり落ちる。ツバのところにはお米が敷き詰めてあり、肉汁入りのリゾットとなる。

面白い料理で、肉を帽子の斜面に貼り付けて焼くのが楽しい。

しかし、味は今ひとつ。肉の付け合わせに各種マヨネーズを用意してくれているが、塩胡椒の方が美味しいし、リゾットはうまく炊けない。アイディアが良いだけに、惜しい料理だ。

目玉焼きロシティここの店のロシティは、目玉焼きを 2 つ乗せてくれて気前が良い。

ツェルマットマッターホルン夕食後は、近所を散策しながらマッターホルンを眺める。

マッターホルンは、他の山と連なっていなくて、あれがマッターホルンだとすぐに分かって良い。 

ツェルマット電気自動車ちなみに、ツェルマットは、山の環境を守るために、村の中はガソリン自動車の走行が禁止となっている。村内を走っているのは、小型の電気自動車。普通の自動車とは違うサイズなので、ツェルマット特注品なのかな?

 【 5 日目の行動範囲 】

124km の行程。

GPS_グリンデルワルト~ツェルマットグリンデルワルト~ツェルマット。

GPS_スネガ・パラダイススネガ・パラダイス。

 【 5 日目に食べたもの 】
  • ホテルの朝食:ハム、ゆで卵などのバイキング
  • 昼食:チーズフォンデュー、カツレツ、グラタンなど
  • 夕食:Tartarenhut、目玉焼きロシティなど

 【 5 日目の旅程 】
  • 08:00 ホテル出発(Grindelwald)
  • 09:00 インターラーケン(Interlaken Ost)
  • 09:30 シュピーツ(Speiz)
  • 11:30 ツェルマット着(Zermatt)
  • 12:00 昼食(Walliserkanne)
  • 14:00 スネガ・パラダイス散策(Sunnegga Paradise)
  • 18:00 夕食(Old Zermatt)

 【 スイス旅行記 】

 【 ギャラリー 】

車窓車窓Rメニューグラタンチーズフォンデュービールに蜂スネガ・パラダイスの鉄道逆さマッターホルンWalliserkanneカレーライスマーモット像鮭夕暮れの川






スイス旅行記 / 4 日目(ベルン:バラ公園、クマ公園)

ベルンへの車窓4 日目は、グリンデルワルトから日帰りでベルンへ。途中、インターラーケンで乗り換え。

観光案内所で、さわやかイケメンの兄ちゃんにベルンのおすすめコースを教えてもらい、市内を散策。

ベルン街並みベルンは、道路の両側に中層の建物が並んでいる街並み。

トラムも走っているところがあり、鉄道駅に近いところではひっきりなしにトラムが来る。

時計塔市民にも親しまれているという時計塔や、過去は牢獄だったという牢獄塔などを眺めながら、歩みを進める。

道路の真ん中に、ぽつぽつと像が建っている。

不動産屋さんのショーケース店頭では、不動産の写真と共に QR コードが掲載されていたり、タブレットで物件を見られたりと、ずいぶんハイテクな感じだ。

CBO途中、マクドナルドがあったので寄ってみた。ご当地マックは、CBO。C はチーズ(Cheese)の C だと思いきや、鶏肉だそうな。Chicken Bacon Onion とのこと。

クマ街外れにクマ公園がある。

川沿いの斜面に熊が数頭いるのだが、川岸の通路と、クマの居住スペースを仕切っている柵がずいぶん低い。間違ってクマ公園側に落ちてしまったら惨事になるのでは……という心配が。

街並み展望ベルン観光のハイライトは、高台にあるバラ公園からの眺め。街並みを一望できる。

ガイドブックに載っている写真は、もっと高いところから撮影されていて、その眺めを期待していたのだが、バラ公園はそこまで高いところにはなかった。恐らく、ガイドブックの写真は空撮なのだろう。

高度的にはちょっぴり残念ではあったが、レンガと緑のコントラストは綺麗だ。

ベルナープレート昼食は街中の地下にあるレストランで取った。ずいぶんと趣のあるお店で、会社の重役が来そうなお店だった。普段着の我々は場違いな感があったが、入ってしまったものは仕方ない。

ベルン名物は、ベルナープレート。肉や野菜を煮たポトフのようなもの、と紹介されていたが、ポトフほどスープ感がない。なかなかおいしいが、もっとスープがある方が好きだ。

大聖堂からの展望昼食後は、もう 1 つの高台、大聖堂の尖塔へ。螺旋階段をひたすら上っていく。

中間展望層では、あみものをしているおばちゃん(恐らく係員)が、「頂上まであと 90 段よ!」と励ましてくれた。

頂上からの眺めは良い。ロケーションはバラ公園の高台の方が良いのだが、尖塔は周囲が低いので、見晴らしが良い。

ピザ夕飯は、グリンデルワルトに戻ってピザのお店へ。

お店の名前はトムズヒュッテというのだが、ここのピザが絶品だった。さすがスイス、チーズが旨いので、ピザも旨い。クリスピー生地がパリッとしていて食が進む。グリンデルワルトに行ったら、トムズヒュッテがおすすめだ。

恐らく家族経営で、寡黙なご主人がピザを焼き上げ、奥さんと娘さんが給仕をする。途中で息子さんが学校から帰ってきて、ご主人と話をしていた。

 【 4 日目の行動範囲 】

例によって、スイス国鉄区間のインターラーケン~ベルン間は GPS が拾えていないが、全日 133km の行程。

GPS_グリンデルワルト~インターラーケングリンデルワルト~インターラーケン。

GPS_ベルン市内散策ベルン市内散策。


 【 4 日目に食べたもの 】
  • ホテルの朝食:ハム、ゆで卵などのバイキング
  • CBO(単品で CHF 8 くらいだった気がする)
  • 昼食:ベルナープレートなど
  • 夕食:ピザ各種

 【 4 日目の旅程 】
  • 08:00 ホテル出発(Grindelwald)
  • 09:00 インターラーケン(Interlaken Ost)
  • 10:00 ベルン着(Bern)
  • 11:30 バラ公園(Rosengarten)
  • 12:30 昼食
  • 14:00 大聖堂
  • 18:30 夕食(TOM's HÜTTE)

 【 スイス旅行記 】

 【 ギャラリー 】

トラム子供食い時計塔2不動産屋店頭教会クマ公園クマ拡大バラ公園街並みランチメニューパイプオルガン橋を渡るトラムIttingerパイ包み夕暮れユングフラウ100周年ドリンク






















スイス旅行記 / 3 日目(ユングフラウヨッホ:ヨーロッパ一高い駅と村散策)

3 日目は、トップ・オブ・ヨーロッパ(鉄道駅ヨーロッパ最高地点)のユングフラウヨッホへ。

WAB車窓グリンデルワルトからローカル線(ウェンゲルンアルプ鉄道 WAB)でユングフラウのふもとまで行き、そこから登山鉄道(ユングフラウ鉄道 JB)で急斜面を登っていく。

JB車窓途中から一気に雪景色となり、山キター!感が高まる。

ハイジ画面トンネルに入ると、車内の液晶モニターで鉄道の説明や頂上の施設案内をしてくれる。驚きなのは、日本語のアナウンス。なんと、モニターにアルプスの少女ハイジのアニメが映り、ハイジの声でアナウンスしてくれるのだ。まさにハイジの聖地巡礼。スイス=ハイジのイメージをより強固にしてくれる。ちなみに、他国語のアナウンスの場合は、ハイジの画面にはならない。日本専用。

近年、アニメの聖地巡礼が話題になっているが、昔から同じようなことをしているんだねぇ、日本人は。しかも外国で。

展望台JB の路程はほぼトンネルだが、中間駅に展望台があり、5~10 分程度の短い停車時間中に外を眺めることができる。

blog_03_ice_palace山頂の駅に着くと、ドーム型風景模型や山型スクリーンでの映像鑑賞など、展示物のコーナーへと進んでいく。

氷の宮殿は、氷の洞窟の中で氷像が展示されており、寒いがきれい。氷の壁に実用のゴミ箱をネジ止め(?)しているなど、氷の加工技術はすごい。

blog_03_tenbou2展示コーナーを抜けると、いよいよ頂上。

頂上に着いたときは曇り空だったが、しばらくすると晴れ間が出てきて、眺めが良くなった。

blog_03_tenbou3ちょうど雲底の高さのようで、谷間が雲にふたをされているような面白い状況になっていた。

ちなみに、展望台(スフィンクス・テラス)には無料の無線 LAN スポットが用意されている。ノーパソやニンテンドー 3DS などを持っていけば、インターネットを利用できるので便利だ。

チーズ垂れロシティ昼食はクライネ・シャイデック(鉄道の乗り継ぎ地点)にて。屋外の席で気持ちよく食べられた。

この店は、ロシティのバリエーションが豊富。カサリンガ(牛肉ミンチ)を頼んだものの、手違いでほうれん草が来てしまったが、おいしかったのでまぁ良し。

電車に寄るヤギ昼食を食べている最中に、ヤギがやってきた。人懐っこいだけではなく、動いている電車にも寄っていってしまい危ないので、係員が追い払っていた。

blog_03_trainちなみに、山を走るスイスの鉄道は、レールとレールの間にもう 1 本ギザギザのレール(ラックレール)がある。ここに歯車をかませて、急斜面でも上り下りできるようにしている。

blog_03_kawaグリンデルワルトに戻った後は、村を散策。

清濁の川が合流していたり、パターゴルフの宙返りコースでホールインワンを決めている人がいたりと、楽しい散策だった。

blog_03_black_beansチーズに少し飽きたなぁ、ということで、夕食は中華。

ブラックビーンズソースの炒め物がおいしかった。

 【 3 日目の行動範囲 】

およそ 36km。

GPS_グリンデルワルト~ユングフラウヨッホグリンデルワルト~クライネ・シャイデック~ユングフラウヨッホ。

GPS_グリンデルワルト散策グリンデルワルト周辺散策。

【 3 日目に食べたもの 】
  • ホテルの朝食:ハム、ゆで卵などのバイキング
  • 昼食:ラクレット、ほうれん草ロシティなど
  • 夕食:エビチリ、牛肉のブラックビーンズソース炒め、シュウマイなど


【 3 日目の旅程 】
  • 07:00 ホテル出発(Grindelwald)
  • 08:00 クライネ・シャイデック着(Kleine Scheidegg)
  • 09:00 ユングフラウヨッホ着(Jungfraujoch)
  • 11:00 ユングフラウヨッホ発
  • 12:00 昼食(Rostizzeria)
  • 13:30 クライネ・シャイデック発
  • 14:30 グリンデルワルト散策
  • 18:00 夕食(茶香園)

 【 スイス旅行記 】

【 ギャラリー 】

WABJBJB車窓2本日の天気ドーム氷の宮殿入り口ウィスキー樽ユングフラウヨッホの山ラクレットblog_03_yagiグリンデルワルト散策川の合流缶ビール



スイス旅行記 / 2 日目(ルツェルン:カペル橋と交通博物館)

ホテル朝食今回の旅行は、スイスを反時計回りに 1 周する形になる。

実質初日の 2 日目は、チューリッヒを出てルツェルンを観光しながら、グリンデルワルトのホテルへ。

チューリッヒからルツェルンは、電車で 40~50 分と近い。スイスの電車は、日本と同じく正確な運行をしてくれる。

あいにくの雨も、ルツェルンに着くころには小雨になったが、やはり雨はつらい。

カペル橋ルツェルン一の見所は、カペル橋。きれいな花が飾られており、白鳥も泳いでいて優雅だが、実は、湖から攻めてくる敵を発見するための見張り台らしい。

川の両岸では、チーズやひまわりなど、さまざな商品を扱う市が出ており、散策すると楽しい。スイス人はひまわりが好きなのか、やたらとひまわりを見かける。

イエズス教会川岸には双子の塔を擁する建物があり、そこがイエズス教会。スイスで初めて建てられたバロック式の建物らしい。

この教会は内装がとてもきれいで、一見の価値あり。白とピンクを基調とした模様が壁や天井に描かれている。

blog_02_bus_monitorその後、交通博物館に行くためにバスに乗車。日本の電車のような、液晶モニターに駅名を表示するシステムが、バスに搭載されていた。すごい。ちなみに、スイスの鉄道は液晶モニターは付いていない。

スイスパスを持っていると、交通博物館の入場料が半額(CHF 30→15)になるのだが、所持していたのが単なる半額カード(鉄道などのみが半額)だったようで、入場料は半額にならなかった。残念。

blog_02_train_model交通博物館の内容は盛りだくさんで、電車、自動車、船、飛行機から、はては宇宙船まで、およそありとあらゆる乗り物を網羅していた。

滑車の原理で動く登山鉄道の仕組み(水を乗せたり捨てたりする)を解説した模型が動かせたり、実物の牽引車(モーター車)をモーター部分が見やすいように展示してあったりと、なかなか面白い。

blog_02_boat_battle船のコーナーには、対戦型のボートこぎアトラクションがあり、現地っ子(?)たちが競争していた。

ボートをこぐと、液晶画面のボートが進み、先にゴールまでたどり着いた人が勝ちとなる。

blog_02_pitagoraピタゴラスイッチのような装置も展示されており、鉄球のおもりで電車が動いていたりしていた。

blog_02_sort謎だったのは、プログラム学習コーナー。

なぜか、バブルソートやインサートソートなどの、ソートアルゴリズムを学ぶところがあった。大小関係のあるアイコンをタッチパネルでドラッグ&ドロップして、各種アルゴリズムでのソートが体験できる。

交通とどう関係しているんだろ?

交通博物館を後にして、再びツェルマット駅周辺に戻り昼食。

クーゲリパステーテルツェルン郷土料理のクーゲリパステーテをいただく。

パイ生地の中に、仔牛肉のシチューが入っており、濃厚なチーズ風味のシチューがおいしい。

blog_02_train_view昼食後は、瀕死のライオンを眺めつつ、電車でグリンデルワルトまで移動。

スイスの夜は早い。基本的に、19 時を過ぎるとレストラン以外のお店はほとんど閉まっている。日が長く、まだ昼過ぎくらいの明るさなのに!

グリンデルワルトに着いた時には、お店がほとんどしまっていたので、観光はせずに夕食へ。

チーズフォンデュー本場のチーズフォンデューを味わった。惜しげなくチーズが投入された鍋に、パンをいれ、たっぷりチーズをつけて食べる。贅沢な気分が味わえるが、チーズにワインが入っているので、個人的にはそこが苦手。

blog_02_roshiteliノーマークだったロシティ(レシティ)が一番おいしかった。ロシティはスイス人のソウルフードみたいなもので、じゃがいもを薄切りにしてこんがり焼いてあり、付け合せとしてもよく出てくる。店によってたまねぎが入るなどのアレンジがある。たまねぎ入りが好き。


 【 2 日目の行動範囲 】

チューリッヒ~ルツェルン間が拾えていないが、直線距離で補完すると、全日およそ 143km の行程。スイス国鉄(SBB)は窓が 2 重窓だからなのか、GPS を補足できないことがほとんどだった。

GPS_ルツェルン周辺ルツェルン周辺。

GPS_ルツェルン_グリンデルワルトルツェルン~グリンデルワルト。


【 2 日目に食べたもの 】
  • ホテルの朝食:ブルスト(ソーセージ)、ハム、サラダなどのバイキング
  • クーゲリパステーテなど
  • チーズフォンデュー、ブルストなど


【 2 日目の旅程 】
  • 08:00 ホテル出発
  • 09:30 ルツェルン着(Luzern)
  • 11:00 交通博物館
  • 13:30 昼食(Pfistern)
  • 15:30 ルツェルン発
  • 18:30 グリンデルワルト着(Grindelwald)
  • 19:30 夕食(Rendez Vous)


 【 スイス旅行記 】

【 ギャラリー 】

カペル橋など無駄瀕死のライオン像Drink車窓スープ










スイス旅行記 / 1 日目(チューリッヒ:スイス着と市内散策)

トランジット込みで 15 時間という長いフライトを経て、永世中立国スイスへ。

blog_paulトランジットはミュンヘン空港だったが、隣(?)のフランクフルト空港はスト中で機能していなかったらしい。危ない危ない。

ミュンヘン空港では、白ビールでちょっと一息。トレイがエルディンガーなのに、出てきたビールは PAULANER という別の銘柄。まぁいいか。

ルフトハンザ航空が無料でコーヒー類を提供するマシンを設置してくれていたので、そちらも味わった。

チューリッヒ空港に到着してスイスフランの両替。1 CHF=86.60 円。全部で 9 日間の旅程だが、スイスはほとんどがクレジットカード OK なので、両替したのは 2 万円分のみ(結果的には 2 万円でも多かった)。

日本との時差は、サマータイム中なので -7 時間。

空港からツアーの送迎でホテルまで送ってもらうと、すでに時刻は(現地時刻で)22 時前。

blog_near_zuri雨が降っていたが、チューリッヒ駅周辺をほんの少しだけ散策。

スイスの夜は早く、19 時を過ぎると、ほとんどの店は閉まってしまう。わずかに開いていた駅の屋台でソーセージを購入。スイスのソーセージは柔らかめだ。そして値段が高い。フランクフルトくらいの大きさのソーセージにパンがついておよそ 8 フラン(700 円)。

右の写真は、チューリッヒ駅向かいの建物。

ちなみに、チューリッヒ周辺はスリと置き引きがかなり多いらしい。

 【 1 日目の行動範囲 】

GPS1およそ 14km。

GPS データは、格安 GPS ロガー「GT-730FL-S」で拾っている。



【 1 日目に食べたもの 】
  • 成田空港で昼食:生姜焼き定食(1000 円)
  • 機内食 1:チキンステーキなど
  • 機内食 2:おにぎり
  • 機内食 3:ペンネ・アラビアータなど
  • 白ビールとおつまみ(ハムっぽい何かの厚切り)(8.7 ユーロ)
  • ソーセージ(CHF 8 くらい)


【 1 日目の旅程 】
  • 13:00(日本時間) 日本出発
  • 18:00(現地時間) ミュンヘン空港
  • 20:30 チューリッヒ空港(Zürich)
  • 21:30 ホテル着
  • 22:00 チューリッヒ散策

 【 スイス旅行記 】

【 ギャラリー 】

機内食機内食2コーヒーサーブソーセージ




スキー滑走路(軌跡)を GPS ロガーで捕捉

スキーを滑っている間、GPS ロガーをずっと ON にしておいて、滑走の軌跡を記録してみた。使用 GPS は、以前に買った激安 GPS、GT-730FL-S (F-GFL100)

舞子スキー場

舞子2012-map最初はセントレジャー舞子スノーリゾート。コースマップは右。

舞子GPS2このコースを滑走しながら GPS ロガーで位置を記録し、Google マップ上にプロットすると、右のようになる。

Google マップは(当然ながら)上が北なので、コースマップは、ちょうど逆さま、南が上になっているようだ。

スタート地点は、Google マップの左上の旗が立っているところ。黒の長い直線がゴンドラ A で、これに乗って山頂へ。

山頂からの滑走が緑の線。コースマップでいう O5→スカイドームレストラン→N3 をたどっている。途中で橙の線と交わる辺りのぐねぐねしているところが、林間コース。ちゃんとぐねぐねを GPS が捕捉できているのがわかる。

もう 1 つ見てみよう。今度は、短い黒の線。これがリフト D。

リフト D を降りて、橙の線を滑走。コースマップでいう N9→N11。一部、緑の林間コースと重なっているが、これは迂回したためで、本来は重ならずに直線でショートカットするコース。

舞子GPS3まったく何も無い状態で Google マップを見ても、どこがコースになっているのか、コースマップと地図がどのように対応しているのか、が分からないが、GPS でログを取ってみると、実際の滑走コースが視覚化されて面白い。

GPS の素の記録状態は右。繰り返し滑ったところは何重にも線が引かれている。左側にヒゲのように出ている線は、誤記録ではないかと思う。そっちに行った記憶は無い。まぁ、格安 GPS だから多少の誤差は仕方ないね。

人気の高い GPS ロガーである M-241 とかだと、もっと精度が良いのかも知れない。

舞子シャトルバス舞子スキー場と越後湯沢駅は、無料シャトルバスで結ばれている。そのシャトルバスの軌跡が右。

下が越後湯沢駅で、右側の旗が立っているところがスキー場。

スキー場の左側に分岐が一本あるが、これはシャトルバスがホテルに回り道をしているため。越後湯沢からまずホテルに行ってホテルの人を拾い、それからスキー場に行く。時間的にはロスだが、無料だから仕方ないね。

川場スキー場

川場コース 次は川場スキー場。コースマップは右。

川場GPSこのコースを滑走したのが右。

下の黒い線、リフト B と、上野黒い線、リフト D を乗り継いで頂上へ。

明るい緑のコース 7(クリスタルコース)と、橙のコース 9(高手ダウンヒル)をメインに滑った。

最後に暗い緑のコース 2(桜川コース)を滑って麓へ。

GPS ロガーは、測定時点の時速も表示してくれる。GT-730FL-S の場合は数値にイマイチ信頼性が無い気がするが、平均して見ると参考程度にはなる。自分の場合、簡単な初級者コースだと時速 35km 前後で滑っており、中級者コースになると 25km 前後にスピードダウンする感じだ。

なんだかんだで、GPS ロガーで結構遊べてる&役に立ってる。台湾旅行の時も軌跡取れたし。

GPS ロガー買った当時は、人気の M-241 が 1 万円くらい、GT-730FL-S (F-GFL100) が 4 千円くらいだったので GT-730FL-S にしたけど、今は M-241 もだいぶ値下がりしてるな。



※GPS 関連の記事一覧はこちら

再訪台湾 / 4 日目(最終日)

今回の台湾旅行は実質 3 日でおしまい。最終日は早朝に帰るだけ。

現地時刻 5 時台なのでまだ MRT は稼働していない。流しのタクシー(計呈車)を拾って空港へ。

松山空港は本当に街中に近い。たった 10 分ほどで空港に着いた。走行距離はおよそ 7km。タクシー料金は 200 元ちょっと(500 円ちょっと)。2km 710 円~の日本だと 2,000 円以上になるはずなので、だいぶ安い。
ワンタンスープ
空港でワンタンスープを食べて、台湾を後にした。

今回の台湾旅行は、総統府や台北 101 など、前回涙をのんだ名所のリベンジを果たせたので良かった。

もちろん食は言うまでもなく、相変わらず美味しい北京ダックやら小籠包やらを満喫すると共に、前回食べていない阿宗麺線なども堪能。

そして今回も、台湾のいろんな人に親切にしてもらった。台湾に行くと心温まる。もし日本で台湾人観光客を見かけたら、最大限親切にしてあげたい。

ただ、心残りも結構ある。
  • 台南にも行きたかったけど、日程が短くて行けなかった。
  • 親切にしてくれた人たちに、東日本大震災の寄付のお礼言っておけば良かったなぁ。
  • 排骨大王など、前回「また食べるぞ」って思ってたのに食べに行けなかったところがある。
このあたりは、またいつの日か訪れてリベンジしたい。

【 4 日目の行動範囲 】

4日目行動範囲およそ 7km。

GPS ロガーで軌跡を記録していると、タクシーが遠回りなどをせずにちゃんとした道を走ってくれたかどうかも確認できるのでいいね。



【 4 日目に食べたもの 】
  • ワンタンスープ

【 4 日目の旅程(時刻は日本時間) 】
  • 06:00 ホテル出発

【 再訪台湾日記 】



再訪台湾 / 3 日目(林家花園&猫空)

台風が接近してきているようだったが、幸い 3 日目も晴れた。

トマト牛肉麺朝食は山東煙台拉麺店。2 日目に行った趙記菜肉餛飩大王のすぐ近くにある。

蕃茄半筋半雜麺という、トマトベースの牛肉麺を注文。通常の牛肉麺は胡椒風味だが、この牛肉麺はビーフストロガノフみたいな趣。一風変わっているが、トマトのさわやかな感じが良い。

林家花園2MRT に少し長めに乗って、林家花園へ。

府中駅で降りて、林家花園へ行く途中、現地のおじいちゃんに声を掛けられた。林家花園へ行く途中だと言うと、なんと現地まで案内してくれることに。いやマジ親切すぎる。

おじいちゃんは片言の日本語が話せる上に、英語はかなり話せるっぽい。残念ながらこちらが英語あんまり話せないのだが、英語と日本語と、たまに中国語の 3 ヶ国語で意思疎通しながら林家花園へ。おじいちゃんは林家花園(発音はリンジャーファーエンらしい)の近くに住んでいるようだ。

林家花園3林家花園は、富豪である林氏一族が建設した広大な園邸の一部。林氏一族は気っぷが良かったようで、付近の人口増加の際に、私有地を近隣住民の住まいとして提供し、あげくに花園部分を寄付してしまったらしい。

そんないわれのある花園、中は緑あり水ありの趣のある雰囲気。ところどころでハスが花を開いていたりする。

一方で、白壁の入り組んだ迷路のような通路もあったりして、変化に富んでおり、面白い。

林家花園4花園の中でリスを発見。

花園内のショップで赤い果実のシャーベットを食べた。果肉なのか花びらなのかよくわからない固体が多めに入っていて、強めなお味。

今調べたら、洛神花と書いてハイビスカスと読むようだ。ハイビスカスって食べられるんだ。

林家花園付近林家花園を後にして、府中駅まで戻る。

林家花園の近くには出店が立ち並ぶ。床屋や角質落としなどの美容系も多い。

行きにご一緒してくれたおじいちゃん曰く、ここは夜市ではないので夜は営業していないとのこと。

というか写真の鶏肉、新鮮すぎるだろ! 「台湾で売ってる鶏肉が新鮮すぎる件」とかいうスレッドが立ってもおかしくないレベル。お客さんが来たら籠の中の鳥が生々しく提供されるのですね、わかります。

府中駅を擁する台北市と、同じく府中駅を擁する東京都府中市が姉妹都市になったりしないかなぁ。

ゲーセン再び西門駅に行き、ゲームセンターに入ってみた。台湾は UFO キャッチャー系のゲームはどこにでもあるが、ビデオゲームがあるところは少ない。萬年商業大棲は貴重なビデオゲームセンターだ。

置いてあるゲームはほとんどが日本のもので、全くローカライズされていない(つまり日本語表記)。ネットワーク越しに日本のプレーヤーと対戦できるゲームや、Project DIVA などが置いてあった。

蒸し餃子昼食は北平一條龍餃子館。

写真は肉まんのように見えるが、実は蒸し餃子。蒸し餃子って、たまに社食のサイドメニューに出てくるのだが、すごく微妙で「本当にこんな料理あるのか?」と疑っていた。しかし台湾にちゃんとあったのですな、蒸し餃子。

名前は餃子だが、雰囲気は見た目通り肉まんに近い。餃子だと思って食べていると、肉まん級の分厚い皮でお腹がいっぱいになる。

ちなみにこの店の焼き餃子は、棒餃子のような雰囲気。自分は蒸し餃子よりも焼き餃子の方が好きだったが、友達は蒸し餃子の方がお好みだったようだ。

猫空ロープウェイ午後は猫空ロープウェイでお茶の里へ。少し曇ってきた。

ロープウェイは MRT と同じ扱いなので、悠遊卡(台湾版 PASMO)で乗車できる。公共交通機関がロープウェイというのも面白い。

ロープウェイは全長 4km ほどもあり、片道 30 分くらいかかる。苗場スキー場のドラゴンドラの全長が 5.5km なので、それに迫る長さだ。

途中に 2 つ駅があり、駅を通過する際は速度が落ちて扉が開く。途中駅のあるロープウェイって初めて乗った。

金福茶園ロープウェイの終点、猫空付近には、お茶屋さんがやまほどある。……が、営業してるんだかしてないんだか、判別しづらい。吹き抜けの屋内にテーブルが 2 つ置いてあり、片方で家族が団らんしている、という状況でも営業しているようだ。

試飲(というか団らんに混じるような感じ)させてもらうと、やっぱり台湾のお茶は美味しい。

そしておばあちゃんのマシンガントークっぷりが半端無い。延々話す話す。おばあちゃんはある程度日本語が話せて、それよりも日本語の上手いおじいちゃんがところどころで通訳してくれた。おじいちゃんは家族かと思いきや、通りすがりの台湾人観光客だったようで、まもなく去って行った。

お茶は 150g で 400 元と、お値段ななかなかのもの。

フカヒレ夜は高級料理店へ。フカヒレや大海老のコース料理。

見よ、惜しげもなくたっぷりとフカヒレが入ったスープを!

これと大海老、さらにあわび丸ごと 1 個まで付いて 1,980 元は破格(だと思われる)。

個人的にはフカヒレには全く興味が無く、どの辺が美味しいのかさっぱり理解できないのだが、友達は大いに満足していたので、行った価値は十分にあったというもの。

シジミクーポンでシジミの醤油漬けをサービスしてくれたのだが、自分としてはこれが大ヒットで、この店で一番美味しかった。

シジミの醤油漬けは台湾ではメジャーな料理らしい。もしかしたら初日に行った你家我家客家菜にもあったのかな。また食べたいな。

食後にマッサージに行こうと思ったら、これがえらい苦労した。

地図の場所に店が無くて、うろうろしてようやく見つけたと思ったら激混み。あきらめて別の店に行ったら、また地図の場所に無い。「在台北日本人に人気の店」なのにつぶれてしまったとのこと。

3 度目の正直で、ようやくオープンしているお店にたどり着いた。なんども電車を乗り換えたり、駅間を歩いたりで、結構疲れたが、その疲れをマッサージで吹き飛ばした。

うろうろしている時に、欧米系と思われる女の子に英語で道を聞かれた。どうやら地元民に間違われたようだ。台北アリーナに行きたかったようだが、残念ながらその施設自体を知らなかった。でも、地図上の現在位置を教えてあげたら目的地の位置を把握していたようなので、少しはお役に立てた模様。

【 3 日目の行動範囲 】

3日目行動範囲およそ 65km。

【 3 日目に食べたもの 】
  • 蕃茄半筋半雜麺(170 元)
  • 洛神花アイス(45 元)
  • 北平一條龍餃子館:各種蒸し餃子、焼き餃子など
  • 龍鮑翅:フカヒレなど(2,100 元くらい?)
  • 沙朗牛肉(サーロインステーキらしい)おにぎり(23 元)

【 3 日目の旅程(時刻は日本時間) 】
  • 09:30 山東煙台拉麺店
  • 11:00 林家花園
  • 12:30 萬年商業大棲
  • 13:00 北平一條龍餃子館
  • 15:00 猫空ロープウェイ
  • 15:30 金福茶園
  • 17:30 頂好
  • 19:30 龍鮑翅
  • 22:30 達摩動館

※写真はクリックで拡大します。



再訪台湾 / 2 日目(総統府&台北 101)

事前の天気予報だと、2 日目以降は雨とのことだったが、幸いにも 2 日目は晴れた。天気に恵まれるのは有り難い。

まずは朝食。台北駅の隣、西門駅の近くに、「ワンタン通り」と呼ばれるワンタン関連の店が集まった場所がある。その一角を占める「趙記菜肉餛飩大王」に入った。

肉ワンタンスープお店の看板メニューは、肉&野菜のワンタン。しかし、昨日食べすぎたせいか、重い食事は辛い状況。スープの方が食べられそうだったので、肉ワンタンスープ(鮮肉餛飩湯)の小をチョイス。

ワンタンにしっかりと肉が入っていて旨い。スープはセロリの効いた優しい風味。スープの味の系統は、日清麺の達人の塩味と方向性が似ていると言えば、分かってもらえるひともいるかと思う。

スープの薬効(?)で、疲れた胃も元気を回復。小といえどもワンタンは 5 個入っており、これがたったの 40 元(100 円)なんだから恐れ入る。

それにしても台湾って、大王って名前の店が多いよね。前回も排骨大王や牛乳大王に行ったし。

総統府趙記菜肉餛飩大王から少し歩くと、総統府がある。ここは午前中だけ中を観光できる。前回は入れなかったので、今回リベンジ。

総統府は文化財であるのと同時に、現在でも実務で使われている(日本の首相官邸に相当)ため、警備は厳重で、銃を持った憲兵が警護を行っている。また、中を観光するためには、パスポート提示の上、荷物チェックを受ける。

入館は無料。館内の自由見学はできないが、日本語ガイドによるツアーとなるので分かりやすい。

総統府2総統府の建物は日本統治時代に建てられたので、上から見ると漢字の「日」の形をしている。台湾のエレベーター第一号は総統府にできた。日本統治時代に疫病対策と高度教育が行われた(統治前の台湾人の平均寿命は疫病のせいで 30 歳弱)。などなどの歴史やうんちくを説明してくれる。

日本統治は端的に言えば植民地(関内展示でも「殖民地」と表記されていた)。なんで植民地化された台湾が親日なのか不思議だったのだが、功績も大きかったということなのだろう。日本の後に台湾を支配した中国の蒋介石がひどかったというのもあるかもしれない。

無料なのにガイド付きで、しかも記念ボールペンまでくれるという至れり尽くせりな総統府。今回の旅行で一番「観光」っぽかった場所かもしれない。

台北101続いて台湾観光名所の「台北 101」へ。台北 101 は 2008 年までは世界一の高さを誇った建築物で、現在でもビルとしては高さランキング 4 位をキープしている。前回の旅行では雨天により展望がイマイチだったが、今回はこちらもリベンジに成功。晴天で良い眺めだ。

窓の近くにはタッチパネル式のディスプレイが設置してあり、窓から見える建物が何なのかを表示してくれる。スクロールバーをスライドすると、時代を逆戻りして昔の写真を表示してくれたりと、なかなか凝ったシステムだ。

珊瑚の龍塔内では珊瑚の展示が行われていた。

珊瑚を削って凝った作品を作っている。

中には値札が付いている物もあったが、数百万円オーダーで、とても手が出る物では無い。

京鼎樓昼食は、鼎泰豐を追いかける有名店、京鼎樓。

京鼎樓の小籠包は 10 個 180 元で、鼎泰豐(190 元)よりわずかに安い。味は鼎泰豐と同じぐらい美味しいと思う(わずかに鼎泰豐の方が美味しいような気はする)。また、ミニ小籠包(写真右)があるのが特徴。

ただし、接客レベルは圧倒的に鼎泰豐が上。鼎泰豐はエンドレスティーシステムにより、お茶を飲み終わるとすぐに継ぎ足しに来てくれたり、生姜もすぐに補充してくれたりする。

なので総合的には鼎泰豐の方が好き。

電気街午後は台湾版のアキバを散策。忠孝新生駅の北側に光華数位新天地というビルがあり、ここに PC ショップや各種電気電脳ショップが集まっている。また、忠孝新生駅と華数位新天地の間にも、各種ショップが軒を連ねている。

思ったよりもパーツショップは少なく、完成品のパソコンを売っている店の方が多い。また、牛肉麺などの食べ物屋がそこらじゅうに紛れているのも秋葉と違う点だ。

看板は圧倒的に ASUS 関連が多い。同じ台湾でも GIGABYTE とかはあまり見かけない。ASUS だけ本社が台北なのかなぁ?

パーツ価格価格を見てみよう。

ASUS のマザーボード「P8H61-M/LE」は 1,990 元なのでおよそ 5,200 円。日本で今の価格を見てみると、価格.com の最安値でも 6,268 円なので、台湾の方がだいぶ安い。さすが地元製品。

しかし、外国製品だと逆に日本より高い物もある。Intel の Core i7 2600K は台湾だと 25,000 円ほどだが、日本なら 24,000 円ほどで買えてしまう。

カキアキバを後にして、士林夜市へ。

前回食べ損ねた蚵仔煎(カキ入りオムレツ)をたべてみた。卵の中から小粒の牡蠣が出てきて美味しいが、卵に絡まっているぶよぶよした半透明のやつ(おそらく小麦粉を溶いた物)が微妙。

タレは味噌系(甜麺醤とかそういうの?)で美味しい。

店員のお姉さんが「スース?」と話しかけてくるので何かと思ったら、卵より先に食べきってしまったタレ(ソース)をお代わりしてあげるということだった。なんと親切! 微妙に言葉が通じないのだが、一生懸命ジェスチャーで話してくれた。ホント台湾って、涙が出てくるほど親日だ。

今回の心残りは、前回絶賛だった原上海の肉まんを、たった 2 つしか食べられなかったこと。最低 5 個は食べる意気込みだったのに、お腹いっぱいすぎて入らなかった……。

北京ダック晩ご飯は前回と同じ天厨菜館で北京ダック。

もちろん三吃。丸ごと 1 羽を 3 種類(皮、肉、スープ)で出してくれる。3 人で食べるにはちょっと量が多いけど、旨いので完食。

一吃を注文するときっと皮だけが出てくるのだろうけど、そうすると、肉の部分はどうするんだろう? 他のお客の他の料理用に使い回すにも限度がありそうな気がするのだが。

北京ダック2右の写真は主に肉の部分。最初に皮が皿一面に来て、あらかた食べ終えると肉を持ってきてくれる。最後がスープ。

今回はおまけで、北京ダックともやしの炒め物も付けてくれた。もやしのあっさり感が良い口直しになる。

阿宗麺線食後の散歩では、阿宗麺線をチョイス。

そうめんなのでつるつる食べられる。鰹節(なのかな?)の味わいは日本人の口にもばっちり合う。

左上のちょっと色の濃い部分は、梅に似た風味のあるタレ(これも何とかジャンだとは思うが)で、このアクセントがまた良い。

ティッシュを欲しそうにしていた現地っ娘がいたので、ティッシュを取ってあげて、台湾人にささやかな親切のお返しをしておいた。

【 2 日目の行動範囲 】

2日目行動範囲およそ 40km。

【 2 日目に食べたもの 】
  • 鮮肉餛飩湯(40 元)
  • 京鼎樓:各種小籠包、空心菜など(370 元/1 人)
  • タピオカミルクティー(60 元)
  • 原上海生煎包(20 元)
  • 蚵仔煎(50 元)
  • ネギ肉巻(10 元)
  • 天厨菜館:北京ダック、空心菜など(600 元/1 人)
  • 阿宗麺線(45 元)

【 2 日目の旅程(時刻は日本時間) 】
  • 09:30 趙記菜肉餛飩大王
  • 10:00 総統府
  • 12:00 台北 101
  • 14:00 京鼎樓
  • 16:00 光華数位新天地(光華商場)
  • 17:00 士林夜市
  • 20:30 天厨菜館
  • 23:00 阿宗麺線

再訪台湾 / 1 日目(淡水)

以前に行った台湾旅行がとても良かったので、再び台湾に行ってきた。

今回は実質 3 日と短いので、台北のみの訪問。為替レートは、前回の 1 元(NT$)≒3.7 円に対し今回は 1 元≒2.6 円(台湾の空港で両替)と、だいぶ円高になってお得。

松山空港駅初日は羽田空港から松山空港へ。前回の成田→桃園よりも、日台共にアクセスが良い。松山空港は台北駅の近くにあり、MRT(鉄道)で 6 駅ほど(たぶん 20 分くらい)。MRT なので料金も安い(ちゃんと覚えていないけど日本円換算で 50 円くらい)。

松山空港を通る MRT 路線は「文湖線」という名称だが、この MRT は日本のゆりかもめに似ている。無人運転で、鉄道では無くタイヤで動いている。

もちろん、前回の経験を活かして、悠遊卡(ヨーヨーカー:台湾版 PASMO)は真っ先に購入している。

MRT はホームを含めて飲食禁止なのが要注意だ。食べ歩きしているとうっかり、食べたり飲んだりしてしまいそうになるが、かなり厳しく罰金を取られるとのこと。

鼎泰豐小籠包さて、台湾には昼下がりに到着したので、遅めの昼食。初日から点心の名店「鼎泰豐(ディンタイフォン)」を訪問。

肉汁あふれる小籠包は相変わらずうまい。一口で食べないと肉汁が漏れてしまう。

小籠包アップ今回は全種類の小籠包を制覇。オリジナル、カニ、鶏肉、海老、トリュフ。しかし、オリジナルが一番うまい。長年培ってきた完成形なのだろう。次いで鶏肉が好きかな。

鼎泰豐は日本にもあるが、日本だと小籠包は 1 個 137 円。台湾で食べれば 1 個 19 元(49 円)と、1/3 くらいの値段で食べられる。

いんげん挽肉小籠包以外では、いんげんと挽肉炒めがヒット。

日本のいんげんは食べるとキュッキュッってするが、台湾のいんげんはそうではなく、食感はししとうに近いかも。

味も、妙な青臭さが無くて美味しい。

淡水お腹がいっぱいになったところで、水辺の街、淡水へ。

ちょうど日暮れに訪れたら、左右で明るさが異なる、趣のある景色を見ることができた。

右の方は夕暮れに赤く染まる雲、左は闇が忍び寄る藍。

遊覧船が運航していて、おそらくは川の両側(写真の手前と奥)を結んでいるのだが、風がかなり強く、進行や接岸が大変そうだった。

淡水名物は、長~いソフトクリーム。ソフトクリーム明らかに巻きすぎなこのソフトクリーム、値段は安く、これで 20 元(50 円)だ。

友達が買って食べていたが、途中から溶けるアイスとの戦いになっていた。一番下に垂れたアイスを受けるビニール袋が付いていて、ある程度垂れても大丈夫なのだが、それ以前に、垂れたアイスが手に絡みついてベトベトになる。

レモンジュース片や自分はあっさりさっぱりのレモンジュース。砂糖を入れるかどうか聞いてくれたので、ノンシュガーにした。すっぱくて美味しい。

ビニール袋は萌えの風味だけど、これは日本の影響か?

紅燒蹄膀夕飯は、庶民派レストランの「你家我家客家菜」。名称だけ見ると、「おまえの物は俺の物」的ジャイアニズムを感じさせるが、店内の雰囲気は和やかで、地元民が楽しく食事をしている。

名物の紅燒蹄膀は、肉も高菜もしっかり味が染みた逸品。豚肉を柔らかく煮込んでいるので、雰囲気は角煮に近いが、もも肉なので、脂肪は層になっていない。

巨大さに驚くが、表面はぷるんぷるん、中は柔らかで、どんどん箸が進む。そして高菜がピリッとしていてまた旨く、良いアクセントになっている。

黄韮牛肉黄韮と牛肉の炒め物も旨かった。

黄韮目当てで注文したのが、黄韮と豚肉の炒め物だったのだが、店員さんが「牛肉の方が美味しい」というので、牛肉に変更。

別の日に別の店で黄韮豚肉を食べたのだが、こちらの黄韮牛肉の方が美味しかった。店員のレコメンドは GJ! 黄韮には牛肉、というのを学習した。

ちなみにこの店、メニューは写真無しなので、ひたすら漢字が並んでいる状態。内容が想像できないメニューの方が多い。しかし、食べきれないほどたくさん食べたのに、一人 1200 円弱と、格安だ(お酒を飲まなかったというのもあるが)。

門夜は台北駅とその隣の西門駅周辺を散策。

LED スクロールの電光掲示板が輝く派手派手しい門や、豪快なチキンステーキなどと出会った。

【 1 日目の行動範囲 】

1日目行動範囲およそ 60km。

飛行機に乗っている時はうまく GPS を拾えなかった。

また、地下鉄移動中も GPS は拾えないが、MRT は地下部分も多いので、移動量・移動軌跡はあまり正確ではない。

なお、GPS の軌跡は格安 GPS ロガー「GT-730FL-S」で拾っている。

【 1 日目に食べたもの 】
  • 機内食の昼食:煮魚など
  • 珈琲パン(30 元)
  • 鼎泰豐:各種小籠包、副菜(760 元/1 人)
  • レモンジュース(65 元)
  • 你家我家客家菜:紅燒蹄膀、客家小炒、薑絲大腸、黄韮牛肉炒め、麻婆豆腐、菜っ葉のスープ(440 元/1 人)
  • ミルクティー(15 元)
  • チキンステーキ(80 元)

【 1 日目の旅程(時刻は日本時間) 】
  • 15:00 松山空港
  • 16:30 鼎泰豐
  • 18:30 淡水散策
  • 20:30 你家我家客家菜
  • 22:30 台北散策

【 再訪台湾日記 】



北陸一人旅 / 4 日目(福井巡り)

焼き鯖寿司北陸旅行最終日は、福井のドライブ。

湖好きなので、三方五湖まで足を伸ばした。

途中の道の駅で、焼き鯖寿司を食べた。鯖の旨味がギュッとつまっており、旨い。ちなみに鯖はノルウェー産だ。

へしこも食べてみたが、味噌(なのか醤油なのか)に浸け過ぎちゃった漬け物みたいな感じで、こちらはお好みでない。味付けは遙か昔に食べた、からすみに似てるかも。

三方五湖の周辺はレインボーラインと呼ばれる展望道路(有料)があり、そこに行きたかったのだが、カーナビ操作がうまくいかなかった。レインボーラインの途中にある梅丈岳を目的地として登録したら、一般道で行くルートになってしまった。途中まで気づかず、U ターンで逆戻り。

そういえば、氷見うどんを食べに行った時は、草むらを走らされたが(こちらは何でなのか今でも原因不明)、それよりはマシだ。

若狭湾そんなハプニングはありつつも、レインボーラインに乗った。途中にビュースポットが用意されており、若狭湾(日本海)も眺めることができる。

ケーブルカー2駐車場からさらに、ケーブルカーで頂上へ。もしかしたら歩いて頂上までいけたのかもしれないが。

ケーブルカーとリフトは、共通券 800 円で往復乗車でき、どちらに乗っても構わない。帰りはリフトにしてみた。

見晴らし頂上からは 360 度の風景が楽しめる。

掘り出し物の鐘(の複製)が展示されている。貴重な品で、8 年かけて形状と音質を復元したとのこと。

縄文時代って書いてあるけど、縄文時代って金属あったんだっけか?

見晴らし2登ってきた道を眺めると、あ~ずいぶん登ったんだねぇ、ってのが実感できる。

この三方五湖、恋人同士で訪れるのをプッシュしていて、「恋人の聖地」って書いた碑が建ってるよ (ノд・。)

うな重三方五湖は、うなぎで有名らしい。天然のうなぎなんだとか。

というわけで、湖のほとりにある鰻屋(淡水)で昼食。うなぎの重箱(上)3,675 円。

うな重2良い値段するだけあって、臭みの無い柔らかな鰻を出してくれる。

脂のノリは程よく、ギトギトというわけではなく(たぶん時期的な問題だと思うが)、どちらかというと優しい感じの風合い。

皮の焼き加減が絶品で、こんがりなんだけど焼きすぎではなく、身とのバランスが非常に良かった。また食べたいなって思う。

一力高級感あふるる食べ物の次は、庶民派のラーメン。敦賀駅近辺までひとっ走り。

敦賀のラーメンは豚骨×鶏ガラで、店の形態としては屋台が主力。各店、バンなどで工夫を凝らした店構えを創り出しているらしい。

ただ、時間的に屋台の営業時間と合わなかったのと、屋台のラーメンって若干衛生面が心配という小心さもあって、通常の店舗を選択。

比較的あっさりのスープと、太めのしっかりした麺。胡椒が効いている。

そのまま食べてもかなり胡椒の風味が強いのだが、敦賀は胡椒文化なのか、良く来ていると思われるお客さんは最初からドバドバ胡椒を追加していた。

敦賀ラーメンは、味に凝りすぎていなくて、繰り返し食べても飽きなそうな感じがする。地元に欲しいラーメンだ。

福井まで戻ってレンタカーを返し、東海道新幹線で東京へ。

距離4 日間、美しい自然と、美味しい食べ物を満喫できた!

総移動距離はなんと 1750km。これはだいたい、鹿児島~仙台の距離と等しい。

気になったのは、北陸の人って車間距離がやたら狭い。最初は煽られているのかと思ったが、常に狭い模様。交差点のたびに「追突注意」って書いてあったけど、そりゃ、そんなに狭きゃ追突するわ。

かといって、スピードはそこまで出してるわけではないというか、むしろ関東より遅い気がする。

【 4 日目の行動範囲 】

GPS4激安 GPS ロガー「GT-730FL-S」による軌跡は右。

帰りの電車に乗るまで。

GPS4b帰りの電車。

合計でおよそ 730km。



【 4 日目に食べたもの 】
  • 簡単な朝食(パン)
  • 焼き鯖寿司
  • へしこおにぎり
  • うな重
  • 敦賀ラーメン
【 4 日目の旅程 】
  • 09:20 ホテル出発
  • 10:50 道の駅
  • 11:10 三方五湖レインボーライン
  • 11:40 梅丈岳山頂
  • 12:40 淡水
  • 14:10 一力
  • 16:00 福井駅周辺散策
  • 16:40 帰途
【 北陸一人旅 】

北陸一人旅 / 3 日目(能登半島~福井)

千枚田3 日目は金沢のホテルを出て、ひたすら北上ドライブ。能登半島へ。有料道路が ETC でなく、何度も料金所での支払いがあるのは大変だった。

目指したのは棚田(段々畑の田んぼバージョン)、千枚田。急で狭い斜面にぎっしりと田んぼが詰まっている。一瞬、お茶畑のように見えるが、紛れもない田んぼだ。

ブルーベリーソフトブルーベリーソフトクリームで一服。

地元の人たちが、足場を組む作業をしていた。

朝は天気が悪く、豪雨と言えるほどの雨だったが、千枚田に着く頃にはすっかり雨はやみ、晴れ間も見えてきた。天気に恵まれているのは非常にありがたい。

餅千枚田をあとにして南下し、途中ふらふら寄り道。道の駅で米っぽいおまんじゅうをつまむ。

ここでレンタカーについて少し。借りたのは日産のマーチで、アイドリングストップ(アイスト)機構が付いていた。交差点などで車が止まると、エンジンが自動的に停止する。ギアを N から D に入れたり、あるいは、ブレーキを放すとエンジンが再始動する。

最初はアイストって使いづらいかと思ったけど、意外と使い心地は悪くない。自分は信号待ちでギアを N にする派なので、発進時は D にすれば自動的にエンジンがかかるので、違和感なく発進できる。

ただ、脇道から大通りに出ようと思って一時停止している時もエンジンは止まってしまうので、そういう場合はちょっと気をつけないといけない。

アイストの効果もあってか、平均燃費は 15km 以上。高速道路よりも一般道の方が燃費が良い感じ。ガソリン車としては優秀なんじゃないだろうか。

千里浜なぎさドライブウェイドライブづくしの 3 日目、次は千里浜なぎさドライブウェイ。なんとここ、砂浜が道になっていて、車の通行が許可されているのだ。砂なのにタイヤが空転することなく、ちゃんと走れるのは不思議な気がする。

海水もきれいで、走っていて気持ちいい。

東尋坊さらに南下して東尋坊へ。ここは岩が削り取られてできた断崖絶壁。岩が積み上がっているのではなく、削り取られているので、独特の雰囲気がある。岩の上は割と歩きやすい。

絶壁岩場に柵はないので、先っちょぎりぎりまで歩いて行ける。その代わり、落ちたら多分命は無い。行くも行かぬも、己の判断と責任で。

椰子の実ジュース椰子の実ジュースを売っていたので飲んでみた。ライチやアロエに近いが、ちょっと味が薄い。珍しいものを飲めて満足だが、グラス一杯飲むのはちょっと辛い。

ヨーロッパ軒福井まで南下して、本日のドライブ終了。夕暮れが迫っていたが、駅周辺を散策。

福井と言えばこの店、ヨーロッパ軒。福井のカツ丼のリーディングカンパニーだ。

福井のカツ丼は卵とじでは無く、ウスターソースに浸けたカツが乗っている。

ヨーロッパ軒では定番のカツ丼の他に、メンチカツを乗せたパリ丼なるものもラインナップしている。カツ丼もパリ丼も気になるなぁと思っていたら、カツ&メンチ&海老フライの 3 種盛りがあったのでそれを注文。

写真で一番上に乗っているのがメンチ、一番下がカツ。

アツアツのカツに特製ソースが浸みているのが良い。メンチは平べったいのが特徴で、かじると、真ん中から上下に分離する。

でもやっぱり、カツ丼は卵とじの方がいいなぁ。

福井城址福井駅のすぐ近くに、福井城址がある。お堀に囲まれた内側は、現在は福井県警となっている。

おろしそば福井名物といえばの、越前おろし蕎麦ももちろん食べてきた。

写真がわかりづらいが、左上のがおろし入りのめんつゆ。

家庭でもそばに大根おろしを付けることはあると思うが、越前おろし蕎麦は、それとは一味も二味も違う。

大根は脇役ではなく、主役と言って良い。そばをつゆに浸けて食べると、大根の辛みというか、パンチが効いていて、ピリッとした風味に目が覚める。

これはクセになる旨さ!

そば単体で食べてみると、わりとのっぺりとしている。のっぺり感にアクセントを付けるために大根つゆが進化したのか、それとも、大根を活かすためにそばを抑えているのか、どちらなのかは分からないが、とにかく、この蕎麦と大根の相性は抜群だ。

蕎麦を食べたあとは、おとなしくホテルに戻った。もうちょっと散策したい気持ちもあったが、長時間のドライブでちょっとお疲れ。

【 3 日目の行動範囲 】

GPS3およそ 360km。

【 3 日目に食べたもの 】
  • ホテルの朝食(バイキング)
  • ブルーベリーソフトクリーム
  • お米のまんじゅう
  • ミックスグリル定食
  • 椰子の実ジュース
  • 海鮮お好み 4 種盛り丼
  • 3 種盛りスペシャルカツ丼(ヨーロッパ軒)
  • 越前おろし蕎麦(見吉屋)
【 3 日目の旅程 】
  • 08:20 ホテル出発
  • 10:50 千枚田
  • 11:30 道の駅
  • 12:50 昼食
  • 13:40 千里浜なぎさドライブウェイ
  • 16:20 東尋坊
  • 18:00 ホテル
  • 18:30 ヨーロッパ軒
  • 20:00 見吉屋


北陸一人旅 / 2 日目(トロッコ~富山)

トロッコ列車2 日目はトロッコ列車からスタート。

牽引役の 2 両の機関車と、後ろに続く 13 両の客車は、いずれも普通の電車よりもかなりコンパクト。

お城発電所お城のような形をした発電所や、猿専用の吊り橋などを眺めながら、のんびりと高度を上げていく。

雨模様の谷トロッコ乗車中、雨が降ってきた。

「自分が濡れないなら」という条件付きなら、実は雨は嫌いじゃない。晴れの時とはまた違う、趣のある景色を見ることができる。

自然の風景って、晴れの時は明るく元気な表情を見せ、雨の時は物憂げでまったりとした表情を見せる。どちらも好きだ。

エメラルドの川トンネルに入る直前の一枚。エメラルドグリーンの川がきれい。

崖終点の欅平(けやきだいら)で降り、付近を散策。

右は、せせりだした岩が人を食べているように見えることから、人喰い岩と名付けられた箇所。

川と山並みの中を歩くのは楽しい。

散策の時には雨は止んでおり、濡れずに楽しめた。

ぶり塩あぶり麓の駅まで戻ったあと、宇奈月をあとにして富山方面へ。

途中でお腹が空いたので、富山地方で(たぶん)有名な回転寿司チェーン、「きときと寿司」に立ち寄る。

基本的にお寿司は青身(秋刀魚とか鯵とか)が好きなのだが、ここでは白身が美味しかった。

写真はぶり塩あぶり。あぶった食感と塩の相性が良い。

はまちもうまかった。地物の魚も出してくれたりして、回転寿司なのにレベル高い。

ライトレール富山にはライトレールと呼ばれる次世代型路面電車が走っている。Wikipedia によれば、日本でいうライトレールは、専用軌道による定時性や、IC カードなどのハイテク性を備える路面電車とのこと。外国ではライトレールは違う意味らしい。

富山ブラックラーメンを食べてみたかったが、時間が合わずに断念。最初に行ったら中休みで、違う店に行こうとしたら途中で渋滞にはまった。中休みも終わっただろうと最初の店に戻ったら、30 分勘違いしていてまだ中休み。スケジュールが押していたので諦めた。

氷見うどん氷見うどんは食べられた。

氷見うどんは、なめらかな食感で、さらさらと食べられる。乾麺を戻したような感じに近い。讃岐のコシとは全く方向性が違うが、これはこれで美味しい。結構好き。

富山を通り抜けて、一日の締めは金沢の近江町市場。築地のような市場を想像していたのだがそうではなく、商店街のような感じ。

金沢カレーを食べたかったが、タッチの差で閉店になってしまった。まぁ、東京でもゴーゴーカレー(金沢カレーの一種)は食べられるのでダメージは少ない。

みそかつ丼代わって、みそかつ丼をチョイス。味噌が淡めの色で、野菜も載っている。名古屋のみそかつ丼とは一味違う。

が、やっぱりみそかつ丼はそれほど好物ではないな。

ちなみにこのみそかつ丼を出している麺丼やは、加賀野菜提供料理店に認定されていた。

特選地物入り丼続いて本命の海鮮。「地物入り・のどぐろ入り」に惹かれて近江屋伝兵衛に入ってみた。入店してちょっと驚いたのは、カウンターの壁がタッチパネルになっていて、これで注文すること。高価格帯の店にタッチパネルって、いまいちミスマッチな気がする。

特選地物入り丼は右のような感じ。

写真は旨そうに撮れているが、実際は違う。白身が若干ひからび気味で、写真では分かりづらいが奥の方はボリュームも少ない感じ。

味も良くなくて、いくらだけは美味しかったが、他は水っぽかったり薄かったり。これで 3,680 円は無い。

カジキソデ気を取り直してもう 1 軒。大友家という居酒屋のような雰囲気のお店。自分以外のお客さんは常連の人っぽかった。

カジキソデという聞き慣れない魚の刺身を食べてみた。見た目はマグロのトロにスジが入っているような感じ。味は、マグロの風味に白身の旨味を加えたような感じ。旨い。

ナメラ続いて、ナメラというやはり聞き慣れない魚の塩焼き。磯の魚だそうだ。程よく脂がのっており、ガラに近いところは結構ジューシー。遙か昔に食べたアイナメに味の感じが似ているかもしれない。こちらも旨い。

というわけで、旨い魚を堪能できて良かった。ただ、後から計算したら、どうも会計を間違えられて、多くお金払っている模様。

【 行動範囲 】

GPS2およそ 220km。

【 今回食べたもの 】
  • ホテルの朝食(バイキング)
  • きときと寿司
  • ぶっかけ氷見うどん(海津屋)
  • みそかつ丼
  • 特選地物入り丼
  • カジキソデ
  • ナメラ
【 2 日目の旅程 】
  • 09:00 トロッコ列車乗車(上り)
  • 10:30 欅平散策
  • 11:00 トロッコ列車乗車(下り)
  • 13:00 きときと寿司
  • 15:00 ライトレール見学
  • 17:50 氷見うどん
  • 19:20 近江町市場
  • 21:40 ホテル着

北陸一人旅 / 1 日目(黒部~宇奈月)

大糸線4 泊+前泊で北陸 3 県を巡ってきた。当初は復興支援も兼ねて東北にしようと思っていたのだが、電力が逼迫していて旅行どころではなさそうだったので変更(大丈夫という情報もあったがリスクではあるので)。

松本(長野)で前泊し、ローカル線(大糸線:JR 東日本なのに PASMO/Suica が使えなくてびっくり)と路線バス(といいつつ車両は観光バスを流用していた)を乗り継いで黒部ダム方面へ。

※写真はクリックで拡大できます。

関電トンネルトロリーバス黒部ダム管内は専用の交通機関を乗り継いで移動する。

まずは関電トンネルトロリーバス。バスという名前が付いているが、架線から電気をもらって動いているので、電車の仲間とのこと。車内はバスの装いだが、乗っている時の雰囲気(加減速の度合いや音など)は電車に近くて、なんだか不思議な乗り物。

黒部ダムトロリーバスを降りると、早速クライマックスの黒部ダムに到着。

階段を上って展望台までいくのだが、途中にわき水を飲めるスポットがあり、一休みできる。

天気予報は雨だったが、無事に晴れたので、良い景色を眺めることができた。

巨大なダムからダイナミックに放水される景観は圧巻。ほのかに虹が出ているのもまた良い。

放水放水を近くで見ると、右のような感じ。

黒部湖放水ばかりに目が行きがちだが、湖側の景色もまた良い。山々が折り重なり、湖に姿を映している。

立山ロープウェイ黒部ダムをあとにして、黒部ケーブルカー、立山ロープウェイ、立山トンネルトロリーバスと乗り継ぐと、室堂という高原に出る。

室堂周辺は、地獄谷やみくりが池を周遊する散策コースがあるが、今回はスルー。

時間に余裕が無いこともあり、どうせ歩くなら、周遊ではなく旅程を進めるコースをということで、高原を下るコース(室堂~弥陀ヶ原コース)をチョイス。このコース、ガイドブックには載っているのだが現地の案内が無く分かりづらい。少しだけ周遊コースをたどってから分岐する。

室堂分岐このコースの景色がまた良い。

木で縁取られた散策コースの両側に緑が広がっている。広々とした風景の先に小さく小屋が見えたりして、なんとも素敵なのである。

階段の隅に、たまに高山植物が生えていたりもする。

石畳途中、石で舗装されたところもあるのだが、こちらはアニメにでもでてきそうな雰囲気。

周遊コースにはそれなりに人がいたが、こちらのコースにはほとんど人がいなかった。しかし、是非こちらも歩いてみることをオススメしたい。

このコース、室堂~天狗平~天狗口~弥陀ヶ原となっているのだが、天狗平から先は、コースの両側からうっそうとした木がせせりだし、かき分けながらじゃないと進めなくなっていた。しかたがないので、天狗平までで進行をあきらめて立山高原バスに乗車。

弥陀ヶ原途中で切り上げた分、時間が余ったので、弥陀ヶ原でバスを降りて周遊コースを散策。弥陀ヶ原は湿原の中を木でコースが作られており、こちらもなかなか。

蝶々黒とオレンジの蝶々だか蛾だかわからない生き物(羽開いて止まっているから蝶々かな?)がたくさんいた。

どうやら自分の手を花と勘違いしたようで、手に止まってしきりにちゅーちゅー吸ってきた。蝶々の管がちょっと冷たかった。

再びバスに乗り、立山ケーブルカーと乗り継いで下山。

椅子移動その先は富山地方鉄道。この電車の椅子がすごい。新幹線のように進行方向を向いているタイプの椅子なのだが、背もたれを押すことによって、右の図のように背もたれだけがスライドして(座面は動かない)、結果的に椅子の向きを変えることができる。

新幹線などは椅子が回転するが、背もたれ移動とは新しい。

宇奈月グランドホテルバイキング電鉄富山駅まで移動してからレンタカーで宇奈月温泉へ。

ちょっと奮発して、ビジネスホテルではなく宇奈月グランドホテルに泊まったので、部屋が広々。温泉にものんびりとつかれた。

夕食はバイキングで、なかなか良かった。メニューはいろいろあるが、味はだいたい見た目に比例する。手羽先や鶏の濃厚焼きは旨く、ハマチもなかなか。一方、エビチリや麻婆豆腐はイマイチ。

大根と豚バラの煮込みが一番美味しかった。

夜は周辺を散策。宇奈月はわりと狭く、一時間ぐらいで巡れる。

宇奈月ダムまで散策する道があったのだが、夜間は通行止めになっていて行けなかったのは残念。

2011_08_23_北陸一人旅_前泊_02今回の旅行は GPS ロガー(現在位置を記録してくれるツール)を持って行った。前泊の軌跡は右のような感じ。移動距離はおよそ 250km。

高速バスでの移動で、新宿から松本まで、ずっと高速道路を走行している。

格安品の GPS ロガーだからか、やや精度に難があり、拡大してみるとちょっと道から外れていたりするのだが、実用上は十分ではある。

2011_08_24_北陸一人旅_黒部_宇奈月_011 日目の前半(立山まで)が右。

トンネルの中は GPS が効かないのでスイッチを切っている。

2011_08_24_北陸一人旅_黒部_宇奈月_021 日目の後半が右。

今にしてみると、すごくショートカットできそうな部分がある。

富山駅でレンタカーを借りたところが寄り道な感じだが、もしかして、ショートカットルート上にレンタカー屋があったりしたのかな。

1 日目の移動距離はおよそ 190km。



【 今回食べたもの 】
  • サンドイッチなどの朝食
  • おやき
  • パンなどの昼食
  • 富山塩生シュークリーム
  • 夕食バイキング
【 前泊の旅程 】
  • 21:30 新宿発、高速バス
  • 24:30 松本着、ホテルへ
【 1 日目の旅程 】
  • 06:30 松本発、大糸線
  • 08:00 信濃発、路線バス
  • 09:00 扇沢発、関電トンネルトロリーバス
  • 09:20 黒部ダム散策
  • 10:10 黒部ダム発、黒部ケーブルカー
  • 10:30 立山ロープウェイ
  • 10:50 立山トンネルトロリーバス
  • 11:00 室堂散策
  • 12:10 天狗平発、立山高原バス
  • 12:20 弥陀ヶ原散策
  • 13:50 弥陀ヶ原発、立山高原バス
  • 15:20 立山発、富山地方鉄道
  • 17:00 富山発、レンタカー
  • 18:10 宇奈月温泉着
  • 19:50 宇奈月温泉散策
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