以前にクロスバイクを買ったが、スピードが出しやすい反面、実用性に欠けるので、新たに自転車を購入した。
今回買ったのは、ブリヂストンの Villetta(ビレッタ)。通勤に最適な仕様を標榜する自転車だ。ラインナップは数種類あるが、そのうちのコンフォート(8 段変速)にした。今までのクロスバイク(Trek 7.5 FX)とスペックを比較すると、以下のような感じ。
スペックを見てみると、改めて、クロスバイクは「速く走ること」に特化していることが分かる。車重は軽く、オプションを追加してもたぶん 13kg くらいではないだろうか。シティサイクルと比べるとハンドルが少し前に位置するようになっており、前傾姿勢気味で速く走れる。
しかしクロスバイクは、公道を安全かつ実用的に走行するための装備が全く無く、オプションで追加したがやはり不便だった。かごは後ろにしか付かなくて、後ろだと荷物が落ちても気づかない。また、かごをつけると後ろの泥よけを付けることができず、路面が濡れていると背中が汚れる。ヘッドライトは電池式なので、定期的に電池を交換しなければならない。
一方のビレッタは、シティサイクルの中でもスペックは高め。とはいえ、やはり最高速はクロスバイクに完敗だ。まだ 10~20 分くらいしか乗っていないが、明らかに遅い。ハンドルが手前にあるので体重を掛けづらいし、ギア比も低速だ。
しかし逆に、加速はスムーズだ。クロスバイクは外装ギアなので、停車中にギアを変えることができない。停車前にギアを軽くしておかないと、重い状態で発車することになる。また、登坂の途中で重いギアが辛くなってギアチェンジしても、速度が遅くなっているのでなかなかギアが変わらない。ふと方向転換したくなった場合も同様だ。その点、ビレッタは内装ギアなので、停車中や低速走行中でも瞬時にギアチェンジでき、いつでも速度を自在にコントロールできる。
信号の少ない道路を長距離乗るにはクロスバイクが良いが、そうでないなら、総合的にはビレッタの方が便利だ。
ギアの段数は両者共に多すぎ。特にクロスバイクは、3×9=27 段あっても、前ギアは使わなかったので、事実上 9 段の運用をしていた。ビレッタも、最高の 8 段目よりさらに速い設定の 10 段目と、あとは 7 段目、3 段目、の合計 3 段がある感じがいいな。ちなみに、ビレッタには 3 段モデルもあるのだが、3 段モデルは LED テールライトじゃなかったので 8 段モデルにした。
スペック比較を見ると明らかなように、「走り」以外はビレッタの圧勝だ。ライトは理想的なハブダイナモ自動点灯方式。暗くなると自動的にライトが付き、ライトが付いている間もペダルが重くならない。発電型なので電池交換も不要だ。
クロスバイクは、後輪ブレーキが前輪ブレーキと同じなのが不安要素だった。ゴムでリムを挟む方式なので制動力が弱く、摩耗で性能が劣化する。ビレッタはハブブレーキだ。しかも、通常のシティサイクルで採用されているバンドブレーキよりも高性能なローラーブレーキとのこと。
ビレッタで特徴的なのは、なんとチェーンが無いこと。チェーンの代わりにゴムベルトを使っている。ゴムが伸びたりしないのかが不安要素だが、油を注さなくて良いので、スーツが汚れないというメリットがある。
まだちょっとしか乗っていないので、しばらく乗って慣れる必要があるね。
ちなみに、ビレッタと迷った機種にアルベルトロイヤルがある。こちらは通学用という触れ込みだ。
カタログを見ているだけだとビレッタとアルベルトの違いがイマイチわからないのだが、店員さんの話によると、アルベルトの方が上位機種とのこと。ビレッタよりも耐久性が高く(ステンレスフレームで、その分重い)、前輪にもローラーブレーキを採用している。
アルベルトもベルト方式なので、ベルト方式は実績があるようだ。その他の部分も含め「一度買ったらメンテナンスフリー」な高耐久自転車。ビレッタとアルベルトのベルトは全く同じでは無く、少し仕様が違うとのこと。
試乗したモデルが、ハンドルの形がちょっと曲がっていて、スピードが出しづらそうだったので、ハンドルがまっすぐなビレッタにした。アルベルトにもハンドルがまっすぐな型があるらしいので、もしそちらを試乗できていれば、アルベルトにしていたかもしれない。アルベルトもビレッタも種類が色々あるので、買う際は間違えないようにしないと。
ちなみに、アルベルトは定番商品で、毎年ニューモデルを春に売り出し、夏過ぎには売り切れてしまうらしい。
今回買ったのは、ブリヂストンの Villetta(ビレッタ)。通勤に最適な仕様を標榜する自転車だ。ラインナップは数種類あるが、そのうちのコンフォート(8 段変速)にした。今までのクロスバイク(Trek 7.5 FX)とスペックを比較すると、以下のような感じ。
Villetta(今回) | 7.5 FX(前回) | |
---|---|---|
メーカー | ブリヂストン | Trek |
型番 | Villetta COMFORT VC-BT (VC78BT) | 7.5 FX |
区分 | シティサイクル | クロスバイク |
タイヤサイズ | 27 インチ | 700(約 27 インチ) |
ギア | 内装 8 段 | 外装 27 段(3×9) |
フレーム | アルミ | カーボン+アルミ |
重量 | 18.3kg | 不明(オプション無しで 10.5kg くらい?) |
ヘッドライト | ハブダイナモ自動点灯式 LED | 無し(オプションで追加) |
テールライト | ソーラー自動点滅式 LED | 無し(オプションで追加) |
かご | 標準装備 | 無し(オプションで追加) |
ベル | 標準装備 | 無し(オプションで追加) |
どろよけ | 標準装備 | 無し(オプションで追加) |
スタンド | 標準装備 | 無し(オプションで追加) |
前輪ブレーキ | リムブレーキ | リムブレーキ |
後輪ブレーキ | ハブブレーキ | リムブレーキ |
チェーン | ベルト | チェーン |
売価 | 約 58,000 円 | 96,000 円 |
スペックを見てみると、改めて、クロスバイクは「速く走ること」に特化していることが分かる。車重は軽く、オプションを追加してもたぶん 13kg くらいではないだろうか。シティサイクルと比べるとハンドルが少し前に位置するようになっており、前傾姿勢気味で速く走れる。
しかしクロスバイクは、公道を安全かつ実用的に走行するための装備が全く無く、オプションで追加したがやはり不便だった。かごは後ろにしか付かなくて、後ろだと荷物が落ちても気づかない。また、かごをつけると後ろの泥よけを付けることができず、路面が濡れていると背中が汚れる。ヘッドライトは電池式なので、定期的に電池を交換しなければならない。
一方のビレッタは、シティサイクルの中でもスペックは高め。とはいえ、やはり最高速はクロスバイクに完敗だ。まだ 10~20 分くらいしか乗っていないが、明らかに遅い。ハンドルが手前にあるので体重を掛けづらいし、ギア比も低速だ。
しかし逆に、加速はスムーズだ。クロスバイクは外装ギアなので、停車中にギアを変えることができない。停車前にギアを軽くしておかないと、重い状態で発車することになる。また、登坂の途中で重いギアが辛くなってギアチェンジしても、速度が遅くなっているのでなかなかギアが変わらない。ふと方向転換したくなった場合も同様だ。その点、ビレッタは内装ギアなので、停車中や低速走行中でも瞬時にギアチェンジでき、いつでも速度を自在にコントロールできる。
信号の少ない道路を長距離乗るにはクロスバイクが良いが、そうでないなら、総合的にはビレッタの方が便利だ。
ギアの段数は両者共に多すぎ。特にクロスバイクは、3×9=27 段あっても、前ギアは使わなかったので、事実上 9 段の運用をしていた。ビレッタも、最高の 8 段目よりさらに速い設定の 10 段目と、あとは 7 段目、3 段目、の合計 3 段がある感じがいいな。ちなみに、ビレッタには 3 段モデルもあるのだが、3 段モデルは LED テールライトじゃなかったので 8 段モデルにした。
スペック比較を見ると明らかなように、「走り」以外はビレッタの圧勝だ。ライトは理想的なハブダイナモ自動点灯方式。暗くなると自動的にライトが付き、ライトが付いている間もペダルが重くならない。発電型なので電池交換も不要だ。
クロスバイクは、後輪ブレーキが前輪ブレーキと同じなのが不安要素だった。ゴムでリムを挟む方式なので制動力が弱く、摩耗で性能が劣化する。ビレッタはハブブレーキだ。しかも、通常のシティサイクルで採用されているバンドブレーキよりも高性能なローラーブレーキとのこと。
ビレッタで特徴的なのは、なんとチェーンが無いこと。チェーンの代わりにゴムベルトを使っている。ゴムが伸びたりしないのかが不安要素だが、油を注さなくて良いので、スーツが汚れないというメリットがある。
まだちょっとしか乗っていないので、しばらく乗って慣れる必要があるね。
ちなみに、ビレッタと迷った機種にアルベルトロイヤルがある。こちらは通学用という触れ込みだ。
カタログを見ているだけだとビレッタとアルベルトの違いがイマイチわからないのだが、店員さんの話によると、アルベルトの方が上位機種とのこと。ビレッタよりも耐久性が高く(ステンレスフレームで、その分重い)、前輪にもローラーブレーキを採用している。
アルベルトもベルト方式なので、ベルト方式は実績があるようだ。その他の部分も含め「一度買ったらメンテナンスフリー」な高耐久自転車。ビレッタとアルベルトのベルトは全く同じでは無く、少し仕様が違うとのこと。
試乗したモデルが、ハンドルの形がちょっと曲がっていて、スピードが出しづらそうだったので、ハンドルがまっすぐなビレッタにした。アルベルトにもハンドルがまっすぐな型があるらしいので、もしそちらを試乗できていれば、アルベルトにしていたかもしれない。アルベルトもビレッタも種類が色々あるので、買う際は間違えないようにしないと。
ちなみに、アルベルトは定番商品で、毎年ニューモデルを春に売り出し、夏過ぎには売り切れてしまうらしい。