手札を駆使して領地を広げていくカードゲーム「ドミニオン」が面白い。

前知識ゼロで臨んだのだが、友達にルールを教わりながらでも楽しめ、結局、半日ずっと遊んでいた。

Dominionカードは「お金(財宝)」「領地(勝利点)」「アイテム(王国)」の 3 種類がある。

ゲーム開始時、各プレイヤーは、1 円札 7 枚、1 ヘクタール領地札 3 枚の、合計 10 枚を持っている。

1 ターンで 5 枚のカードを使い、場に出ているいろいろなカードを買っていく。場には、高額なお金札や、広い領地札の他に、様々な効果を発揮するアイテム札がある。消費したカードは手札がなくなった時点ですべて蘇り、再び使えるようになる。

最終的には領地の広さで勝敗が決まるので、領地札をたくさん買わなければいけないのだが、いきなり広大な領地は買えないので、アイテム札を駆使することになる。追加でカードを使えるアイテム、他人の手札を削るアイテムなど、どのアイテムを集めるか、で人それぞれ戦略ががらりと変わる。

ドミニオンで特徴的なのは、手札 10 枚(買い物するごとにどんどん増えていく)のうち好きな 5 枚を選んで使えるのではなく、シャッフルして運任せで 5 枚を出すところ。一見嫌なシステムだが、好きな 5 枚を選べてしまうと、攻守がワンパターン化し、最初にリードした人がずっと優位になってしまうので、シャッフルシステムは絶妙なゲームバランスを保つのに役立っていると思う。

領地の広さで勝敗が決まると書いたが、領地もカードの一種であるわけで、手札の 5 枚の中に当然登場する。しかし、領地は手札として使った時はまったく何の役にも立たない。ここにジレンマがあり、どのタイミングで領地を増やすか、も重要だ。

考え出すとキリはないが、初めてでもワイワイ楽しめるイージーな面もある。

ドミニオンの雰囲気はマジック・ザ・ギャザリング(MTG)に似ている(たぶん)が、みんな同じデッキでゲーム開始になる(=予めお金を払ってデッキを買う必要が無い)のも特徴の一つだろう。

これはまたやりたい。