最近、辛いラーメンを食べる機会が多かった。

Orochonまずは、京王線府中駅近くにある「満てん房」の「オロチョン地獄ラーメン(二丁目)」800 円。

オロチョン地獄ラーメンは一丁目から三丁目まであり、三丁目が一番辛い設定。初めてなので、真ん中の二丁目にした。

赤くドロドロのスープが確かに地獄を連想させるラーメン。見た目ほど辛くはなく、これなら三丁目でも余裕だったのではと思うくらいだが、汗は出てくる。また、辛いのが得意ではないという友人は食べるのに苦労していたので、辛いのが苦手な人にはお勧めできないレベル。

味は結構好きなんだけど、納豆を加熱したような臭いがあり、総合判定ではちょっと……というところ。

Kurenaiつづいて、同じく京王線府中駅近くにある「麺創研かなで 紅 -KURENAI-」の「紅らーめん」(790 円)。写真は温玉(50 円)トッピング。

たっぷりの野菜とバラ肉が盛られており、写真ではちょっと分かりづらいが、結構ボリュームがある。

その下から覗いている赤いスープはそれなりに辛く、ほんのり甘みのある野菜とのコントラストが良い。バラ肉もしっかりと旨味がある。

麺も特徴的で、乱切りと呼ばれる太さの一定しない麺を使用している。とはいえ全体的には太めかつしっかりした麺で、辛いスープをしっかりと絡めて戴ける。辛味噌を溶かすタイミングで、いろんな味が楽しめるのも良い。

このラーメン、辛いだけではなく、スープ、麺、具のバランスが非常に良いと思う。辛さの方向性も好みで、府中駅付近のラーメン屋の中で一番好きかもしれない。

OniKurenai紅らーめんがとても美味しかったので、ふたたびかなでを訪れ、今度は最辛の「鬼紅らーめん」(890 円)に挑戦してみた。

見た目からして明らかに、ノーマル紅より赤い。断然赤い。

が、実際の辛さは、見た目ほどはアップしていない。

それよりも驚くのが、ものすごいゴマ油感。写真では分かりづらいが、もうギトンギトンで、ゴマ油のたまり場と化している。さすがにこれは多すぎるんじゃないか。

やっぱりバランスって大事だね、ということで、俺的にかなでは、ノーマル紅のためのラーメン店と認定。

Nakamoto最後は新宿にある「蒙古タンメン 中本」の「蒙古タンメン」(770 円)。

味噌ラーメンの上にあんかけ辛子麻婆豆腐が載っている個性的なラーメン。

個人的にはイマイチ。あんかけの食感がもやもやしており、辛さよりもむしろその妙な感触が印象に残ってしまった。麺もあんまり好きではない水分多めっぽいやつ。なので全体的にふにゃっとした感じ。

しかし、同じ辛いラーメンというジャンルでも、それぞれ方向性が全く違うというのが面白い。ラーメンってすごい食べ物というか、文化だよね。