2011年09月

2011 年上半期に読み終わった本

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【 読了分 】

  • テンペスト《上下巻》(池上永一)……琉球王国の危機に、一人の少女が生まれる。ずばぬけた頭脳で役人試験を突破するが、政治の世界は女子禁制。宦官と偽って仕官する。島流しの逆境も乗り越え、時には男、時には女として琉球を導く大長編!
  • ログ・ホライズン《第 1 巻》(橙乃ままれ)……オンライン PRG の中に閉じ込められてしまった主人公達がサバイバルする。「コマンド一発」とはいかないリアルな行動に戸惑いながらも、鋭い戦術で勝利を勝ち取っていく。
  • D 列車で行こう(阿川大樹)……廃線寸前のローカル鉄道に魅せられた一般人が、お節介にも鉄道会社の経営再建に乗り出す。数々のイベントを工夫して集客する中で、社員・地元民・遠くの若者など、いろんな人の「楽しみ」を掘り起こしていく。
  • ジェットコースターにもほどがある(宮田珠己)……ジェットコースターに乗りに行くために海外にまで行ってしまう、ジェットコースターマニアの体験記。ノリの良い文体とわけのわからないこだわりに、思わず笑ってしまう。スーパーマンのようなスタイルで飛んでいくジェットコースターなど、さまざまなタイプやうんちくが紹介されており、乗りに行きたくなる。
  • 名前探しの放課後《上下巻》(辻村 深月)……学校の誰かが自殺する。自殺直後から 3 ヶ月前にタイムスリップしたので、自殺は確実なのだが、誰が自殺するかは覚えていない……。自殺者を発見し、自殺をやめさせるために絆を作っていく。最後の急展開を含め、常に目が離せない作品。
  • ふたりの距離の概算(米澤穂信)……突然部活を辞めてしまった新入生。仮入部してわずかの期間、彼女に一体何があったのか? マラソン大会というわずかな時間で推理を繰り広げる主人公。思考、そしてタイミング。時差スタートのマラソンでうまく彼女に接触しなければ……。
  • 華麗なる欺き(新堂冬樹)……詐欺は芸術。スマートに欺くことをモットーにしている主人公が、マリー・アントワネットの首飾りに目を付けた。ところが、調査を進めるうちに、別の大物詐欺師も同じお宝を狙っていることが判明。詐欺師同士、そして、コワ~いヤクザなども入り乱れての争奪戦。果たして、ポリシーを貫き通しながらお宝をゲットできるのか?
  • 暴走ボーソー大学(山之口洋)……お気楽極楽な大学が、突然閉鎖に。卒業できなきゃ就職もままならない。どうにか存続させられないのか? しかしどうやら、この廃校騒動には裏がありそうだ。土地に絡む莫大な利権。1 つの学校だけで終わる話では無い。どう立ち向かう?
  • 放課後はミステリーとともに(東川篤哉 )……霧ヶ峰涼というエアコンみたいな名前の探偵部員が主人公のミステリー短編集。霧ヶ峰涼のトンデモ推理の後に真実が明かされる二段構えの謎解きになっている。ボケ要素多数あり。
今期はどれも面白かった。なかでもテンペストはスケールも大きく読み応えがあり、今期の本格小説ではベスト。名前探しの放課後は途中経過も最後の急展開も引き込まれる。ふたりの距離の概算はキーマンに 1 度ずつしか接触できないというタイミングのシビアさがスパイスになっている。

【 途中でやめた 】

1 つくらいあった気がするけど忘れた。

【 過去に読んだ作品 】



ラム食べ放題

北海道で食べたジンギスカンをふと思い出したのか、無性にラム肉が食べたくなってしまった。

ネットでジンギスカンを探してみたら、すすきのジンギスカンなる店を発見。場所ははるばる関内。遠いが、ラムの魅力に負けてそこに行くことにした。自分も遠いが、一緒に行くメンバーはもっと遠い。正直すまんかった。

食べ放題だが、久しぶりのラムはなかなか旨い。肩ロースとラムロールの 2 種類があって、肩ロースは厚めのしっかりした味、ラムロールはハムの薄切りみたいな感じであっさりしている。ロースの方がうまいが、ロールの方が後半戦でもたくさん食べられる。

接客が感じ悪いし、タレも薄いので、必ずしも印象は良くないのだが、普段あまり食べられないラムをお腹いっぱい食べることができたのは満足。


北陸一人旅 / 4 日目(福井巡り)

焼き鯖寿司北陸旅行最終日は、福井のドライブ。

湖好きなので、三方五湖まで足を伸ばした。

途中の道の駅で、焼き鯖寿司を食べた。鯖の旨味がギュッとつまっており、旨い。ちなみに鯖はノルウェー産だ。

へしこも食べてみたが、味噌(なのか醤油なのか)に浸け過ぎちゃった漬け物みたいな感じで、こちらはお好みでない。味付けは遙か昔に食べた、からすみに似てるかも。

三方五湖の周辺はレインボーラインと呼ばれる展望道路(有料)があり、そこに行きたかったのだが、カーナビ操作がうまくいかなかった。レインボーラインの途中にある梅丈岳を目的地として登録したら、一般道で行くルートになってしまった。途中まで気づかず、U ターンで逆戻り。

そういえば、氷見うどんを食べに行った時は、草むらを走らされたが(こちらは何でなのか今でも原因不明)、それよりはマシだ。

若狭湾そんなハプニングはありつつも、レインボーラインに乗った。途中にビュースポットが用意されており、若狭湾(日本海)も眺めることができる。

ケーブルカー2駐車場からさらに、ケーブルカーで頂上へ。もしかしたら歩いて頂上までいけたのかもしれないが。

ケーブルカーとリフトは、共通券 800 円で往復乗車でき、どちらに乗っても構わない。帰りはリフトにしてみた。

見晴らし頂上からは 360 度の風景が楽しめる。

掘り出し物の鐘(の複製)が展示されている。貴重な品で、8 年かけて形状と音質を復元したとのこと。

縄文時代って書いてあるけど、縄文時代って金属あったんだっけか?

見晴らし2登ってきた道を眺めると、あ~ずいぶん登ったんだねぇ、ってのが実感できる。

この三方五湖、恋人同士で訪れるのをプッシュしていて、「恋人の聖地」って書いた碑が建ってるよ (ノд・。)

うな重三方五湖は、うなぎで有名らしい。天然のうなぎなんだとか。

というわけで、湖のほとりにある鰻屋(淡水)で昼食。うなぎの重箱(上)3,675 円。

うな重2良い値段するだけあって、臭みの無い柔らかな鰻を出してくれる。

脂のノリは程よく、ギトギトというわけではなく(たぶん時期的な問題だと思うが)、どちらかというと優しい感じの風合い。

皮の焼き加減が絶品で、こんがりなんだけど焼きすぎではなく、身とのバランスが非常に良かった。また食べたいなって思う。

一力高級感あふるる食べ物の次は、庶民派のラーメン。敦賀駅近辺までひとっ走り。

敦賀のラーメンは豚骨×鶏ガラで、店の形態としては屋台が主力。各店、バンなどで工夫を凝らした店構えを創り出しているらしい。

ただ、時間的に屋台の営業時間と合わなかったのと、屋台のラーメンって若干衛生面が心配という小心さもあって、通常の店舗を選択。

比較的あっさりのスープと、太めのしっかりした麺。胡椒が効いている。

そのまま食べてもかなり胡椒の風味が強いのだが、敦賀は胡椒文化なのか、良く来ていると思われるお客さんは最初からドバドバ胡椒を追加していた。

敦賀ラーメンは、味に凝りすぎていなくて、繰り返し食べても飽きなそうな感じがする。地元に欲しいラーメンだ。

福井まで戻ってレンタカーを返し、東海道新幹線で東京へ。

距離4 日間、美しい自然と、美味しい食べ物を満喫できた!

総移動距離はなんと 1750km。これはだいたい、鹿児島~仙台の距離と等しい。

気になったのは、北陸の人って車間距離がやたら狭い。最初は煽られているのかと思ったが、常に狭い模様。交差点のたびに「追突注意」って書いてあったけど、そりゃ、そんなに狭きゃ追突するわ。

かといって、スピードはそこまで出してるわけではないというか、むしろ関東より遅い気がする。

【 4 日目の行動範囲 】

GPS4激安 GPS ロガー「GT-730FL-S」による軌跡は右。

帰りの電車に乗るまで。

GPS4b帰りの電車。

合計でおよそ 730km。



【 4 日目に食べたもの 】
  • 簡単な朝食(パン)
  • 焼き鯖寿司
  • へしこおにぎり
  • うな重
  • 敦賀ラーメン
【 4 日目の旅程 】
  • 09:20 ホテル出発
  • 10:50 道の駅
  • 11:10 三方五湖レインボーライン
  • 11:40 梅丈岳山頂
  • 12:40 淡水
  • 14:10 一力
  • 16:00 福井駅周辺散策
  • 16:40 帰途
【 北陸一人旅 】

北陸一人旅 / 3 日目(能登半島~福井)

千枚田3 日目は金沢のホテルを出て、ひたすら北上ドライブ。能登半島へ。有料道路が ETC でなく、何度も料金所での支払いがあるのは大変だった。

目指したのは棚田(段々畑の田んぼバージョン)、千枚田。急で狭い斜面にぎっしりと田んぼが詰まっている。一瞬、お茶畑のように見えるが、紛れもない田んぼだ。

ブルーベリーソフトブルーベリーソフトクリームで一服。

地元の人たちが、足場を組む作業をしていた。

朝は天気が悪く、豪雨と言えるほどの雨だったが、千枚田に着く頃にはすっかり雨はやみ、晴れ間も見えてきた。天気に恵まれているのは非常にありがたい。

餅千枚田をあとにして南下し、途中ふらふら寄り道。道の駅で米っぽいおまんじゅうをつまむ。

ここでレンタカーについて少し。借りたのは日産のマーチで、アイドリングストップ(アイスト)機構が付いていた。交差点などで車が止まると、エンジンが自動的に停止する。ギアを N から D に入れたり、あるいは、ブレーキを放すとエンジンが再始動する。

最初はアイストって使いづらいかと思ったけど、意外と使い心地は悪くない。自分は信号待ちでギアを N にする派なので、発進時は D にすれば自動的にエンジンがかかるので、違和感なく発進できる。

ただ、脇道から大通りに出ようと思って一時停止している時もエンジンは止まってしまうので、そういう場合はちょっと気をつけないといけない。

アイストの効果もあってか、平均燃費は 15km 以上。高速道路よりも一般道の方が燃費が良い感じ。ガソリン車としては優秀なんじゃないだろうか。

千里浜なぎさドライブウェイドライブづくしの 3 日目、次は千里浜なぎさドライブウェイ。なんとここ、砂浜が道になっていて、車の通行が許可されているのだ。砂なのにタイヤが空転することなく、ちゃんと走れるのは不思議な気がする。

海水もきれいで、走っていて気持ちいい。

東尋坊さらに南下して東尋坊へ。ここは岩が削り取られてできた断崖絶壁。岩が積み上がっているのではなく、削り取られているので、独特の雰囲気がある。岩の上は割と歩きやすい。

絶壁岩場に柵はないので、先っちょぎりぎりまで歩いて行ける。その代わり、落ちたら多分命は無い。行くも行かぬも、己の判断と責任で。

椰子の実ジュース椰子の実ジュースを売っていたので飲んでみた。ライチやアロエに近いが、ちょっと味が薄い。珍しいものを飲めて満足だが、グラス一杯飲むのはちょっと辛い。

ヨーロッパ軒福井まで南下して、本日のドライブ終了。夕暮れが迫っていたが、駅周辺を散策。

福井と言えばこの店、ヨーロッパ軒。福井のカツ丼のリーディングカンパニーだ。

福井のカツ丼は卵とじでは無く、ウスターソースに浸けたカツが乗っている。

ヨーロッパ軒では定番のカツ丼の他に、メンチカツを乗せたパリ丼なるものもラインナップしている。カツ丼もパリ丼も気になるなぁと思っていたら、カツ&メンチ&海老フライの 3 種盛りがあったのでそれを注文。

写真で一番上に乗っているのがメンチ、一番下がカツ。

アツアツのカツに特製ソースが浸みているのが良い。メンチは平べったいのが特徴で、かじると、真ん中から上下に分離する。

でもやっぱり、カツ丼は卵とじの方がいいなぁ。

福井城址福井駅のすぐ近くに、福井城址がある。お堀に囲まれた内側は、現在は福井県警となっている。

おろしそば福井名物といえばの、越前おろし蕎麦ももちろん食べてきた。

写真がわかりづらいが、左上のがおろし入りのめんつゆ。

家庭でもそばに大根おろしを付けることはあると思うが、越前おろし蕎麦は、それとは一味も二味も違う。

大根は脇役ではなく、主役と言って良い。そばをつゆに浸けて食べると、大根の辛みというか、パンチが効いていて、ピリッとした風味に目が覚める。

これはクセになる旨さ!

そば単体で食べてみると、わりとのっぺりとしている。のっぺり感にアクセントを付けるために大根つゆが進化したのか、それとも、大根を活かすためにそばを抑えているのか、どちらなのかは分からないが、とにかく、この蕎麦と大根の相性は抜群だ。

蕎麦を食べたあとは、おとなしくホテルに戻った。もうちょっと散策したい気持ちもあったが、長時間のドライブでちょっとお疲れ。

【 3 日目の行動範囲 】

GPS3およそ 360km。

【 3 日目に食べたもの 】
  • ホテルの朝食(バイキング)
  • ブルーベリーソフトクリーム
  • お米のまんじゅう
  • ミックスグリル定食
  • 椰子の実ジュース
  • 海鮮お好み 4 種盛り丼
  • 3 種盛りスペシャルカツ丼(ヨーロッパ軒)
  • 越前おろし蕎麦(見吉屋)
【 3 日目の旅程 】
  • 08:20 ホテル出発
  • 10:50 千枚田
  • 11:30 道の駅
  • 12:50 昼食
  • 13:40 千里浜なぎさドライブウェイ
  • 16:20 東尋坊
  • 18:00 ホテル
  • 18:30 ヨーロッパ軒
  • 20:00 見吉屋


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